2002年と、なんと20年以上前の作品。今更読みました。
この頃はまだシェアハウスなるものは珍しかったと思う。
面白かったです。最後にびっくりする展開が・・・。
小説を読んだ後、映画(2010年作品)も見ました。
そちらも13年前ということもあって出演されていた役者さんも感慨深いものが・・・。
内容は5人の若者が、2LDKのマンションで同居するお話。
それぞれのメンバーが日常生活を語る。
●第1章 良介 実家が寿司屋を営む、普通の大学生 ちょっとどこか横道世之介っぽい感じの子
なぜかしらひらがなの「ふ」の字がよく似合う
●第2章 琴美 売出し中の俳優と付き合うニート美女。いつも家の中で彼からの電話を待っている。家の中をきちんと掃除し整えてくれている。都合の良い女状態なのは重々本人も解っているが・・・。
●第3章 未来 イラストレーター兼、雑貨屋でバイト中。深夜まで飲み歩いて早朝酔っぱらって帰宅することもある。 自分で編集したレイプ画像まとめを見ている
●第4章 サトル ひょんな事から同居することになった謎のゲイの少年。
留守宅に上がりこみ、こっそり滞在し、そっと去って行く
●第5章 直樹 映画会社に勤める社会人で、元は彼女とここで暮らしていたが、彼女が新しい彼氏(年が結構上)を作って出て行った。しかし今でもたまに遊びに来たりと不思議な友人関係。
★以下ネタバレ★
びっくり・・・。まさかラストがこういうオチになる小説だったとは。
最後まで読んで、また最初から二度目を読みたくなりますね。
連続通り魔殺人犯が直樹だったとは。そして、仲間もうっすらそれを解っていた・・というのもビックリ。特に凄い理由があるって訳じゃないのよね・・・。以上
ここでうまく暮らしていくために、知らず知らずのうちに、メンバーそれぞれがここに合う、適応するキャラに自分を変化させ演じているのかも・・・というのは、おお・・・と思いました。
そういうのって確かにあるな。学校の仲間、仕事場のチーム内、その集まりの雰囲気におさまり良い居心地が良いキャラに自分を少し変えている、っていうのはあるある・・・。
映画情報もちょっとだけ。
行定勲脚本・監督で製作。2009年5月に撮影開始、2010年2月20日に公開。第60回ベルリン国際映画祭で、国際批評家連盟賞を受賞。
伊原直輝:藤原竜也
相馬未来:香里奈
大河内琴美:貫地谷しほり
小窪サトル:林遣都
杉本良介:小出恵介
丸山友彦:竹財輝之助
美咲:野波麻帆
松園貴和子:中村ゆり
松園浩志:波岡一喜
隣の占い師:正名僕蔵
女社長:キムラ緑子
野口良夫:石橋蓮司
梅崎:三浦誠己
マリネママ:深沢敦
ウララ:花井京乃助
マコト:森崎ウィン
キムラ緑子さんがあんまり変わってないのに驚いたわ。
林遣都君がまだ少年だったー。
この当時、世之介的キャラは小出君が演じてたのね。確かに良い人って印象の役者さんだったもんな。その後の色々が惜しいわー。
「パレード」
「初恋温泉」「日曜日たち」他
「最後の息子」「春、バーニーズで」
「永遠と横道世之介」
「続、横道世之介」
「怒り」
「路ルウ」「平成猿蟹合戦図」
「さよなら渓谷」「パーク・ライフ」
「横道世之介」
「悪人」
この頃はまだシェアハウスなるものは珍しかったと思う。
面白かったです。最後にびっくりする展開が・・・。
小説を読んだ後、映画(2010年作品)も見ました。
そちらも13年前ということもあって出演されていた役者さんも感慨深いものが・・・。
内容は5人の若者が、2LDKのマンションで同居するお話。
それぞれのメンバーが日常生活を語る。
●第1章 良介 実家が寿司屋を営む、普通の大学生 ちょっとどこか横道世之介っぽい感じの子
なぜかしらひらがなの「ふ」の字がよく似合う
●第2章 琴美 売出し中の俳優と付き合うニート美女。いつも家の中で彼からの電話を待っている。家の中をきちんと掃除し整えてくれている。都合の良い女状態なのは重々本人も解っているが・・・。
●第3章 未来 イラストレーター兼、雑貨屋でバイト中。深夜まで飲み歩いて早朝酔っぱらって帰宅することもある。 自分で編集したレイプ画像まとめを見ている
