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君のいる場所

春も夏も秋も冬も
    昼も夜も
君がいればしあわせ

面白い本の読み方

2012-05-18 | book
本屋さんの棚に

未読の大好きな著者『本田孝好』の文庫を発見

迷わず購入

読んでいるうちに・・・

#病院?清掃員?神田?

見覚えのある登場人物

書庫から本田孝好の本を引っ張り出し
探すと・・・

「いたいた」

数年前に読んだ本の(『MOMENT』主人公が
今の主人公の恋人?として登場していた

とは言っても

数年前読んだ本。

内容をかなり忘れていたので
結局2冊の本を交互に読むという
変わった読み方をしてしまったのだけど

元々、パズルを繋げていくような
書き方をした本が大好きで
1冊の本を行ったり来たりしながら読むのが面白い


例えば

伊坂幸太郎著『ラッシュライフ』※

※ここに出てくる河原崎君は他の本でも出演。笑

恩田陸著『ドミノ』

有川浩著 『阪急電鉄』

劇団ひとり著『陰日向に咲く』

吉田修一著『日曜日たち』

etc・・・・



ニアミスな主人公たち

そんな本にまた出会えるといいな・・






世之介と一緒に

2011-09-17 | book
相変わらず、本の虫が寄生したまま
(読書本番の秋はまだやって来ないけど・・)

久しぶりに寄った図書館で

吉田修一著『横道世之介』という
手の出にくいタイトルの本を借りた

いつもなら1度読んだ本を再度読む事なんて殆ど無いのに
手の出にくいこの本を結局私は3度も4度も読むことになった

40歳でこの世を去ってしまった世之介

その世之介が過ごした19歳、20歳があまりにも
私のその時とそっくりだったから・・・


駅も同じ沿線上の1つ先

そこから毎日通った西武新宿駅

高島屋もまだない開発途中の様な南口

奢ってもらえる時だけ入ったルノアール
うっかり深く座り込んでしまい
よくひっくりかえりそうになったっけ。笑

待ち合わせに使ったアマンド前

終電に乗り遅れ
時間を潰した歌舞伎町の新宿ミラノボウル

東口のダンキンドーナツで友達と朝が来るまで喋ってた

もしかしたら

プリンスホテルの横で

改札口で

アルタの前で

ヨドバシカメラで

ルミネで

世之介とすれ違ってたのかも・・・


バブリーな時代。

私と世之介が過ごした街

読書の虫

2011-09-04 | book
私はと言うとこの夏

読書の虫に寄生されてしまいました。

時間さえあれば本を読む毎日

#読書の秋ならず読書の夏

たくさん読んだとは言っても
元々、浮気はせず
好きな作家※に手を出す傾向があるので
内容は似たり寄ったり

※ここ数年はまってるのが伊坂幸太郎、有川浩、村上春樹、
 東野圭吾、本多 孝好、吉田修一、桐野 夏生、石田衣良 ・・・


そんな中


最近読んだ本で特に!面白かった本(私的に)は


・角田光代 八日目の蝉

ドラマ『Mother』に少し似てるかな・・・
家族とは、母とは、愛とは何かを考えさせる
少し悲しくて
そして最後は暖かなものがこみ上げる一冊

・吉田修一 日曜日たち

日常的で不満の多い5人の日曜日、
その片隅に登場する不幸せを背負った幼い兄弟

最終章でバラバラになってた日曜日を
大人になった兄弟が今度は幸せを背負い
1つにまとめたという感じで
これも最後目頭が熱くなる本


・有川浩 阪急電鉄

ほのぼのとした本
片道ほんの15分の中に、出会いがあり、
別れがあり、勇気があり、
これを読むと昼間の電車にゆっくり揺られたくなる
今は亡き児玉清さんの最後の書評も良かった

東野圭吾 流星の絆

今まで読んだ東野圭吾とは違うなぁって(勝手な感想)
読み終わった後、淋しさやもどかしさとかっていう
余韻を残したのが多かったのだけど、
これは珍しいHAPPY END!
それともう1つ、表現がとても細かい!!
主人公3人の個性や癖、何気ないしぐさがあちこちに隠れてて
多分、映画で見るより面白いのでは?


