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風のぱれっと  (ぱれっとパート2)

きれいな色をのせてみよう
受験生の母 かけだし川柳 父と母のこと 読書 など

ア☆ラ☆ス☆カ☆9

2013-07-29 20:50:20 | 季節・風景

ウチのクマです。
アラスカ土産の紅サケのぬいぐるみは
彼にぴったりのサイズで
名前はモンタ。
片時も手放したことはありません。









さてさて、あとはただ飛行機の座席に座っているだけ、と思いきや
最後の難問がありました。
それは『耳』







連日、離陸、着陸を繰り返し、そのたびに耳が痛い!
都庁、六本木ヒルズ、スカイツリー…
高尾山のケーブルカーでさえ、耳が痛くなった前科があります。
今回は高度10000メートル超えの上がったり、下がったり!
娘は平気なのに、なんでわたしだけ 
飲み込む唾さえ出てこない…
空港で耳鳴り対策として買っておいた飴がどんどん胃袋へ消えていきました。

この次飛行機に乗るときは
無理を言って、大ジョッキになみなみと水を用意してもらいましょう。
地に足が着いてから、2週間以上経ちましたが
いまだに思い出したように時々耳が痛くなるんです。

    

3泊で睡眠時間の合計が10時間というのは
時差ボケのためか?  寝坊恐怖症か?!
娘は移動時間に熟睡したようですが
“引率者”はまるで眠れず
そのせいかどうか
浮腫んでしまって、腕時計がぴちぴちで腕に食い込むしまつとなりました。
1キロ太って帰ったのはすべて水!?

霞ヶ浦が眼下に見えてきました。
最後の機内アナウンスが英語、日本語、中国語でありました。
「間もなく成田に到着いたします。到着時刻は定刻16時30分、気温35度、湿度が高いです。」
日本は猛暑…
私は耳が痛い!

    

アラスカに行ったというと驚く人が多くて
逆にびっくりしています。
星野道夫さんのように原野にテント生活をしてきたわけでもなく
植村直己さんのように雪山にのぼったわけでもないので…

なにはともあれ
誘拐されたり病気になったりせずに帰国できてよかったです。
ながながとお付き合いいただいてありがとうございました。   
アラスカのお話はこれでおしまいです。


ア☆ラ☆ス☆カ☆8

2013-07-28 22:36:31 | 季節・風景
朝早く、例のフロントガラスに大きなヒビの入ったホテルの送迎車でアンカレッジ空港へ。
3日前、初めてアンカレッジ空港の外に出たとき
綿ぼこりのようなものが空中をたくさん舞っていました。
それは市内に入っても同じ、
運転手さんは「コットン」だと教えてくれましたが
でも北緯60度ですよ!
綿って暑いところで採れるのじゃなかったかしら?

帰国してからネットで見てみると
北米のポプラの一種をCOTTENWOODというらしい…
種子に綿毛の房がある…納得。



アンカレッジ空港からポートランドに無事到着。
クラスはエコノミーなので飛行機の席を立つまで時間があります。
ふと外を見るとすぐそこで預けた荷物の振り分けをしているではありませんか。
コンテナを4つ並べて行先別にしているらしい…
さて、私たちの荷物は?
出てきました!
写真で係員が行先のタグを調べているところです。
ベルトコンベアーの真正面のコンテナに積み込まれました。
そうか、あれが、『成田行き』かぁ…
無事に成田で受け取れますように 



これはポートランド空港のコンコースCにある、ゆっくり回っているモニュメント。
オレゴン州の産業などを表しているようです。
WILD NAVIさんのもともとのプランでは、往復ともシアトル経由でしたが
初めての海外ということで、落ち着いたポートランド空港経由に変えていただいたのです。
おかげさまで、迷子になることもなく空港を楽しめました。

搭乗までの暇つぶしに本屋さんを覗きます。
ヒラリー元国務長官の整形疑惑、キャサリン妃の出産関連など
ゴシップ記事は色とりどりです。
料理の本は一番上の棚に。




私たちは相変わらず着ぶくれているのに
Tシャツ、短パンをはじめ、袖なしワンピースもちらほら散見します。
日本は暑いだろうなと突然思い出しました。

空港内のアナウンスで聞き取れるのは「サンキュウー」だけだったのに
突然、日本語ネイティブの発音で名前を呼ばれて跳びあがりました!
成田行きの便だったからでしょうね。
チケットの発行手続きによばれたのでした。
さあ帰国です。

