
上巻はかなり没頭して読ませて頂きました(4つ☆~4つ☆半)、しかし下巻は、シュンの病状がどんどん酷くなって行くのが辛すぎたのと、何か・・こう全体の雰囲気が、あまりにウェットというか、なんというか・・・、そういうのがあまり好みではなかったのです・・・。以前何冊か読んだ重松さんの本で、やっぱり数冊が、こう・・くどい暗さ(スイマセン!!言葉が悪くて・・)というか・・・、気恥ずかしくなる程のクサさ・・というかが、苦手だな・・と思ったことを思い出しました。基本的に、応援調の重松節は好きなんだけれども・・。上下巻平均でトータル3つ☆
上巻読んだ日の夜は、肺ガンとか末期癌の事とかが頭から離れず、ものすごく暗い気持ちで憂鬱なまま寝ました・・。

あと、川原さんのエピソードが、ショッキングで、あまりに不憫でした・・。


あと、ミウさんのエピソードも入っていたものだから、なんぼ「許し」がテーマだとはいえ、もう不幸and過去のとらわれ、のてんこもり過ぎて、暗い話が好きな私でさえ、重すぎで潰れそうでした。

シュンのじいちゃんの倉田千太郎。個人的に、この人について、もっと知りたかったな・・・。好きか嫌いかは別として、興味が沸く人でした・・・。観音像の中に世界各国で集めた観音像などを無造作に並べていたというエピソードも切なく・・、憎むべき悪人とは思えなかったなあ・・・。

あとね、ちょっと違和感感じたのが、なんで過去の恋愛の事とか、この期に及んで明かさなくちゃいけなかったんだろう??相手の過去すべてを知る必要とか無いと思うな・・・。
とはいえ、このカシオペアの丘の舞台は、北海道!私の故郷ですよ~。

札幌から親戚の家に行く際、道沿いに、さびれた遊園地があって、車の中からいつも不思議だなあ・・こんな処に誰も来ないだろうに・・という複雑な心境で見ていたのです(その遊園地の名前は知らず・・)
この「カシオペアの丘で」は、今年の本屋大賞候補作品に選ばれていました
重松清さんの他の本の感想
きみの友だち、流星ワゴン
「ブルーベリー」「うちのパパが言うことには」
丁寧なコメント、ありがとうございました。
とても嬉しかったです。
興味深く拝見しました・・・。
確かに本、映画、、見る時期、自分のおかれている状況、自分の体験などによって、全然感想が違って来ますよね・・・。
お父様のこと・・切ないです・・・。
コメントありがとうございました・・。
この本を読み出したのは今年の夏で、私もガンの描写が重く下巻は途中で読まなくなってしまい放置してました。
それが先日、私の父がガンと告知されました。父のガンと向き合いたくて、3ヶ月ほど放置していた下巻を読みはじめました。
今では、この本のおかげで、父のガンとどう向き合っていけば良いのか、父もこの先、シュンと同じような症状になっていくのか色々考えることができました。
読む時期というのが大事なようです。
父のガンの告知を受ける前に、偶然このカシオペアの丘でに出会っていて私は良かったです。
私のような読者も他にもいると思いましてコメントさせていただきました。
カシオペアの丘さんの地元が舞台でしたか
それだけでも、特別な作品になるのに、そのうえ、この内容・・・。
どっぷりこの世界に数日浸かられていらっしゃるでしょうね・・・
しかも、地元が舞台だったので思い入れもあってか、共感もしました。
コメントありがとうございました!
