「ドロップ」も「4TEEN」も、ほぼ同じ年代、中学生の男子仲間のお話。
ドロップの方はヤンキーの世界を書いていて、4TEENの方は、こんな優しい男の子達がいることを信じたい・・って思う内容でした。
私は4TEENの方が、より面白く読めたし、好きかもしれません。
「ドロップ」品川ヒロシ(著) お笑いコンビ・品川庄司の青春小説。80年代東京のヤンキー不良達のお話。喧嘩や恋愛などをリアルに綴っています。あらすじは、公立中学に転校してきた主人公は、口が達者なのが取り柄。不良仲間にボコボコにされずに、上手い具合にとけ込み親しくなるように頭を働かせる・・・。
2ヶ月くらい前に読んだので、細かい部分は忘れてしまいましたが、お姉さんの彼氏が、すごく良い人でねー(;_;)あと、不良仲間で、可愛い顔なのに残虐?な男の子が、女の子にモテる話し・・・普段は冷たいのに、たまに見せる笑顔や優しさに、女の子は弱いんだ、って部分とか、その男の子の元彼女(殆ど捨てられた状態)を好きになってしまう主人公の深層心理とかが、凄くリアルでおもしろかったです。私だったら、そのモテる可愛い残虐な男の子じゃなくて、断然主人公の男の子みたいな優しい子が好きだけどな!
以前より、品川さんって映画とか漫画に詳しいし、色々博識な人で、そのわりに威張った処がなくて良い感じの人だな、って思っていたのと、私の好きな俳優さんのことを日本で有名になる前から褒めてくれてたので、好感度が増していまして、この度、自伝っぽい小説を出したと聞いて、読んでみました。小学生の家の子も、普段本は読まないのに、面白い!って読んでたくらい、子供にも読みやすい本だったみたいです(でも結構分厚い本です)。私は普通に面白く読みました。3つ★くらいかな。
現実に、品川さんって 実は大金持ちのご子息。祖母は、あの有名美容グループ「山野愛子」さんその方で、ご両親も「山野愛子グループ」の美容家としてご活躍中。
私立中学に入る前は、非常に優秀で成績も全国でトップクラスだった品川さん、でもそれは親に勉強しなさい!と強く言われるままに勉強していたから。
ところが、私立中学からは、寮生活だった為、親の管理から離れられたのもあり、勉強をさぼるようになって、成績ががた落ち、結局中3の時に学校を辞め、公立の中学に転校。そこで不良?の仲間入りを果たす。でも、そういうバカをやっていた時期は、そんなに長く無かったみたい。またそこから離れて、今度はお笑いの方でがんばってやり始めた時期を考えると。だからこそ、彼が自分の過去を振り返って考えるとき、その1、2年が特別な輝き?をもって感じられ、もしかしたら一番懐かしい思い出なんじゃないかな~って推察。
人間、バカな事やってた時期とか、ちょっと危険な事にトライしてたえ時って、とても懐かしかったりするもんですよね。
品川祐(しながわ ひろし)ウィキペディア
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『4TEEN フォーティーン』石田衣良こちらは中学校2年の14歳の男の子達の話し
池袋ウエストゲートパーク等で名前はかねがね聞いていたものの、なかなか読む機会が無かった石田さん、
「あなたと、どこかへ」eight short storiesという何人かの作家さんの短編集の中に、石田衣良さんの「本を読む旅」という短編があったのを初めて読みましたが、どうもピンと来ず、ちゃんとした小説も読んでみようかな~と思って手に取ったのが、4TEENでした。
この作品は、第129回(2003年上半期)直木賞を受賞したそうです。
なかなか微笑ましい、ちょっと冒険心やH心をちりばめた少年小説なのでした。私も一緒に、東京都市どまんなかを自転車で・・とか、新宿キャンプとかやってみたかったな~ってワクワクしちゃいました。
登場人物は同じながら、独立した8つの短編が集まって出来上がってる本で、とっても読みやすく、あっという間に楽しく読めてしまいました。全体的に、うわ~なんて優しいんだ!!!って本でした。人を信じたくなる本・・な気がして、後味も良かったのです。何度かジワ~っとなってしまったし。
が、その後風呂に入りながら冷静になって、また小説の事を考えてみたらば、こんな良い子ばっかりいるかな・・・?って気も少々・・・。だって、4人だけじゃなくて、回りの子達やクラスの子達など、みんな殆どの子が優しい!!この本は、あったかくて良い本であることは確か。ケチつけたくはないんだけれども、でも、ほんのちょっとだけ、意地悪な気持ちでチョンと突きたくなって・・
でも、それぞれ家庭環境や、暮らしぶりの違う(貧乏な子、お金持ちの子、病気を持った子、普通な子、優秀な子)が、仲良い姿は、いいなぁ~~!こんな仲間とつるめた時があったなら、本当にその後の人生で何かあっても、あの時思ってふんばれるかも!って気がしましたよ^^ こんな時を過ごせた事がある人が素直に私は羨ましいです。
登場人物は、100キロの巨漢のダイ(お父さんが酒癖が悪くて、家も貧しい)、ウェルナー症候群という難病のお金持ちのナオト、勉強が得意なジュン、主人公?のごく普通な男の子テツロー。月島中学に通う中学二年生四人組が一年間で経験する様々な出来事。
「びっくりプレゼント」(入院中のナオトの許に大まじめで女子高生をプレゼントする話し)
「月の草」過食・拒食を繰り返す同級生の女の子と付き合う話し
「14歳の情事」暴力受けてる人妻と・・
「空色の自転車」ダイを救う為に?不良グループとの対決・取引条件が、好ましかった
「大華火の夜に」病院飛び出しちゃったお爺さんとの話 いい話だわ~!
