ミドリサンの上海紀行

いくつになっても、発見と驚きの連続…そんな海外生活の喜怒哀楽
上海版 風の向くまま。。気の向くまま。。

四苦八苦ですが、、

2009年01月31日 | Weblog
今日は、ブログをイメージチェンジしてみました。

テンプレートも気に入ったものが見つからず、色々と変えてみました。

パーツもあるようでいて貼り付けできるものも限られているので本当に四苦八苦しながらイメージを変えてみました。

どんな感じでしょうか

明日から2月です。

西安旅行記 2日目 その3

2009年01月30日 | Weblog
いよいよ兵馬俑のある『秦俑博物館』に到着です。 



入口で入場券を買いますが、今回の西安では私の学生証が随分役に立ちました。殆どの入場券が学割で大人の半額で買うことが出来ました。

ただ、、秦俑博物館では入口で入場券を見せると『学割』なので私を見て不審に思うのでしょう…学生証を見せろと言われました
もちろん堂々と学生証を見せると納得してくれました。2ヶ所目の入口では同様に『学割?』学生証を見せろと言いかけましたけれども、、学生証を出そうとしたらそのおじさんはあんたを信じるから通っていいよと笑顔でした。(苦笑

最初の入口からモーターカー(有料)に乗り兵馬俑展示杭へ



あっという間に到着です。

後ろに見えるのが、兵馬俑の展示されている一号抗。全部で三号抗あります。
一番大きいのがこの一号抗。中へ入ると少しホコリっぽいひんやりとした空気が感じられます。
想像していた以上に目の前に広がるその風景…

  

画像ではこの大きさが伝わるんだろうか、、、??
発掘された物を建物の中に展示しているのではなく、発掘された(続けている)その場所を建物で覆っているのだから…

兵馬俑前列の正面手前に赤く矢印が示された看板が見えるでしょうか。
第一発見者が井戸を作るために掘った時、この兵馬俑が発見されたそうです。
その時の場所がこの矢印の場所。



最初の発掘の現場だけに一番大きい正面から奥に向かう毎に兵馬俑が視線の高さになってくる。

 

二号抗は殆どが盛り土のようになっている。まだ、発掘の途中だ。



はっきりとは解らないけれども、兵馬俑を置きその上に屋根のように木を並べていたのではないか… 年月が過ぎ土埃が堆積して埋まって行った。

三号抗も同様まだ土の中に多くの兵馬俑たちが眠っている。



ここでは、色の着いた兵馬俑が数人発掘されている。恐らく始皇帝陵を守るべくおかれた多くの兵馬俑が当時は色鮮やかな姿で立ち並び偉大な皇帝の第二の旅立ちの護衛をしたのではないかと想像すると、、彼ら一人ひとりの表情があまりにもリアルで言葉でも発してきそうな気がします。



ここでもお姉ちゃんとオチビも兵馬俑と一緒に記念写真を



ここでもまた中国の展示場のでかさを自分の足で感じることとなりました。
画像ではどれもこれも同じ、でももし可能なら…ぜひ自分の目で足でこの壮大な現場を見て欲しいと思いました。
興味のある人無い人、、全ての人がこの大仕事に驚くと思います。

西安旅行記 2日目 その2

2009年01月29日 | Weblog
次に向かったのは、秦の始皇帝が眠る『始皇帝陵』



始皇帝の系図墓碑 

入口のほんの一部、オチビが点のように見えませんか??