この作品、かまちくさんは、心動かされる凄く良い作品だったようですね
私は先日、重松さんの小説で、「卒業ホームラン」っていうのを読みまして、それはドツボでした・・・。中学校の教科書になっているのには驚きました。
私はドラマチックな内容よりも、卒業~のように、ありふれた日常を描きつつもぐっと来る作品の方が個人的に好きなようです。
ゆるすゆるせないって何十年の歳月を経ても難しいことだと思ったし、誤り続けることもそう簡単ではないと思いました。
そして、何よりも自分を許すことへの気付きや困難というものが伝わる作品でした。
重松清の作品の中では、ドラマチックな要素が強くて、よりリアルを求める人は不満かもしれませんが、私は人生って意外とドラマチックがリアルなんじゃないかなと思う作品だと思いました。
何より厳しさの中の優しさが伝わる素晴らしい作品だと思います。
この本の重さに押しつぶされそうになる・・っていう気持ち、お察しします・・・。
かなりヘビーでしたものね・・・。
読書って、その本によって、読み終わった後の状態が凄く違いますよね。。。
今後、たくさん日が経って、藤井さんの中で、重かったものの読んで良かった・・と思える様になると良いなあ・・・と思います。
自分の中では支えきれずに
沈没してしまいそうな内容だからです。
描写のひとつひとつが
心に突き刺さり爆発しそうです。
この胸の高まりを
どこに持っていけば良いのか・・・。
久々に衝撃を受けた1冊に
なってしまいました。
思うんですが・・・多分私がローティーンだったころ、赤いシリーズなどで、不治の病とか、そういうドラマを見まくったせいか、それとも、そういうのとは無関係に自分が年を取ったせいか?、もうそういう死んじゃう系のドラマや映画は、お腹一杯・・になっているところがあるんです・・・。
高瀬舟は私も中学の時、学校で習ったものの、あまり良い印象が残ってないのは、何故なのかなぁ・・・。
内容は、もう殆ど忘れてしまいましたが・・・
坂口良子さんって、小樽出身なんですよね。私、彼女が好きでした。彼女のドラマだと「池中玄太」が印象に残ってます。
家の親戚のおじさんが、芸能界入りする前の彼女を知っていました
でも元祖難病ドラマは昭和39年1964年にTBS系の東芝
日曜劇場で放送された愛と死をみつめてだと思います
私は昭和50年1975年に再放送でこのドラマを見ました
私はこの本は読んでいないのですけれども昔中学校の
国語の授業で安楽死問題を扱った森鴎外原作高瀬舟が
印象に残っていて確か感想文で赤い激突をリンクさせ
書いたのを覚えていますがこれだけ通り魔事件だとか
いやな事件が多い昨今ではやはり命の尊さを世に問う
問題作のこういうドラマや本は重要大切だと思います
それにしても北海道ってトワイライトエクスプレスの
旅の陰でこういうシビアな現実があるというのは重い
昔坂口良子さんが演じていたドラマ幸福ゆきのような
明るい話を期待したいのですがこの幸福ゆきの舞台の国鉄広尾線の幸福駅も廃止されてなくなってますしね
ところで1977年の夏10月ってまさに赤い激流が放送の
時ですがこの頃まさに北朝鮮の拉致もあったわけです
ちなみに愛と死をみつめては脳の腫瘍の実話の話です
みみこさん~ありがとう~♪
そういえば、前に、みみこさんちで、あっ!この本のレビューが上がってる!って反応していた気がするわ☆ それなのに、数ヶ月経つと、記憶がどこかに飛んでしまっていたわ・・・。最近そういうことが多くて困るわ~。
私も闘病とか苦しむ系は、進んで読みたくはないのよね・・・。
そうだよね、、、若い頃より、どんどん自分が年を取るということは、自分の回りに病気で亡くなる人とか、闘病される人が増えて行く訳だものね・・・。
ここのところ、結構ズッシリ重いのを読んでいるせいか、笑えて楽しいのも読みたい気分です。何しろ私の場合自分の気分とは無関係に、図書館任せ?(リクエストが回って来る順とか^^)だから・・・
今手元にあるのは、重力ピエロ(伊坂さん)、いつかパラソルの下で(森絵都さん)←確か・・みみこさんちにレビューがあったと記憶しているんだけれど・・・違ったかな・・・違ってたらゴメン!
