本の表紙の写真とタイトルから面白そう~と期待満々で読み始めたのですが・・・。
最初からとっつき難い文章だなあ・・・という印象。
読み進んで行く内に、なんじゃこの男は??と思い始めました。
まぁまぁモテること・・・。本人が望んでなくても、どんどん色々な女性からモーションかけてくるんですよね(こんな恵まれた経験してる中年サラリーマン、今まで聞いたことないや)
子供が夜泣きして夜中に何度も妻が半分寝たままおむつをかえて、あやして寝かしつけているのを旦那が横でぼんやり見ていて、朝寝不足で会社に行く・・・という部分を読んで、どんより~
★以下ネタバレです 白文字で書いています★
気がついてみれば娘はもう大学生、アメリカに留学に来ていた。ついさっきまで自分はアメリカにいて日本に帰って来たばかりだというのに、それを妻から聞かされる。子供がアメリカに行くということさえ聞かされてなかったんだ・・・と呆然とするんですが、だって家を建てると決意して口を開くまでの11年間も口をきかなかった夫婦関係ですよ・・・。その間家族に会いたくないが為に、妻と娘が寝てる間に会社に行って、2人が寝た後に帰宅し、土曜も出勤、愛人と過ごして日々を過ごしてたんでしょう?
で、最後は、これからは、2人で顔をつきあわせて暮らしていかなければならない・・・みたいに終わってるんですが、この後娘が留学を終えて就職したら、妻から離婚届けを渡される可能性も・・・。熟年離婚になっちゃうかも・・。
とはいえ、のんびり2人で茶でも飲みながら良い感じで暮らしていくのかもしれませんが 以上
う~ん、私には別に響いて来る部分とかある本では無かったみたいでした。2つ★
この本には、「ペナント」という短編もあって、そちらの方がむしろタイトル作よりは面白かったかもしれません。ペナントあったよな~懐かしいなぁ~って思い出しました。最後の締めくくりの部分とかはピンと来なかったけれど・・・。
終の住処 磯崎 憲一郎(2009年7月)
妻はそれきり11年、口を利かなかった――。
30を過ぎて結婚した男女の遠く隔たったままの歳月。日常の細部に宿る不可思議をあくまでリアルに描きだす。過ぎ去った時間の侵しがたい磐石さ。その恵み。人生とは、流れてゆく時間そのものなのだ――。第141回芥川賞受賞作。
そうそう!真紅さんが思ったこと、そのまんま私も同じに思ったわ。旦那11年も口をきかないなんて事やってたくせに・・・とか、こんなに一杯色々な女性と~とか、なんだか読んでいてとっても苦々しい気分になっちゃったの。
そういえば、この時に直木賞を受賞した、鷺と雪だっけ? あれも私はあんまり面白くなくてダメだったんだ・・・(感想書かなかった)
本屋さんにダダーンと並んでいたのもつかの間の間だけだった気がする・・・。やっぱり面白い小説はロングランになるしね・・・。受賞作品が面白いか・・と言われれば、そうでもなかったりするよね・・・。
私、これ芥川賞ってことで読んでみたんですが、全く面白くなかったですね。。
読み難くはなかったんですが、描かれている夫婦が変テコリン過ぎて・・・。
11年も口をきかないって、超モラハラじゃん?! 子どもの性格が、歪みそう~。
それに、普通のサラリーマンってこんなに女性と付き合えるもんなんでしょうか。。
磯崎さんのお勤めの会社は超一流企業なので、こんな感じなのかな?
でも私、この方の本は、もう読まないと思うな~。
わ~~い!話題の本なのに、誰も回りで読んだ方がいらっしゃらず、、初コメント頂けて、とっても嬉しいです~
ありがとうございます
おおっ、「文芸春秋」で?!となると、すぐ読みたくなって単行本になる前に買われて読んだんですね~、素早い!!
単行本でも、読みにくい文章でした・・・。
せっかく、文芸~を購入するほど勢いで読まれたのに・・、がっかりされたことでしょうね・・・
私は表紙の装丁とか、タイトルから、これはイケるかも!って凄く期待しちゃったんです。
rose_chocolatさんが、いつか感想を書かれるのを楽しみにしています。
TB、なおったんですか?それは良かったです
私のブログは、楽天さんとアメーバーさんに何故かTBがはれない事が多々あり・・・困っています(これは長年解決されない謎の現象です)
ほとんど改行がない文章で、読みにくかったなあ。。 単行本も出てたのかあとちょっと斜め読みしましたが、さすがにそこはうまくレイアウトされてましたね。
お書きの通り、私もこの作品はそんなに響きませんでした。
これって芥川賞・・・? とも思ったり。
ペナントの方が面白そうですね。
あと、TBの件直ったようです。いろいろご心配おかけしました。 また今後ともよろしくお願いいたします^^ これももし本レビュー書いたらTBさせていただきますね。