この陵墓内を歩くには丸一日掛かってしまうでしょう、、、
それに今は冬なので寒いですが、夏はまた厳しい暑さで陵墓の頂上まで上るにはキツイでしょうね



この石段を登り、霞懸かった先が頂上です。
皇帝は即位するとこの陵墓の建設を命じたのだそうです。この陵墓内には生前の生活を模した空間に成っているとか… 死しても始皇帝は栄華を誇っているのでしょうか、、、

頂上からの気色はまた見事です。この日は遠くが霞んで見えました。



歴史の教科書や史記に記されている遺跡に訪れているのだと言う実感はあまり無いでしたけれども 世界史が苦手で、知識に欠けますがこうやって偉大な歴史上の人物の墓の上に立つとその人物のスケールの大きさが良く解ります。

そして今回の旅行の最後はこの陵墓にも関係する兵馬俑へと向かいます。

… つづく


西安旅行記 2日目 その1

2009年01月28日 | Weblog
翌朝も7時過ぎにはホテルを出発し、西安駅前からバスに乗り西安の遺跡を辿って行きます。



城壁を抜けると赤土の土ぼこりが煙る中、厳しい気候の風土なのにレンガ造りの廃墟なのか住まいなのか… 昔西遊記で見たような風景画続く
30分ほどすると『華清池』
玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスでも有名なんだそうです。 
 

ここは世界三大美女の楊貴妃がこの温泉で肌を磨いたのだそうだ。

 

そして、玄宗皇帝がこの湯船に浸かったそうだ。 

楊貴妃の銅像 

オチビも楊貴妃の美貌になれるかな 

蒋介石もこの地を訪れ身を隠していました。西安事変までは彼もまたここで身体を休めた一人だったようです。彼の使っていた湯船だそうです。 

ここで執務をこなし、  

あの西安事変で捕らわれの身に。 至るところに銃弾の痕が残っています。

 

 

当時のままに保存されています。

お姉ちゃんとオチビの後ろも池のように見えますが、巨大な温泉『清華宮』
温泉は2700年前にもう発見されていたんだそうです。この温泉は唐時代のもので大きいです。



さて、華清池はこのくらいで次の目的地へ向かいます。


… つづく







西安旅行記 1日目

2009年01月27日 | Weblog
昨晩の春節の花火と爆竹がまだ耳に残る中、旧正月の早朝に我が家を出発しシルクロードの起点である西安へ行ってきました
上海から飛行機で片道約2時間ほど、8時半の飛行機に乗り11時ごろに西安空港へ到着。

空港からホテル近くまで今回はバスで向かいました
ホテルに荷物を置き、近くの町を見てきました。上海とはまったく違い中国の歴史を身近に感じることが出来ます。



城壁に囲まれた中は城下町で三蔵法師のいにしえの風情が至るところに残っています

 

安定門と呼ばれる西門から先がシルクロードへと続く、あの三蔵法師もその門から天竺(現インド)を目指して出発したのかと思うと… 何か妙な気分になってきます。

西安で最初に訪れたのは『碑林博物館』

ここはかの孔子が書いた碑も多く残っているそうです。私はあまり書道には興味が無かったのですが、先日篆刻をやったこともありまた、書道家の友達からぜひ足を運ぶ価値はあると教えて頂きました。



達筆と言えばそれまでなんですが、、芸術ですね 
友曰く、この碑林を拓本して私たちは勉強してきたのだと、中国文字が彫ってある何の変哲も無い石が置いてあるだけなので訪れた人は通り過ぎて行くけれども、書道の心得のあるものは、教本の原版がそこに立ち並ぶ貴重なものなのだと話していた。

 

拓本の現場を始めてみました。とても面白くて子供たちといつまでも見ていました

碑林博物館を出ると、ちょうど城壁を登る入口があったので登って見ることにしました。



ちょっと息が切れるほどある長い階段を登ると城壁の上はかなり広い。



1,300年程むかし、場外から攻め込んできたらこの城壁の上から攻撃をしたのでしょうか、、

城壁からの城内の風景 

城壁から場外の風景 

城壁を降りたところで2人の兵士が休んでいるのを見かけました



今日最後に訪れたのはイスラム教のモスクを模った寺『清真大寺』
異文化の探検で少し心理的に怖かったのですけれども…



本殿はメッカの方角に位置するのでしょう、お祈りの時間には大勢の信者がここにひざまづくのでしょうか、、、

 

ここへ来て始めて中国の広大な距離感を感じました。
上海とはまた違った空気を感じます。

… つづく