ア☆ラ☆ス☆カ☆7

2013-07-26 20:23:05 | 季節・風景


アンカレッジの夜8時。
1776年、イギリスの探検家ジェームス・クックがここに錨をおろした(アンカリング)ことから
アンカレッジという名前になったそうです。
氷河ツアーのバスはキャプテンクックホテルの前で解散。
花いっぱいの街でした。

想定外だった、女二人深夜の3時間散歩を含めて
このダウンタウン5番街を右へ左へずいぶん歩きました。
もう街歩きはこれが最後…
そろそろ娘はラーメンが恋しくなったようです。

日本人が経営していて、寿司もラーメンもおいしいと評判の
その名も『熊五郎』に行きました。

娘はキムチラーメン、私は写真のシーフードちゃんぽん。
具だくさんで、両方ともかなりスパイシー。アメリカ風ということでしょうか?



久しぶりにフライドポテトの顔をみなくて済みます!
ご飯ものを頼もうかと思ったのですが、
メニューの写真を見るとやはり量が多そうなので方針変更です。
やはりお隣のテーブルに運ばれてきた幕の内はとっても盛りだくさんでした。
そしてデザートに小倉抹茶アイス。
メニューにはバニラしかなかったのですが、店主の奥さんでしょうか
日本語で「抹茶もありますよ」と教えてくれたので
間髪入れずに 「抹茶で」と叫んでしまいました。
日本のデパートのようにお上品に一盛りではなく、ダブルできました!
これは大歓迎 


翌朝はいよいよ帰国の途につきます。
朝早いのでお土産屋さんを覗くなら今です。
まだまだ“明るい”ことですし…
というわけで3軒はしごして散財し
生まれて初めて“マダム”と呼ばれました。
アンカレッジの街中には
そこここにいくつもクマさんの彫像があって
これは一番とぼけた感じ。
「う~ん、食った食った」かな。

さて娘の写真を撮ろうとして

カメラがありません! 

熊五郎ではありました。
お土産屋さんでは… 記憶がありません。
盗られたのか? 置き忘れたのか?

白夜事件以来2度目のパニックです!
もうちょっとで22時。
お土産屋さんはそろそろ店じまいになります。
今晩中にカメラが戻らなければ、さあ大変、想像したくもありません。

とにかく一番近かった熊五郎に走りました。
お店にせっぱつまった顔で飛び込んだら…
ちょうどレジにいた娘さんが「これでしょう?」というふうに
私のカメラを高く持ち上げて微笑んでいました。

やれやれ…
「ありがとう、ありがとう ありがとう」


ア☆ラ☆ス☆カ☆6

2013-07-25 21:52:03 | 季節・風景


3日目は上の船に乗って、氷河を見に行きます。
朝9時半発のMAGIC BUSという観光バスに乗って港まで約2時間。
途中、景色の良いところや氷河を見られるところで、休憩しながらのドライブ。

ドライバーのGREGさんはガイドも兼ねるベテランさん。
右手でマイクを持ってしゃべりながら左手だけです~いす~い運転します。
かなり飛ばしているので怖かった~!

途中ドライブインで降りて、11時までに戻って来いといわれ
買い物などして戻ってみたらバスがいません。
置いていくはずがないと思うものの、もしやと不安になってしまいます。
11時きっかりにバスが見えたときはホッとしました。
バスは、近くのホテルのお客さんを乗せるためにちょっとそこまで行ったのでした。
立て板に水の英語がわからないので、こういう余計な心配をすることになります。

さて、このクルーズは約5時間かけてWhittierから出航し
氷河をはじめラッコやトド、カモメなどをみることができます。
降る雪の量が年々少なくなっているために
以前は2000以上もあった氷河も、いまは200あまりに減ってしまったそうです。

船は窓が広く、どこの席からも外がよく見えます。
はじめのうちはみな着席していましたが、じきにデッキに出て楽しむ人がほとんどです。



昨日とは打って変わって、願ってもないいいお天気に恵まれました。
でもさすがに北国、空気はひんやりしています。
フィヨルドの風
雪を頂いた山々
すがすがしい空気
景色は見飽きることがありません。
とくにこの子たちは…



ラッコです。
本来はこんなに広~いところにいるんですねぇ!
水もさぞかし冷たいことでしょう。
いくつもの群れがおなじみのスタイルでぷかりぷかりと
浮かんでいるのか泳いでいるのか
ときおり急にもぐっていきます。
この船に驚いてあわてて横泳ぎで逃げていくのもいます。