これは重かったですよね。
基本的にお話に闘病→苦しんじゃう・・系が
入ってくると私も嫌でね。
年齢的にも厳しくなってくるからかな(経験したり
するしね)って、思ったりしています。
作りこまれているって感じは多少したかな・・
いいも悪いも、重松さんらしい小説でしたね。
NHKのBSは私も愛用させてもらってます♪
本は確かに集中力が要りますよね。でも映画だと回りに人がいる時は集中出来ないけど、本だと他の人が音楽聞いてたり、TVで笑っていても、一人で入り込めることが出来るかな~。
田辺聖子さんは、あのおばちゃん、あんな風貌なのに(失礼!)ギャップが凄いですよね。実は昔、あの外貌から読まず嫌いをしていたんです。(ごめんなさい田辺さん)
それが、ジョゼと虎と魚たちで読んで、ビックラ!!他にも幾つか短編が入っていたので読んだけれど、いやはや、このオバチャンあなどれぬ!!と、すごい驚いたものでした。
で、ロレンスを高校生の時に~~
多感な時期に、ロレンスにハマるなんて~、キャ~キャ~!私も授業中とか(今も仕事中に^^)落書きしちゃう性分なのですよ~♪ 学生時代は先生に見つかって怒鳴られたりしてましたわ・・・
いやいや、何をおっしゃいます!funiさん~
latifaさんはご隠居なんですか?
もったいない~!(?)
映画はぼちぼち見てるんですが(特にNHKのBSで・・・)、本はかなりの集中力を要するので・・・軽く読める本はさらっと読んでるんですけど。
あ、最近田辺聖子さんの短編集読みましたが、やっぱり面白かったなー。軽く読めるのに、共感できる部分が一杯あって。
ロレンスは、授業中によくアラブ風の格好落書きしてました・・・(高校時代に読んだので)。
「爆読」って意味がよくわかります!
史実がどうとか絵柄がどうとか超えて、世界に入り込んじゃうんですよね~。
でもやっぱり切なくって、あまり読み返すことができない漫画の一つです。
重松さんの内容じゃなくてすみませんです;
なんだか、nekoさんといい、funiさんといい、ここのところ、懐かしい方々とお話出来て、とっても嬉しいです~
TEロレンスは、かなりハマって、爆読してしまいましたよ。ロレンスが女嫌いになった経緯が、丁寧に描かれていたので、すごく納得が要ったんです。
あのお母さんねぇ・・・。こういうのって、解る気がします。
あと、登場人物が、純粋な少年とか、ワイルドな魅力の人とか出て来て、キャラが立っていました。
ところで、本とか映画は、恋愛にご隠居した後に、一杯読んだり見たり出来ます。
自分が物語の主人公で、色々と事件が起こったり、気持ちにアップダウンがある時は、それに一生懸命で、他のそういう本だの映画だのの事に時間かける余裕は無いというか(精神的に^^)そういうもんだと思いますよ!!
それって、素敵な事ですよ~。羨ましい位です~☆がんばって下さい!!
前回の記事のコメントにレスつけてなくって。
でも、「T.E.ロレンス」のお話だったんで、やっぱりお話しなきゃ!と思って。
そしたらnekoさんからのコメントが新しい記事(っていうか日記w)についてて・・・。
goo同窓会みたいですね!
ロレンス、面白く読んでもらってなんか嬉しいです。
この本結構色々な人にすすめてるんで・・・。
史実がどうであるかは別として、本当に切ないなあーと思ってしまいます。
最近、切ない漫画ってあんまり読んでないなあ。
現実逃避しなきゃ!!