・沼田まほかる

これは凄い!!
どろどろとして淫靡で暗くて背徳的で・・・
でも一気に読みたくなる位めりこんでしまう本
(まるで怖い物見たさのような・・)
あまりなじみのない作家だったけど
他の著書も読んでみたくなった


ってな所だけど
今読みかけは、沼田まほかる著『猫鳴り』
これも面白そう。。

新しい作家発掘しちゃった




KAGEROU

2011-01-26 | book
タカコさんから水嶋○ロの小説

『KAGEROU』を借りる時

「面白い?」

と聞く私に

「それは人それぞれって事で。
 でも内容的には2時間もあれば読めちゃうよ」

の言葉通り2時間14分で読み終えちゃった私

私的には普通に面白い本だった。

スラスラと読みやすくひねりが無いって言えば
それまでだけど、頭が疲れた時とかでも
眠くならずに読めちゃう



と・・・

最後のトリックに気が付いた時はちょっとしたショックを


タイプミスじゃないじゃん。。。

そこでは主要人物2人の名前を貼り替えているのだけど
ちょっとした捻りでわざとそうしたのだと・・・

そんな落ちも兼ねちょびっとガッカリ


でも最後の『あとがき』に変わる

『report』ってのが
ディズニー映画によく観られる

エンドロールの後に出てくる”おまけ”みたいで
良かったかなぁ。


って事で勝手な感想は一言で



『飛び出す仕掛け絵本』の様な本




*追記*

個人的には水嶋○ロさんは大好きな俳優の(だった)1人

水嶋ヒ○と一緒

2011-01-24 | book
私と元ミニバス四天王、タカコさんとは

読書仲間。

自分の読んだ本で面白かったのや話題作があったら
貸し借りをし、たまにその話で花を咲かせた※

※『赤い指』『さまよう刃』『東京島』『告白』『悪人』
 『ゴールデンスランバー』etc・・・

今回もタカコさんが
「水嶋ヒロの『カゲロウ』って読んだ?」

と、早速持ってきてくれた

2人でお茶をしながら
パラパラと捲っていくと、最後の章に・・

#ん???

 この状態つい最近見たばかり。。

     

     

     

私「ネーネー、これってタイプミスだよね」


タカコ「ホントだ~~。気が付かなかった
    (本を透かしながら)名前を間違えちゃってるみたい」

#ふーーん


私「なーんだ、水嶋ヒロも私と一緒じゃん」※

※タカコさんにはパンフのタイプミスを伝えたばかり

タカコ「・・・・・・・・・・
    それって水嶋ヒロが間違えたんじゃないと思うよ。。。」







リョウタ君が『手紙』を書いた

2010-09-01 | book
12日間というわずかな夏休みの間に
これでもかっていうほど出た宿題

相変わらずのギリギリスリョウタ君は
30日まで大事に大事に取っておいたらしい・・

それを昨夜誇らしげに

「俺の大作の読書感想文、読まずに書いたぜ!!」

と・・・・

どうも、友達から本の内容を聞きそれだけを
頼りに原稿用紙3枚を埋めたという。

30分対策の大作感想文を読んでみると・・・

東野圭吾の『手紙』を読書感想文にしたまでは良かった。

(私も大好きな1冊)

「ねぇ、リョウタ、なんでこの兄が強盗殺人を
 犯してしまったか知ってる?」

「・・・・・・・」

問題はそこ!!
そこを抜かしたらこの本の意味がない

ところが(当てにならない)友達から曖昧に聞いた内容

一番大事な所を抜かし聞いてしまったみたい。

#映画で沢尻エリカがいかに初々しかったかは
 聞いたみたいだけど・・

結局私の前で原稿用紙を破り、
ふて寝をしてしまったリョウタ君。


#私に先に聞けば良かったのに・・笑

* * * * *

リョウタ君が(お)『手紙』書いた

リョウタ君ったら読まずに書いた

仕方が無いので母親に聞いた

ホントの本の内容はなあに?


* * * * *



今頃先生に怒られてるかなぁ・・

読み聞かせ講習会

2009-09-09 | book
今日は、市立図書館の方が
私たち読み聞かせボランティアの為に
本の紹介や読み方などの講習に来てくれました。

その中の20代位だと思われる女性

色々な本の紹介のみならず
作者の生い立ちから
どういう意志でその絵本を書いたのか
そして他にもどんな本を書いているのか

挿絵を見てどんな想像力を
膨らませる事ができるかや

普通では気付かないその本の良さまで

あれもこれもとお話を続けるうちに
1時間の予定が2時間以上も・・笑

(ご本人も「もう少しいい?これもお話していい?」
 と言いながら熱中している様でした。)