私たちが座ったのは左舷の窓際の6人掛けのテーブルで
相客は4人のアメリカの子供たちでした。
軽食つきのクルーズで出てきたのはこちら…



フライドフィッシュとなんとつけあわせにポテトチップス。
このところポテトと揚げ物に出会わない日はありません。
いささか食傷気味です。
さて飲み物は?
お湯は自由に使えるらしい…
見回すと窓際にスプーンやらティーバッグやら砂糖やら
ひとまとめに置いてあります。
4人の子供のうち一番年上に見える、声変わりしかけているような男の子に
ティーバッグを取ってくれるように頼みました。
リプトンのティーバッグが見えたので、それをとってくれるとばかり思っていたのですが…
なかなかわたしてくれません。
なにか一生懸命探しています。

手渡してくれたものはなんと日本茶のティーバッグでした。
私たちを日本人と見て、わざわざ探してくれたのでした。
もちろんとびきり愛想よく Thank You と言いましたとも!

船に乗っている子どもたちは薄い冊子をみな持っていて
クルーの人たちが氷河について説明するのを聞いて
問題を解いたり、知識を得たりしているのです。
降りる前に『花丸』を付けてもらうために列ができていました。



いくつもの氷河を見た後で
いよいよメインイベント、サプライズ氷河とご対面です。
数々の氷河が後退するなかで、今も成長を続けているという大氷河です。
よく轟音をたてて海に崩落するというので『サプライズ』と命名されたそうです。
残念ながら、轟音は聞けませんでしたが
小さく崩落するところを目撃しました。

それにしてもこの青い色。
glacier blueというのだそうです。きれいです。

船の周りは崩れた氷がざくざく浮かび、空気もひんやりしています。
幼い男の子が船のてすりから体を乗り出そうとしました。
お母さんがあわててつかんで引き戻し
「これはホットウォーターではないのよ。氷が浮かんでいるでしょ。」
まわりの大人たちがヒヤリとした瞬間でした。



Whittierに帰港間近、夕方の5時半ごろ
いやにカモメが多くなってきたなぁとぼんやり思っていたら…
港近くのこの崖はカモメたちのねぐらなんですね。
数えられないたくさんのカモメが集まってく来るは来るは…
波にちゃっぷちゃっぷ浮かんでいるもの
はやばやと泊まる場所を確保するもの
まだまだ飛んでいたいもの…

とはいえ白夜です、5時半とはいえ太陽はまだ真上。
アンカレッジの街中でも
24時間カモメの鳴く声がとぎれることはありませんでした。
こんな明るい中でカモメさん、寝むれるのでしょうか?



ア☆ラ☆ス☆カ☆5

2013-07-24 21:20:57 | 季節・風景


ここが行きつ戻りつしながらやっとたどりついたブルックス滝。
何年か前にBBCがここに何日も陣取ってクマさんを撮影
その映像を見てここに来てみたくなったというわけです。

ごうごうと流れ落ちる水の音
ひっきりなしに鳴くカモメ

着いたとき2頭がサケ漁の真っ最中でしたが
1頭はじきにひっこんでしまって
残る1頭が首尾よくサケを捕まえてお食事、というところです。
彼は?これが2匹目の獲物です。
足元のサケのおこぼれをカモメは狙っています。

私のはコンパクトデジカメですが
大砲のような一眼レフを持ち込んでいるひとも多かったですねぇ。

もっと滝の近くに行けますが
そちらは狭いので、レンジャーが時間差で何人かづつ通していました。
やっと順番が来て行くと、サケがひっきりなしにジャンプしています。
相当な数が上ってきているに違いありません。


そこへ今度は向こう岸から1頭現れました。
ゆっくりゆっくり水の中を歩いてきます。
カメラの放列なんぞ気にしていないというふうです。

よくみると左の後ろ足をひきずっています。水に足を取られることも…
クマ同士で争ったのでしょうか、自然界では致命傷かもしれません。



名残惜しいけれど、寒いのなんの、早めに切り上げることにしました。
ウインドブレイカーだのフリースだの着ぶくれていましたが
日が差さないのでとにかく寒い!

