結局、口下手な娘は
新学期が始まってもその事には触れることができず
いつものように接していた。
その友達も普段通りで変わらない様子がまた娘をほんの少し安心させていた。
「お弁当もね、気になって中身見ちゃったんだけど
いつもと一緒だったんだぁ。今までも自分で作っていたのかも」
と・・・
表向きは夏休み前も後も変わらなかった
お昼休みも一緒にワイワイと騒ぎながら丸くなって
お弁当を食べる
昨日
ふと
娘のお弁当の卵焼きと自分の卵焼きを比べるように見て
その子は言った
「卵焼き、甘く作れないんだ」
って・・・
お弁当箱を洗おうとした時
「お母さん、卵焼き食べかけ・・
ごめん。最後まで食べられなかった」
当たり前にあるだろう明日が
当たり前じゃなくなる
そして娘は
「お母さん、マキしばらく卵焼きいらないから」
新学期が始まってもその事には触れることができず
いつものように接していた。
その友達も普段通りで変わらない様子がまた娘をほんの少し安心させていた。
「お弁当もね、気になって中身見ちゃったんだけど
いつもと一緒だったんだぁ。今までも自分で作っていたのかも」
と・・・
表向きは夏休み前も後も変わらなかった
お昼休みも一緒にワイワイと騒ぎながら丸くなって
お弁当を食べる
昨日
ふと
娘のお弁当の卵焼きと自分の卵焼きを比べるように見て
その子は言った
「卵焼き、甘く作れないんだ」
って・・・
お弁当箱を洗おうとした時
「お母さん、卵焼き食べかけ・・
ごめん。最後まで食べられなかった」
当たり前にあるだろう明日が
当たり前じゃなくなる
そして娘は
「お母さん、マキしばらく卵焼きいらないから」