ミドリサンの上海紀行

いくつになっても、発見と驚きの連続…そんな海外生活の喜怒哀楽
上海版 風の向くまま。。気の向くまま。。

西安旅行記 1日目

2009年01月27日 | Weblog
昨晩の春節の花火と爆竹がまだ耳に残る中、旧正月の早朝に我が家を出発しシルクロードの起点である西安へ行ってきました
上海から飛行機で片道約2時間ほど、8時半の飛行機に乗り11時ごろに西安空港へ到着。

空港からホテル近くまで今回はバスで向かいました
ホテルに荷物を置き、近くの町を見てきました。上海とはまったく違い中国の歴史を身近に感じることが出来ます。



城壁に囲まれた中は城下町で三蔵法師のいにしえの風情が至るところに残っています

 

安定門と呼ばれる西門から先がシルクロードへと続く、あの三蔵法師もその門から天竺(現インド)を目指して出発したのかと思うと… 何か妙な気分になってきます。

西安で最初に訪れたのは『碑林博物館』

ここはかの孔子が書いた碑も多く残っているそうです。私はあまり書道には興味が無かったのですが、先日篆刻をやったこともありまた、書道家の友達からぜひ足を運ぶ価値はあると教えて頂きました。



達筆と言えばそれまでなんですが、、芸術ですね 
友曰く、この碑林を拓本して私たちは勉強してきたのだと、中国文字が彫ってある何の変哲も無い石が置いてあるだけなので訪れた人は通り過ぎて行くけれども、書道の心得のあるものは、教本の原版がそこに立ち並ぶ貴重なものなのだと話していた。

 

拓本の現場を始めてみました。とても面白くて子供たちといつまでも見ていました

碑林博物館を出ると、ちょうど城壁を登る入口があったので登って見ることにしました。



ちょっと息が切れるほどある長い階段を登ると城壁の上はかなり広い。



1,300年程むかし、場外から攻め込んできたらこの城壁の上から攻撃をしたのでしょうか、、

城壁からの城内の風景 

城壁から場外の風景 

城壁を降りたところで2人の兵士が休んでいるのを見かけました



今日最後に訪れたのはイスラム教のモスクを模った寺『清真大寺』
異文化の探検で少し心理的に怖かったのですけれども…



本殿はメッカの方角に位置するのでしょう、お祈りの時間には大勢の信者がここにひざまづくのでしょうか、、、

 

ここへ来て始めて中国の広大な距離感を感じました。
上海とはまた違った空気を感じます。

… つづく