本も積ん読状態で、映画も全然見てなくって、どんどん中身が乾いていく気がします・・・。
またぼちぼちお願いしますね♪
嬉しいですー!私もnekoさんちに、どうしているかな・・って立ち寄ったことがあります(今年に入って)
ブログ始めた頃とは、話題が変わって来てしまったけれども、まだやってます・・・。
nekoさんや、funiさん、レイさんとかと韓国ものの話しをしていた頃が懐かしいです。凄く楽しかったなぁ・・
今も、ボチボチですが、ドラマも見ています。凄く見る数は少なくなってしまいましたが・・・。現在は「白い巨塔」1本のみ見てます。
ところで、この本、nekoさんもお読みになってたんですね~
同じ処に反応していたなんて、うっれしいな~~
あの頃は、あんまり本を読んでなかったのですが、最近は、ドラマを見る時間が減ったせいか(爆)、読書もするようになりました。
昔nekoさんちで、奥田さんの本(空中ブランコとか、あのお医者さんシリーズ)について話した事とかありましたよね。
また、いつでもお気軽に立ち寄ってください~
あの息子が父から病気を告白されるシーンが一番ぐっと来ました。その場では泣かず、お母さんに会ったとたん泣き出しましたよね・・・。
サッカー好きで、元気で、陽気で活発。絵に描いた様な、満点息子でしたね
さっき偶然にfuniさんちにたどり着き、なんだかとても懐かしくなってlatifaさんちに…♪
「カシオペアの丘で」私も読みました。
そう、そうなんですよね。私も前半は面白く読んだのですが、後半は「なんか違うな~」って感じでした。
「相手の過去すべてを知る必要とか無いと思うな」同感です!
私のところは閉めたままになっていますが、また寄らせていただきます。
なんだかとても嬉しい気分です~!
今知ったのですが、絵文字がぶいずん増えてるんですね。
重松さんの作品で、生と死をテーマにした作品は読むのにちょっと勇気がいります。
ついつい引きずられて気持ちが沈んじゃいますもんね。この作品では、遺される男の子の健気な様子がもうたまりませんでした。
遊びに来て下さって、凄く嬉しいです。ありがとうございます~~
>芦別の観音像寂れてますよね~めったに通らないけど
ということは、今もあるのですね?最近何年もあの辺りに行ってないので、知らなかったのです。
私も前半は好きでした。だから、上巻読んでいる最中に、急いで下巻を図書館にリクエストし、中断しない様に下巻がすぐ届きますように・・・って願いました。運良く、次の日に下巻が回って来て、ノンストップで2日で読むことが出来ました。
う~~ん、やっぱり病気もの、しかも主人公が段々弱って死にゆく内容は、基本的に苦手なのです・・。
hitoさんの「きみの友だち」の感想も拝見させて頂きましたよ~☆ 同じ作品が好きなこと、嬉しかったです。今度映画化されるそうですね。。。
「その日のまえに」「ビタミンF」は、未読なのです。今度読んでみよう~~っと
>出てくることがすべて暗かったダメージ、大丈夫ですか?
いや・・・結構引きずってます。一昨日と昨日と、この上下巻を読んだので、気分が上向きになるには、一体何を読めば良いのやら??と・・・
>いろんな要素を詰め込みすぎていて、四人にもっと焦点を当ててほしかったのですが散漫になった印象もあります。
そうなんですよねー!結構みなさん、そうおっしゃっている方が多かったみたいですね。
でも、藍色さんが、「勢いで読んじゃったので、あまり気に留めなくて」っていうのは、解ります!私もそういうこと良くありますもん。
最近ずっと芦別の方に行ってなくて(もう何年も。。)今はあるのか、どうか解らなくてすいません・・・
同じ札幌出身♪嬉しいです~
芦別の観音像寂れてますよね~めったに通らないけど、見ると何故あそこに観音?と思っていました。
私は、重さはそう感じなかったのですが、後半はやっぱりもう少し年齢を重ねてから読んだ方がしっくりくるのだろうな~と思って読んでいました。
前半は好きだったのですけどね~
重松作品では私も「きみの友だち」好きです!!「その日のまえに」「ビタミンF」「流星ワゴン」も好みです。
あまりにも重すぎたみたいですね。
しかも出てくることがすべて暗かったダメージ、大丈夫ですか?
いろんな要素を詰め込みすぎていて、四人にもっと焦点を当ててほしかったのですが散漫になった印象もあります。
私は勢いで読んじゃったので、あまり気に留めなくて(恥)。
道沿いのさびれた遊園地…まるでこの物語みたいでビックリ。
観音像はありますか?