帰りは少し気持ちに余裕も出て、足元の花なども目に入るようなりました。
クマさんの好物のベリーでしょうか。



帰路は順調かなというのは甘かったですねぇ。
例のコーナーの、行きとは反対側で足止めとなりました。



それまで川の中にはいって釣りをしていた人たちも、
レンジャーの指示で水から上がっています。
このクマさんは右へ左へ何度も行ったり来たりして一向に立ち去る気配がありません。
急に後ろ足だけで立ち上がって2,3歩歩いたりして
川の中のサケを探しているのです。

気が付くともう1頭、左手奥の別の湖にクマさんがいてお食事中。
こちらはおとものカモメがうるさいこと!
遠目ながら、サケの赤い色も見えました。

結局ここでは通れるようになるまで30分以上待ちましたから
うしろからどんどん人が追い付いてきて20人近くになりました。

ビジターセンターで飛行機を待つ間
知り合いになったレンジャーインターンの日本人女性とおしゃべり。
なんとウチの近くにある大学の卒業生ということがわかって ウ~ン 地球は狭い?

湖畔に移動して茫然!
ここに来たとき、こんなに水上飛行機がいましたっけ!
いつの間に6機もいるの?
どの飛行機にのればいいのかわからない…
何色の飛行機だったか覚えていない!

たしか翼から2本のひもがぶら下がっていた…
というなんともたよりない手がかりをたよりに
岸辺の砂に足をとられながら、これでもない、あれでもないと探していると
なんとクマさんが浜辺に現れました。
クマさんを見に来て今はクマさんに会いたくないという矛盾!
早く飛行機を探さねば…

係りの人のほうが私たちを覚えていて、乗るべき飛行機を教えてくれました。
クマさんは飛行機とは反対のほうへ静かに去っていきました。
かわいいしっぽを見せて
お尻を振り振り…

カトマイの空は広かったなぁ   



ア☆ラ☆ス☆カ☆4

2013-07-22 19:26:22 | 季節・風景


カトマイ国立公園を水上飛行機から見下ろすとこんな感じ。
晴れていれば点在する湖が青く輝いていたでしょうに!
アンカレッジからPenAir1時間半のフライトで玄関口のキングサーモン着。
そこから水上飛行機で20分。
昨晩、一時は乗り損ねたと青くなった飛行機に乗って複雑な気持ち。

この日は時折雨がぱらつく生憎のお天気でしたが
WILD NAVIさんによれば
クマさんは天候に関係なく鮭を捕りに来るそうなので、会い損ねる心配はないそうです。



私たちはパイロットも入れて8人でこの飛行機に乗りました。
乗る前に体重を聞かれ、荷物の重さを量り、どの飛行機に誰が乗るかを決めます。
離陸も着陸も湖面です。

この公園で3番目に大きいNaknek湖に着水体制に入って、
あらまぁ、早速、湖畔をゆうゆうと歩いているクマさん発見
いよいよ来た! ドキドキします。
はたして着水できるのか、パイロットはあまり気にしていないようで
クマさんからそんなに離れていないところに着水しました。

飛行機を降りると係りの人が帰りの便の時刻を教えてくれます。
『bear jam』…クマさんがいるところはクマさんがいなくなるまで何時間でも通行できないので
最高3時間も足止めを食らうことがあったそうです。
何もなければブルックス滝から20分もあれば帰ってこられるのですが
帰りの飛行機が夕方5時発といっても、2時には滝を出発するようにと厳しい顔で言い渡されました。

このあとビジターセンターでレンジャーから『クマエティケット』の説明をうけて
(これはこの公園を訪れる人は必修で、最初に見るビデオは日本語を選択できます。)

とにかくクマさんに敬意をはらうこと…
100メートルは間をあけること
音を出してこちらの存在を知らせること
荷物だけを置きっぱなしにしないこと
食べ物のにおいは禁物なので、持っていたキャンディーを預けて、いよいよ出発です。



滝を目指して歩き始めて50メートルもいかないうちに
前から数人が戻ってきて、クマさんが来るから下がって下がってと…

ほんとかしら?
背伸びするまでもなく、草の陰にモリモリ上下するクマさんの肩が見えました!
100メートルなんかありません。
あとから来た人もストップしてあっという間に10人以上が足止めをくらいました。
クマさんは悠然と歩みを止めないので、間隔はどんどん詰まってきます。
レンジャーの指示で戻ります。
後ずさりでは間に合わず、くるりと回れ右して歩くしかありません。
走らないで、あせって、ゆっくり
ほとんど出発地点近くまで戻ったところで、クマさんが脇道に入ってくれたので、出直しです。

『森のくまさん』をうたいながら歩きます。
娘の歩調が速くなりました。間近でクマさんを見てちょっとビビったのかも…

足元にはそこここに、クマさんの落し物がどっさり。
人間とクマと同じ道を利用している証拠です。
いつ出くわすか、わかったものではありません。
同行の人が大勢いてよかった!

