Sue's Blog

クリスチャンでセクシャルマイノリティのSueのひとりごとやGay Lesbian human rightsリンク集

旅のはじまり

2005-09-17 | 自分のこと
今日、やっとスタートラインにたったような気がする。
これからセクシャルマイノリティとしての新たな旅が始まるんだ。

大学のLGBT担当者はとてもFreindlyな男性だ。もちろん彼はゲイ。
これまで誰にも語ったことがなかった私のプライベートなことを全部話せた。
子どものときから違和感を感じて生きてきたこと、彼女と暮らしてきたこと、別れたこと、クリスチャンとレズビアンの狭間で悩んできたこと・・・。

そのすべてを理解してくれた。
こんなに楽に話せたのは初めてだった。辛かったことなどを語りながら思わず泣いてしまった。そして思いきっり泣いたからか、すべてを受け止めてもらった気がして吹っ切れた。

ひと通り話し終わると、彼はさっそく私に年代が近くゲイをオープンにしているスタッフを紹介してくれた。
さらにいろんな情報を教えてくれて、今夜5時と8時に「Trans Generation」という映画会をやるから来ないかと誘われた。
もっとたくさんの人を紹介してあげられるよって言われたけど、あれよあれよという間にいろんな人に会ってちょっと困惑気味の私はその場で「Yes」と言えなかった。

でもしばらく時間が経って冷静になると、ちょっと行ってみたい気になった。せっかくの機会だし、どんな人たちが来るのか行かなきゃわからんと思い立った。

夜8時からの映画会、すでに25~6名の学生、スタッフが集まっていた。
映画は4人のトランスセクシャルの学生のドキュメンタリー。家族や友人との関係を背景に彼らのつらい思いや悩み、そして彼らの決断がひしひしと伝わってくる内容だった。集まっているメンバーもみんな何がしか同じような思いや悩みを抱えているからこそ映画の中の主人公の思いに共感できる。

そして映画が終わったあとにまた別のスタッフを紹介してもらう。
こうやってひとりまたひとりと新たな人たちに会って、少しずつコミュニティの中に入っていくのだろう。

始めての集まり。でも私はここにいていいんだと実感した。
それだけでとても気持ちが楽になった。
私はこのコミュニティにいていいんだと・・・

今日から私のあらたな旅がはじまる