今まで

#どんな風に読もうか
#この季節には・・
#この学年には・・

そんな事ばかり考え読み聞かせをしてたけど

この職員さんの様に
違った観点から読んだりしてみても良いかな。

なんて思った1日でした

また本選びが長くなりそうだけど

図書館と好きな子の名前

2009-08-22 | book
ドアを開くと
独特のカビ臭い匂いと
ムッとした空気が体を纏う

昨日は小学校の図書館開放の日

読み聞かせボランティアで)
朝から図書室へと行き、
本を借りたり・読んだりする子供たちに
読み聞かせをしたり、本の誘導をしたり・・

傷んだ本とかの修理や整頓なども。

「この本私が子供の頃もあった」

背表紙の敗れた本にテープを張りながら
ボランティアの人たちとおしゃべり

裏表紙にはカードを挟めるよう
張ってあった袋は取られ
ほんの少し前からバーコードで管理されるようになった

「子供の頃、貸出カードに好きな男の子の名前を
 見つけ、すぐに借りたりしたよね」

何度も目にしたくせのある字を見て
心臓がドキドキしたっけ

自分の名前をその数段下へと書く

それだけで一緒に本を読んでいる気持ちになった

大事に大事に読んだ本
今はもうどこにもないんだろうなぁ

読書感想文とカフカ

2009-08-08 | book
今年もやってきました夏休みの読書感想文

早くから自分で本を選び
プチ感想文を書いている娘を見て

「リョウタも感想文あるのよね?
 本とか読まなくていいの?」

すると、ニヤリと笑いながら人の顔を見つめ

「お願いします!!お母様」

#マタァ????

毎年手伝わされる読書感想文

#っていうかほとんど私が書き息子は写すだけ。。。

今年こそは自分で!!と思っていたのだけど
そうしているうちに提出日、8月10日はすぐそこ・・

とは言っても小学校の読書感想文とは訳が違い
年々厚くなる推薦図書

新しく読むのも面倒なので今年は
私が読んだ事のある本から書かせる事にしました

ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』
ドストエフスキー『罪と罰』
モーパッサン『女の一生』
ヘミング・ウェイ『老人と海』
夏目漱石『こころ』『ぼっちゃん』・・・・・

本屋に並ぶ代表作品を手にとり

#みんな読んだはずなのに・・・忘れてる。。

って事で、中でも短く私の印象も深い
カフカの『変身』を選ぶ

このカフカの『変身』読み手によって
いろんな解釈の仕方があるのは有名なお話で

残酷、喜劇、実存主義、精神異常・・・・

高校生の頃、カフカについて語った現国の先生が

「このカフカはあえてグレゴール(主人公)が
 姿を変えた『虫』の絵を挿絵にしないでくれ
 と頼んだそうだ」
と話してくれたのを今でも覚えています

私想像するこの『虫』は
ゴキブリの羽のはえて無いような
平たく、ベタベタと脂っぽい虫

読む人それぞれが違う映像を思い描き
世界を広げてくれる本

息子にもそんな本の素晴らしさを分かって
欲しいのですけどねぇ・・・・

高学年突入

2009-06-17 | book
今年もボランティアでやっている
絵本の読み聞かせが始まりました。

今年は高学年担当
何度かやったことはあるものの
低学年と違って本選びにもひと工夫

落語絵本とか言葉遊び、
ストーリー性のあるものなどをチョイス

昨日も図書館で根が生えそうなほど絵本とにらめっこ

ようやく選んだ本4冊※

※実際読むのは2冊位なのだけど
 その場の雰囲気でどの本を読むか決めたりできるよう

初めての顔ぶれに少しドキドキ

どの位みんなの顔を向かせることができるかな?

スーホの白い馬と馬頭琴

2009-02-20 | book
小学校の教科書でモンゴルの民話スーホの白い馬
というお話があります。

本によっても挿絵や文章が少しずつ違うので
読み聞かせの時間でも何度か読んだことがありました。

そのお話に出てくるモンゴルの楽器馬頭琴※

※この中では死んでしまった大事な馬の皮や毛で
 琴を作るというお話ですが、実際には馬の頭に
 似ている事から馬頭琴というらしいです

今回、その馬頭琴演奏者(モンゴルの方)を小学校へ招き
子供達の音読と一緒に演奏してもらおうというお話が持ち上がり、
そこに呼ばれたのが私たち読み聞かせボランティア!!!

