友達が面白かったと言っていたので借りました。
東野作品を読むのは、久しぶり。
長編の方が読み応えがあるので、短編はどうかなあ…と思ったのですが、サクサク面白く読めて、短編で終わらせてしまうのには、もったいないなあーと思った作品もありました。
それにしても、東野さんは、本当に小説のアイディアが豊富なんですね、感心してしまいます。4つ★
9つの短編のタイトルです。
正月の決意
十年目のバレンタインデー
今夜は一人で雛祭り
君の瞳に乾杯
レンタルベビー
壊れた時計
サファイアの奇跡
クリスマスミステリ
水晶の数珠
タイトルは、全く関係なかったみたいで、少々残念。
最後の「水晶の数珠」が一番私は好きでした。
★以下ネタバレ含んだ内容と、あらすじです★
正月の決意
初もうでに遭遇した死体、やる気のない警官たち、ラストはびっくり。なんと主人公のご夫婦は、これから自殺しようと思っていたなんて。でも、ダメな奴らを見て、死ぬことはないんじゃないか?って踏みとどまるというお話。
十年目のバレンタインデー
主人公の著名な作家。学生時代のサークル繋がりで女子と交際していたが、いきなり彼女から別れをつきつけられ、10年が経っていた。久しぶりに彼女から連絡が来て、待ち合わせの場所に行ったのだが・・。
殺された女子は実は小説の才能があって、彼が勝手に彼女の小説のアイディアを盗んで、それを使って今の地位を築けていたんですねー。
今夜は一人で雛祭り
京都には、ひな祭りの並び方等に、しきたりがあるのねー 全然知らなかった。
君の瞳に乾杯
合コンで知り合ったモモカちゃん。アニメの話で盛り上がって、デートするようになるも、彼女は見の上を隠すのだった。彼女は、いつもカラーコンタクトをつけていたのだが、それを外すと・・・。なんと主人公の男は警官で犯人捜しを日々しており、モモカは指名手配中の犯人だったというオチ。
レンタルベビー
赤ちゃんが出来たらどんな生活になるのか?を試すロボットというのがある 面白かったです。ラスト、レンタルした女子が60歳だったというのもブラックが効いてました。
壊れた時計
お金のために、請け負った仕事を遂行しようとマンションに無断で入ったら、なんと留守のはずの住人が帰って来てしまい、驚いてあげくのはてに倒れどころが悪くて死んでしまう。彼の腕時計がその時壊れてしまっているのを見て、悩んだ末、持ち帰る。色々悩んで、修理した後、また現場に戻って(笑)修理した腕時計を戻すのだが、それがアダになって足がついてしまう。
サファイアの奇跡
とある野良猫を可愛がっていたが、トラックに轢かれて死んでしまった。その後何年も経って、その猫に再会??
なんと死んだと思っていた猫の脳を別の猫に移植して、外見は違うが生きて?いて、久しぶりに再会できた。
クリスマスミステリ
15才年上の脚本家の女性を殺そうと完全犯罪を仕組むが、逆に彼女にやられてしまうという話。トリックやオチはとてもオモシロイのだけれど、彼女が自殺する必要がないのがガンよね(^^ゞ
水晶の数珠
これが一番好き。 とても良いオチなので、短編に使ってしまうのが残念です・・。
主人公はアメリカで役者として成功を夢見る男。オーデションを受けるも、なかなか目が出ない。そんな中、父の余命が僅かで、最後になるだろう誕生日会に参加してくれと姉からお願いされる。しかし、大事なオーディションが迫っていた。
一度だけ過去にタイムスリップ出来るという魔法?を使える数珠を、代々受け継いでいる家族。
父亡き後に、渡された手紙でそれを知る。
しかし成功者だった父は、実は、その魔法を使わずにいたんですね・・・。もし失敗しても、戻ってやりなおせる、という防波堤的数珠魔法があったからこそ、人生で何度か大胆な勝負にかかんに出ることが出来て、事業は成功したのでした。
そして、父はが命僅かな時、何にその魔法を使ったのか?といえば、意外な事に使っていたのでした。
息子が父の誕生会に参加したら、その後、交通トラブルでアメリカに予定通り帰国できなくなり、大事なオーディションを受けられなくなり、そのまま、夢を諦めてしまう・・・(彼が後々、後悔したままの人生を歩むことになるのを阻止したかったのね・・)という経緯が見えたからこそ、誕生会に参加しないように、わざと息子に電話をかけて喧嘩をして、そのまま空港でとんぼ帰りするようにしむけた、のでした。
それが解った息子は、役者を諦めずに頑張ろう!!と一念発起するのでした。成功するといいなあ・・・。
でも、もしダメでも、この数珠で何か成功できそうよね。
なんか、とても良いお話でした。 以上
素敵な日本人 東野圭吾短編集 2017/3/30
片想い
パラレルワールド・ラブストーリー
祈りの幕が下りる時
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「黒笑小説」感想
歪笑小説5つ★!