「ぼくたちがセックスについて話すこと」同級生の男の子が、実は同性愛嗜好だった!
「飛ぶ少年」(こんな空気読めない子がいたら、イジメのターゲットになっちゃいそうだけれども・・・
「十五歳への旅」自転車旅行と偽って2泊3日で新宿にテントを貼って野宿したり、クラブに行ってみたり、ストリップ見に行ったりする冒険話し
amazon
品川ヒロシ、個人的にけっこう好きなんです。この方、多分かなり頭がいいと思われます!
今度読んでみようかな。
ほんと、お笑いの人がTVの3分の一を占有してるかも・・って感じる今日このごろです。たっくさん有るお笑いグループ名と、そこに所属?してる人の名前が一致してなかったりします。ちょっとお笑いの人ばっかり、出過ぎてるような・・・なんて実は少々思う時も・・・。
でも品川さんは前から何故か好きです。一緒に組んでる人(名前忘れちゃった・・・体を売りにしてる人)は、とりたてて好きではないんだけれど(^^;)
>「陰日向に咲く」の柳の下のどじょう?なんて思ってたんですが、
私も思ってました!でも、王様のブランチでドロップが紹介された時に、面白そうかも・・・と思って、図書館で借りて読んでみました。
喧嘩のシーンとか結構多いのです・・・実はそういうの興味全然無くて。
かつてヤンキーだった人や、不良に興味がある人が読むと、楽しめるかもしれません
4teenは受賞したことも知っていたものの、
タイトルだけで判断して読まずにいました。
これを機に読んでみても良いかな。
40代をテーマにした小説もあったはずなので、そっちも読んでみると面白いかもしれません。
石田さんの本、お読みになられていたのですねー。
何かお薦めあったら、教えて下さい!
ところで、下でお話になられているのは「40 翼ふたたび」 ですね!?
40代のお話で、少々「4TEEN」っぽい・・・らしいですね。
なんと、実は今、手元にあるんです☆(同じく図書館で借りてきてます)
近々読んでみるところですよ♪
存在する音楽さんも、以前読まれたことがあるのかな~?
お薦めと言えるかどうか。少し重苦しくなりますが、LASTを読みました。人によって面白いと感じるかどうかはわかりませんが、それなりに面白かったですよ
教えて下さって、どうもありがとうです~!
LASTって本を読んだことがあるのですね?
インプットしました^^
とりあえずは、40翼ふたたび を読んで見ます。
それを読めば、3つの小説を読む事になるので、だいたい、石田さんとの相性?みたいのも解るかな~と・・・
古い記事にスイマセン。
映画ブログの方はよく遊びに来てるんですけど、そういやこっちはあまり遊びに来てなかったなぁと思い、久々に来てみました(笑)
4TEENは映画版(ドラマ??)の方は観ました。
ティーンという響きって良いよなぁって思った!!
そうそう、お姉さんをプレゼントするんですよね(笑)
お姉さんも凄く良い人で・・・。
ホント、登場人物みんなが良い人って感じでした。
東京の下町って設定だったからかしら??
小説は最近は全く読んでません。
劇団ひとりの小説を買ったんですけど、もう3週間以上手付かずのままです(笑)
あ、映画倉庫の方に来て下さっていたなんて、ありがとうですー!!
私も、マイコさんち、実は、ちょこちょこ見に行っているんですよ^^
4TEENの映画版を、ご覧になったなんて!
私も以前から、機会があれば見たい映画の一つなのですが、出来たらTVで放映してくれないかなぁ・・・なんて、思って待ってしまっていて・・。
レンタルショップに行くと、他のものを借りてしまって、後回しになっちゃっているんです。
過食症で登校拒否の女の子役を、hanae(「小学生日記」という本を書いた少女)が演じているそうなので、それもちょっと見てみたい理由の一つなんです。
劇団ひとりサンの本は、図書館でリクエストしているものの、もの凄い順番待ちで、いつ回ってくるのやら・・・。