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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

猫物語(3)おつぼネコの危機

2006年10月22日 20時28分48秒 | Weblog
[個人史]: 動物、猫、ネコ物語

<おつぼネコ ”ノラ”>
自分は粗末なもので口を満たしながらネコの世話にはあれこれ手をかけているのに、そんな家人(老婦人)をさしおいて、もう20年近くも暮らしているという” ノラ ”はすっかり私にもなついた。

そんな感じで家人とも数年来のつきあいになった頃、
ある日店を訪れると、”ノラ”が出かけていて 数ヶ月前にやってきた若いネコがいた。

家人が「この子(ネコ)はなつくかな?」と見守る中、
「じゃぁお前にも撫でてあげよう」と若いネコを呼び寄せたら、自分から座布団に座り込み身をまかせた(なんかいやらしい?)。
喉の「ゴロゴロ」を聞きながらしばらく撫でていると、台所を隔てる襖の位置から 突然、「フンギャァーー!!」と悲鳴のような 鳴き声が聞こえて来た。
”ノラ”である。

<女の戦い>
ノラが「ギャーギャー」わめくその雰囲気は、
「ギャァーー!!アンタ達何やってるの!!、やめて!やめてよーー!」と聞こえた。
撫でている若いネコに目を向けると、”フン!アンタの時代は終わったのよ”的な表情をした。

「うゎ、なんて性格の悪いネコ!」と座布団から押し出すと、”しょうがないわねぇ、わたしのほうが魅力的なのに..”という仕草をしながら店先から外へ出て行った。
まさに『女の戦い』の現場である。

ギャーギャー興奮しているノラを座布団の上に呼び、撫でてやると、身をよじりながら私に顔を向け「お願いだからもうあんな小娘に手を出さないで」と盛んに訴えてくる。
私も「判った判った」と応えながら撫でていると、ようやくノラの興奮も収まった。

私がネコの世界でも 『女同士』 は大変なのだ。と知ったときだった。

<決着!?>
その一週間後、再び訪れると家人が「あの若いネコ(車に)轢かれて死んじゃったのよ」と云ってきた。
偶然の事故か、追いやられての事故かは定かではない。

その後のノラは、私が呼ぶと素直な態度で私のそばにやって来るようになった。

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