そこから再びシェーンブルン宮殿の方に向かったのですが、通りの名をみるとGloriettegasseとあったので、高台に建つグロリエッテに出るだろうと、その道を進みました。グロリエッテのカフェでコーヒーを飲みたかったのですが、怜子が何も飲みたくないと言うので宮殿に向かって降りました。宮殿には既に大勢の観光客がおり、降りて行く途中、日本人の若者二人からシャッターを切って貰えないかと頼まれたのですが、何故、最近はVサインをするのでしょうか。それを見て居た外国人グループからも頼まれ、暫くは写真屋を勤めました。こう言う場合、デジカメは便利ですね。撮った写真を液晶画面で見て、気に入ったかどうか確認出来ますから。写真を依頼する人の傾向は大体、背景に入れたいものの直ぐ前に立つことです。例えば大きな建物の全体を入れると人物は小さくなってしまうのに。何時も、「もっと前にいらっしゃい」と声をかけ、撮った後で、「これで良い?」と聞くと「Great」などの返事が聞かれます。