ビジターセンターから300メートルのところにある通称「コーナー」で
またまたクマさん発見、上の写真です。
左手の木の扉を抜けてその先へ行くのですが…
クマさんのお気に入りのところらしく
あちこちにいるレンジャーが無線で連絡を取り合って
通行にOKが出るまで10分以上待ちました。



ア☆ラ☆ス☆カ☆3

2013-07-21 18:45:12 | 季節・風景


大混乱は一杯の地ビールから始まったのでした。
現地の夕方5時近く(日本時間では翌日の朝9時)
出発する前から目をつけていたレストランへ出かけました。

Snow Goose Restaurant スノーグースレストラン
海の近くで、おすすめの2階のデッキへ
デッキが満席だったので、すぐ内側のテーブル、それでも見晴らしはGOOD 

地ビールを試してみようか
翌朝早いのでやめておこうか…
ここまで来て、やめられるわけがなく
日本時間では徹夜明けの朝なのに(飛行機のなかではとても眠れませんでした)
眠くもならずに、サーモンのグリルとピザを平らげたのでした。
もっともピザはゆうゆうLサイズでとても食べきれず、一部お持ち帰りとなりました。




さて、翌朝は4時起きです。
ベッドに入ったのは8時すぎ
明日は待望のクマさんに会える日です。
しあわせな気持ちでいっぱいでしたが…




はっと飛び起きて枕元の時計を見ればなんと9時半
太陽はもう高く昇っていて
「寝坊しちゃった!」
心臓が止まりました。

予定ではアンカレッジ7時20分発のPenAirがキングサーモンに着くのが8時50分
9時半といえば水上飛行機に乗り込んでいる頃です。

鳴らなかった目覚まし時計
頼まなかったウエイクアップコール
徹夜明けで飲んだビール      

娘をたたき起こして、とにかく空港へ行ってみる
なんとかカトマイ国立公園へ行けないだろうか?

フロントで大騒ぎすることになりました。
寝坊しちゃった!
空港へ行きたい!  
車を出して! と頼んでも
「チェックインする時とチェックアウトする時だけ」と昨日のドライバー。
昨日チップを渡したときは、あんなににこにこしてたのにつれない返事。

フロント嬢がタクシーを呼んでくれて、とにかく空港へ。
PenAirのカウンターには誰もいません。
発着案内板を見ても、キングサーモン行きの飛行機は、一日2便だけ。
私たちが乗るはずだった便をのがすと次は夕方です。
万事休す…

ン十万円もかけてここまで来て
よりによって寝坊して、クマさんを見られなかったなんて
息子やつれあいになんと言ったらいいか…
WILD NAVIさんにもお世話になったのに…

そうだ! 急きょほかのツアーを探して明日行けないかしら
明日の予定をキャンセルして…

WILD NAVIさんから
現地で困ったら連絡するようにと紹介されていた
アンカレジの「しろくまツアーズ」に何度電話してもつながらなくて
公衆電話に50セントただ取りされる。ああ

今日はアンカレッジの市内観光でもしましょうか…
博物館は出色らしいし、動物園でクマさんにあいましょうかね。
動物園かぁ…

意気消沈してとりあえずホテルに帰り
重い心でアンカレッジの街を歩きだす。



ねぇ、変じゃない? と娘が言い出しました。
少し前から雲が厚くて雨が降りそうだったけど、ますます暗くなってきたよ。
月曜日の昼間にしては人通りがないし、車も少ないし、
お店のシャッターが下りてる。
そういえば、起こされたときシャンプーした髪がまだ乾ききってなかった…

ねぇひょっとしたら
私たち1時間しか眠ってないんじゃない?
たぶん… 
間違いない!
今、何時? いえいえ、今、何日?!

これが白夜か…
だまされた…
でも

ああよかった、クマさんを見に行ける!