●第4章 サトル ひょんな事から同居することになった謎のゲイの少年。
留守宅に上がりこみ、こっそり滞在し、そっと去って行く
●第5章 直樹 映画会社に勤める社会人で、元は彼女とここで暮らしていたが、彼女が新しい彼氏(年が結構上)を作って出て行った。しかし今でもたまに遊びに来たりと不思議な友人関係。
★以下ネタバレ★
びっくり・・・。まさかラストがこういうオチになる小説だったとは。
最後まで読んで、また最初から二度目を読みたくなりますね。
連続通り魔殺人犯が直樹だったとは。そして、仲間もうっすらそれを解っていた・・というのもビックリ。特に凄い理由があるって訳じゃないのよね・・・。以上
ここでうまく暮らしていくために、知らず知らずのうちに、メンバーそれぞれがここに合う、適応するキャラに自分を変化させ演じているのかも・・・というのは、おお・・・と思いました。
そういうのって確かにあるな。学校の仲間、仕事場のチーム内、その集まりの雰囲気におさまり良い居心地が良いキャラに自分を少し変えている、っていうのはあるある・・・。
映画情報もちょっとだけ。
行定勲脚本・監督で製作。2009年5月に撮影開始、2010年2月20日に公開。第60回ベルリン国際映画祭で、国際批評家連盟賞を受賞。
伊原直輝:藤原竜也
相馬未来:香里奈
大河内琴美:貫地谷しほり
小窪サトル:林遣都
杉本良介:小出恵介
丸山友彦:竹財輝之助
美咲:野波麻帆
松園貴和子:中村ゆり
松園浩志:波岡一喜
隣の占い師:正名僕蔵
女社長:キムラ緑子
野口良夫:石橋蓮司
梅崎:三浦誠己
マリネママ:深沢敦
ウララ:花井京乃助
マコト:森崎ウィン
キムラ緑子さんがあんまり変わってないのに驚いたわ。
林遣都君がまだ少年だったー。
この当時、世之介的キャラは小出君が演じてたのね。確かに良い人って印象の役者さんだったもんな。その後の色々が惜しいわー。
「パレード」
「初恋温泉」「日曜日たち」他
「最後の息子」「春、バーニーズで」
「永遠と横道世之介」
「続、横道世之介」
「怒り」
「路ルウ」「平成猿蟹合戦図」
「さよなら渓谷」「パーク・ライフ」
「横道世之介」
「悪人」
http://todo23.g1.xrea.com/book/keyword.html?key=9784344405158
最近は永山絢斗さんがクスリで、とかいい役者さんなんだけど…な事件を起こす人、結構多くて残念です。
吉田修一さん、まだ続きますか?!
この本、かな~り前に読んだのに覚えてるよ。最後に、驚いた!!マジで驚いた!
でも、何となくその場の合った自分のキャラを作ってるってのは、分かる。って思った
いろんなキャラを演じていると、次第に本当の自分が分からなくなるんだろうね。
この映画の存在は知ってたけど、キャストまでは知らなくて・・・なんだか豪華ですね。
テレビで放送しないかな?(笑)
リンクありがとうございます。
感想拝見してきました。
そうそう、それぞれの登場人物の自然な描き方が上手くてね。特に何があるってわけじゃないのに読まされる。
でも随分前に読んでいると忘れてしまいますよね。
コメントありがとうございました。
吉田作品これが最後です。夏に借りた全集「青春」にこれも含まれていて、1か月位前に読んで返却しました。これ感想書くのに1か月経っちゃいました。
>「風が強く吹いている」林遣都
あーそうでしたよね。 しをんさんの小説も映画も両方面白かったなー。
林遣都君って昔「バッテリー」で知って、まさかその後もこんなに活躍し続ける役者さんになるとは想像もしてなかった・・・。
薬物使用で出なくなる俳優さん、多いですよね・・・。残念。
コメントありがとう!
わーい、凄い昔に読んだ本なのに覚えているなんて嬉しいなー。
それだけインパクトがある内容だったって事よね。
>何となくその場の合った自分のキャラを作ってるってのは、分かる。って思った
私もー。こういうのって多い人が無意識にやってると思うな。同じ人でも、その場、その場で違うキャラだったりするもんね。
さすがにTVで放映は古すぎてやってくれないだろうなあ・・・。でもメンバーが豪華で、みんな若くてね・・・。