地域通貨を始めたい方に(地域通貨千夜一夜物語)

1999.2.14からの経験を基に、コミュニティービジネスとして地域通貨(LETS)導入のお手伝いをします。

南三陸町モデルの復興

2011-05-27 13:22:55 | Weblog
19~21年統計にある数字をまとめると
町内総生産400億、内一次産業47億、二次産業63億、3次産業290億です。
町民所得340億、内雇用者報酬250億、
企業所得は72億。
農業産出額17億。

漁業
水揚げ17億、養殖漁業42億、(内ボイルわかめ10億、ギンザケ13億)天然うに、あわび3.5憶
動力船400隻、トン数2000t 5tの船で操業している。船外機船900隻

商業観光売上200億

漁業の町ではあるが、漁船からの水揚げ自体よりも、養殖物の加工販売が街を支えている。
町民の皆さんに聞くと、殆どの人が津波に襲われた土地に住みたくないと言う。当然住まいは高いところに造ることになる。多くの付加価値工数が高いところにあることになる。それなら原材料である漁獲を工数が沢山控えている高台に運んだらどうか。ただ運ぶだけでは面白くないから、漁船が入港したらパレットに載せて、インクライン方式で高台に引き揚げてしまおう。三陸鉄道や国道45号の上を船が登って行くのは、悪夢の再来になるかもしれませんが、観光資源にはもってこいです。

牡蠣を剥く人も、わかめをゆでる人も、うにを殻から外す人も、すり身を造る人も、かまぼこやさんも、自宅から歩いて行けるところで作業をすることが出来ます。魚を獲ることを能率的にやることも大事ですが、二次的な仕事で獲るよりも稼ぐ部分を合理化する方がビジネスとしては正当性があります。

最初は、魚槽をコンテナーにして漁船から引き抜いて、トラックで高台に運ぶことを考えたのですが、5tぐらいの漁船なら改造しないで、船ごと岡に上げてしまった方が芝居になりそうです。大漁旗をなびかせて、漁船の山登りなんか乙ですよ。造船所も岡の上に造って、町の人たち皆が祝福して見ている進水式を、インクラインを使ってやったら晴れがましいですね。

それでは津波にやられた平地はどうするか?
ひまわり、菜種、大豆、等の搾油が出来る作物畑にして、この地の漁船は石油を燃さないことにします。養殖の海をきれいにするために、下水浄化設備を高台下に設けて、生活排水、魚加工排水残滓等から有機肥料の製造、中水の製造をして、海にきれいな水を流すようにします。

今の宅地は400haありますが、10年後には人口が半分になるでしょうから、200haの計画であれば出来る範囲と思います。
****************************
村山 和彦 murayama@seaple.ne.jp http://www1.seaple.ne.jp/murayama/
ピーナッツクラブ事務局090-4702-8082
ピーナッツクラブ西千葉 http://blog.goo.ne.jp/amigo-kaiho/
東北のまちづくり、村おこしに(株)都市整備 http://www.toshi-seibi.com/
**************************** 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。