念のため、ホテルに帰ってフロントで聞いてみる
What's the date today ?
まさかね、こんな中1英語をホントに使う日が来るなんて思わなかった…

案の定まだ夜中だということが判明し
ほっとして、力が抜けました。
これで日本に帰れる…

(上の写真は夜11時)

さあ、これからどうしましょう。
今は夜中の1時です。4時に起きる自信はありません。
寝坊した時の怖さは身に染みました。
結局、二人とも眠れなくなってしまいました。
時差ボケというより寝坊の恐怖。
これが「旅行中眠れない症候群」のはじまりです。


ア☆ラ☆ス☆カ☆2

2013-07-20 20:43:49 | 季節・風景


宿泊したゲストハウス・インターナショナル・アンカレッジ・イン。

家を出てから19時間
順調にスタートしたかに見えたアラスカの旅の雲行きが怪しくなってきました。

アンカレッジの空港でホテルまでの無料シャトルバスをたのむために
WILD NAVIさんに指定された電話をかけると
テープの声がしゃべる英語が聞き取れない!

今日予約をしている人は1を
明日以降の人は2を
●●の人は3を
●●の人は4を…
押してくださいと言っているんでしょうけれど、もうわからん!

3回聞いて『バス』という単語が出てこないから
エイッとばかり1を押す…これはもはや賭けですな。

期待通り? 
今度は生身の女性が相手の珍問答で
わかったような気がするだけで確信があるわけではないんです。

一体バスは来るのか来ないのか?
はたして待つのはここでいいのか、それともあっちか? 

20分後、ホテルの名前を書いたバス、というよりバンが到着。
しかし…
乗ってビックリ
なににこすったか、フロントガラスを真横に横切る大きな傷
ガラスも一部欠けて穴が開いている…
あらあら このドライバー大丈夫かしら?

お客さんの送迎に使う車だというのに
窓ガラスだって何か月も洗車してないみたいに汚れている…
まあ来てくれただけでありがたい

しかしびっくりはまだ続きがありました。
フロントで「予約が入っていません」と言われてしまったんです 

結局泊まれることになりましたが
これ以上なにかあったらどうしましょう!     


                

ア☆ラ☆ス☆カ☆1

2013-07-16 19:09:42 | 季節・風景


飛行機に乗るのも初めて
外国へ行くのも初めての私が
さすがに飛行機は体験済みの娘と二人でアラスカの入り口まで行ってきました。

カトマイ国立公園でクマさんを見るのが目的。
一人では心もとないので娘を引っ張り出しましたが、
母親がどこまで本気か
パスポートを取った後でもまだ半信半疑の様子。
つれあいも半信半疑…

航空券やらホテルなどの手配は WILD NAVIさんにお願いしました。
いろいろと個人的な要望や初心者の質問にも丁寧に答えていただいてよかったです。
出発前日まで無茶苦茶忙しくて
本当に行けるのかしら? と心配でしたが…

初日は成田⇒ポートランド⇒アンカレッジ 14時間の行程です。ふ~

乗り継ぎのポートランドで次に乗るアラスカ航空にご面会。
尾翼のイヌイットの顔のなつかしいような微笑みが緊張を和らげてくれます。

ポートランドでおのぼりさん丸出しだったのでしょう
無事入国したと思ったら、
係の女性が年配の男性を呼んで搭乗口まで案内するように手配してくれました。
シルバー人材センターから来たような年配のその男性は
2メートルもありそうな背高のっぽのほっそりさん。
搭乗券を見て、間違いを訂正、
(二人だけだったら気が付いたかどうか…こわいこわい!)
にこやかに複雑なコンコースを案内いただいて感謝感謝です。



あんこの味は

2013-03-21 20:05:56 | 季節・風景


ソメイヨシノがもう七分咲きでしょうか。
開花したと思ったらあっという間ですね!

写真はご近所の白モクレン。
ちょうど街灯にライトアップされたような格好です。
デジカメをいじっていたら
高感度という設定があったので試しに撮ってみました。

お彼岸恒例の牡丹餅を20日に作りました。
あんこを煮たのは19の夜。
3時間かかりました。

19日、後が大変なのはわかっているのですが
つれあいのたっての願いで、息子と3人
夕食が外食になり
案の定、たらふく食した上に
アルコールが入って…

今回あんこを煮るのは苦行になってしまいました。
ガスコンロの前にイスを用意して
休み休み…

母はとても喜んでくれて
届けたいと思って頑張った甲斐がありました。
あんこの味がピタっと決まってましたねぇ!

秋のお彼岸には
あんこを煮る日のアルコールは控えることにいたしましょうか。
それとも…