#長年やっていると良いこともあるのねぇ。。。

昨日はその演奏を聴きに学校へと行ってきました。

子供達の一生懸命な音読の後、
スーホの白い馬が演奏され、
その力強い音色は教室中に響き渡り
それはまるで絵本が幾重にも回想されたようでした。



今回の様に演奏会に招かれたのは初めてですが
読み聞かせを通し、絵本の作者の講演会に行ったり
読み聞かせをテーマにした講習会に出かけたり・・
(幼稚園などに行って読むことも)

1冊の本を読んで聞かせるという小さな事ですが
そこから始まる人や、音楽、そして本の繋がりを
大事にしていきたいななんて改めて思いました。

#さてっTSUTA○Aで馬頭琴のCDを借りてこよーっと。笑

今年最後の読み聞かせは

2008-12-20 | book
昨日は、今年最後の読み聞かせ
毎年12月のお話は『クリスマス』の本を
読むことにしていて、中でも好きなのは

『さむがりやのサンタ』

『スノーマン』

『あのね サンタの国ではね』

ぐりとぐらの『おきゃくさま』

外してはいけないのがスズキコージの
『くつしたあみのおばあさん』

15分間の中では読み足らない。
どの本を読もうか選ぶのにも一苦労。

今年は英語を交え『ジェイクのクリスマス』

#読んでるうちから自分が感動してウルウルして
 困っちゃいました。笑

それと、『サンタのクリスマス』

この本
サンタさんがおばあちゃんやいとこ、ペットへと
旅先から送る絵葉書がついているのですが
図書館から借りた本なのでもちろん葉書はなく

どうせならと、スキャナーで取り込み
そこの部分だけ、葉書サイズに印刷し
絵本に挿み、学校へ持って行きました。

そしてそのページを読み終えた時に
「この絵ハガキは誰のところに届けようかな」

と、早く手のあげた子へと渡すという具合

ただの印刷された紙だけど子供たちは大喜び
私から子供たちへの小さなクリスマスプレゼント

世界を旅するサンタさんからの手紙

子供たちの気持ちを掴むということ

2008-11-05 | book
今朝は月に2度の読み聞かせの日

小学校の読み聞かせを始めて7年目
いろんな学年やクラスへと行き
いろんな絵本や紙芝居を読んだけど

今年はちょっと大変なクラスご訪問
自閉症(軽度)の子がいるクラスで
本を読んでいても急に出て行ってしまったり
一人で喋り出したり

その度にみんなの雰囲気が崩れ
こっちまで読みにくくなってしまうことも。。。

ここ数回、その子の事を考えての本選び

#あまり長いと飽きちゃうよな

#前に動物の話を読んだら喜んでいたよな

#紙芝居もいいかも

その子の気持ちさえ掴めば
みんなの気持ちも本へと集中してくれるはず

今日は5冊※持って行った中の

巨大絵本『たまごにいちゃん』と
『しっぽ5まん円』
という絵本を読んだ

※読み聞かせの時間は10~20分間位なので
 だいたい2冊位読めばいいのだけど
 その時の雰囲気で3冊読んだり
 短い本でも子供たちとお喋りをしながら読み
 (アドリブいれたり?)
 長くなってしまったりするのでいつも5冊位持参(重っ)

今日の読み聞かせは成功
楽しい時間が過ごせたみたい

さて来週。。。
また本を選ぶのに時間がかかっちゃいそうだけど

子供たちの喜ぶ顔が見たいから

光る本

2008-05-30 | book
娘が私の読みかけの本を
暗い部屋に持って行き
ひっくり返したり振ったりしていた

そして・・・・

「この本こわれてるじゃん」

?????

何かと思ったら。。。

そこで大笑い(写真)

最近光り物が好きな娘
(ペンライトとか蛍光ペンとか)

光る本
あったら面白いね。

Keith Jarrettを聴きながら

2008-05-08 | book
簿記の勉強も詰まってしまい
息抜きに本屋さんの店頭に並んでいた本を
買ってきました。

題名に惹かれ初めて読む作家

“ラッシュライフ/伊坂幸太郎著”

『失敗しないといいなぁ』
なんて思いながら捲り始めたら・・

これが面白い面白い(私的にですよ)
仕事中も
ガソリンスタンドで給油をする間も
食事を作る時も

片時も離さず一気に読んでしまいました。

元々、パズルの様に繋がっていく小説が好きで
色んな所に隠れてるピースをはめていく快感

全く違う所で違う人が動いていたのが

『あーここですれ違ったのってあの時の・・』

とまた前のページに遡ってを探していくのです

#読みながら気づけよって?笑

映画なんかでも“オーシャンズシリーズ”とか
何度も繰り返し観て1人で納得。笑

もう1つ、本の中に入ってしまう読み方があって

それは誰か(登場人物)の聴く音楽を
一緒になって聴くと言うこと。

東野圭吾の“手紙“イマジン”とか・・

持っているアルバムを家捜し

今回は“Keith Jarrett”(ジャズピアニスト)

本の中で神と呼ばれる人を解体していくシーンで
無機質なマンションの一室から静かに流れてくる曲

イメージとしてはこんな感じかな?

“The melody at night with you”

1枚のアルバムを聴きながら読む1冊の本