主将の日記

会社生活の中での気付き。仕事のすすめ方・考え方。経営戦略~愚痴まで。仲間へのメッセージも掲載!

失敗が人を育てる

2006年05月05日 11時02分32秒 | Weblog
つい最近見たテレビで、某ベンチャー企業の社長がそういっていた。

確かにそうだ。最近は、年齢にかかわらず「失敗」を恐れる人が増えた。また失敗をマイナスなことと捉える人が増えたような気がする。

その人はこうもいっていた、「3歩進んで2歩さがる」ではなく「2歩さがって3歩進むむ」と・・・・。

ベンチャー企業では、時に、人の成長を待ってくれないこともある。刻一刻と変化していく、潮流の中で、人の成長と時代の流れがマッチしないことがよくある。

このテレビでは「営業担当としては優秀、リーダーになって評価が下がった人」が取り上げられていた。その人をどう判断し、今後どうするか???もちろん判断するのは社長でありこれもまたリーダーである。

この評価が下がったリーダーは、どの会社にも組織にもチームにもいる典型的な例だろう。要は、担当として優秀だったために、なんでも自分でやろうとしてしまい、仕事は一人で抱え込み、広い視野・長期的な視野をもてなくなってしまっていることに気づかなくなっていった。いわゆる、「森を見ずに枝ばかり見る人」になってしまったのである。

結果として、社長はこの人をその部署から外す決断を一度はするのである。それは周りの人からの意見・1チームだけでなく会社全体に与える影響を考え、降格さらに部署からはずすという決断をした。

テレビの撮影があったからなのだろうか、その人は、その決断がでた後、社長に直談判に来て熱い思いを伝え、結果としてもう一度チャンスをもらうこととなる。降格のみで部署はそのままという事になる。

この社長の終始一貫していたのは、「失敗は人育てる」という人に対する姿勢である。『軸』が一本しっかりしているから、決断・判断に迷わない。

きっと起業家として成功する人には、ひとつ大きな軸があるのだろう。だから、即時に決断・判断ができる。迷っても答えがだせるのだろう。

「軸」のある人間になりたい。

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