最近読んだ川上さんの2冊が両方とも、偶然に父不在の母子家庭のお話でした。
「七夜物語」
新聞連載小説とのこと。
酒井駒子さんの挿絵が250枚も載っています。
とっても素敵ですー!!
あと本の紙質が、なんだろう・・・、三浦しをんさんの「舟を編む」で出てきた辞書の紙質の「ぬめり感」の様な・・、とにかくとても手に優しい紙質を選んでいます。
内容は、上巻の方が私は面白かったのですが(仄田君のキャラとか・・・いるな~こういう子、って凄く解る気がして)下巻の方はファンタジー部分が多かったので、そういうお話が元来得意じゃない私にとっては、あまり楽しめませんでした。でも単に私がそういうジャンルが苦手なだけで、お好きな方が読めば絶対楽しめるはず。
「七夜物語」(2012/5/18) 内容紹介
小学校四年生のさよは、母親と二人暮らし。離婚した父とは、以来、会っていない。ある日、町の図書館で『七夜物語』という不思議な本にふれ、物語世界に導かれたかように、同級生の仄田くんと共に『七夜物語』の世界へと迷い込んでゆく。大ネズミ・グリクレルとの出会い、眠りの誘惑、若かりし両親、うつくしいこどもたち、生まれたばかりのちびエンピツ、光と影との戦い
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「光ってみえるもの、あれは」
高校生の男の子目線で書かれています。
さらっとした文体と、どこか浮世離れした感じのお話。
川上さんらしさが凄く出ているお話でした。
楽しく読ませてもらいました。
母親が外で恋愛しているのって、子供は嫌悪感とか感じそうだけど、この翠君は受け入れている様子。母親が誰かとラブラブな様子を思春期の息子が目撃するという設定って、なかなかキワドイはずなのだけれど、川上さんが書くと、ふ~ん・・って感じになる。
内容 主人公の翠(みどり)くんと母、祖母の三人家族。高校生の友人、遺伝子上の父親・大鳥さん、彼女の平山・・・。
親友の花田は「ものすごくシミシミした感じで」世界に溶けこんでしまう自分が困ると言い、やがてセーラー服を着て登校しはじめる。
川上弘美 / 2003年09月10日発売
神様2011
これでよろしくて?
センセイの鞄
「パスタマシーンの幽霊」「ざらざら」感想
「窓の灯」と「ニシノユキヒコの恋と冒険」 感想
年末、お正月と、いかがお過ごしでしたか?
冬休みも終わって、学校も始まり、寒い中の登校、大変ですね?
なんですと?テスト・・・またもやテストですか・・・
学生時代は、しょっちゅうそうやってテストに追われて、辛いですね・・。
でも、くっしぃさんは、国語のテストは、無勉強でも、結構良い点が取れるんじゃないでしょうか!
あ、模試とかね。
羨ましいなぁ~~~
読書好きな人って、国語のテストの才能ある人多いですよね。
で、七夜物語、途中で止まっているんですね?
確かに、グリクレル、ちょっと怖い感じの登場でした・・・。
このお話、去年のよみうり新聞の、誰だったかな・・・小泉今日子・・?ちょっと忘れちゃったんですが、誰かのベスト1に選ばれていました。
舟を編む、私も読みました。
面白かったですねー。
今度映画化されるらしいとか。予告編で、珍しく小綺麗な松田龍平が演じている様子を見かけました。
くっしぃさん、留年しないように、単位計算に注意して、がんばって下さいね
あと「舟を編む」もこの前読んだんですよ。まじめ君最高でしたね(^o^)