ネタバレ「新参者」感想
カッコウの卵は誰のもの
「パラドックス13」
「 聖女の救済」「ガリレオの苦悩」
流星の絆、眠りの森
赤い指、悪意
「ダイイングアイ」「夜明けの街で」感想
「たぶん最後のご挨拶」「あの頃ぼくらはアホでした」 「容疑者Xの献身」東野 圭吾 感想
「手紙」東野 圭吾 読む価値の高い、お薦めの作品
「白夜行」小説・ドラマ比較と、「幻夜」感想
白夜行 東野 圭吾 小説読んだ感想
さまよう刃
東野作品を読むのは、久しぶり。
長編の方が読み応えがあるので、短編はどうかなあ…と思ったのですが、サクサク面白く読めて、短編で終わらせてしまうのには、もったいないなあーと思った作品もありました。
それにしても、東野さんは、本当に小説のアイディアが豊富なんですね、感心してしまいます。4つ★
9つの短編のタイトルです。
正月の決意
十年目のバレンタインデー
今夜は一人で雛祭り
君の瞳に乾杯
レンタルベビー
壊れた時計
サファイアの奇跡
クリスマスミステリ
水晶の数珠
タイトルは、全く関係なかったみたいで、少々残念。
最後の「水晶の数珠」が一番私は好きでした。
★以下ネタバレ含んだ内容と、あらすじです★
正月の決意
初もうでに遭遇した死体、やる気のない警官たち、ラストはびっくり。なんと主人公のご夫婦は、これから自殺しようと思っていたなんて。でも、ダメな奴らを見て、死ぬことはないんじゃないか?って踏みとどまるというお話。
十年目のバレンタインデー
主人公の著名な作家。学生時代のサークル繋がりで女子と交際していたが、いきなり彼女から別れをつきつけられ、10年が経っていた。久しぶりに彼女から連絡が来て、待ち合わせの場所に行ったのだが・・。
殺された女子は実は小説の才能があって、彼が勝手に彼女の小説のアイディアを盗んで、それを使って今の地位を築けていたんですねー。
今夜は一人で雛祭り
京都には、ひな祭りの並び方等に、しきたりがあるのねー 全然知らなかった。
君の瞳に乾杯
合コンで知り合ったモモカちゃん。アニメの話で盛り上がって、デートするようになるも、彼女は見の上を隠すのだった。彼女は、いつもカラーコンタクトをつけていたのだが、それを外すと・・・。なんと主人公の男は警官で犯人捜しを日々しており、モモカは指名手配中の犯人だったというオチ。
レンタルベビー
赤ちゃんが出来たらどんな生活になるのか?を試すロボットというのがある 面白かったです。ラスト、レンタルした女子が60歳だったというのもブラックが効いてました。
壊れた時計
お金のために、請け負った仕事を遂行しようとマンションに無断で入ったら、なんと留守のはずの住人が帰って来てしまい、驚いてあげくのはてに倒れどころが悪くて死んでしまう。彼の腕時計がその時壊れてしまっているのを見て、悩んだ末、持ち帰る。色々悩んで、修理した後、また現場に戻って(笑)修理した腕時計を戻すのだが、それがアダになって足がついてしまう。
サファイアの奇跡
とある野良猫を可愛がっていたが、トラックに轢かれて死んでしまった。その後何年も経って、その猫に再会??
なんと死んだと思っていた猫の脳を別の猫に移植して、外見は違うが生きて?いて、久しぶりに再会できた。
クリスマスミステリ
15才年上の脚本家の女性を殺そうと完全犯罪を仕組むが、逆に彼女にやられてしまうという話。トリックやオチはとてもオモシロイのだけれど、彼女が自殺する必要がないのがガンよね(^^ゞ
水晶の数珠
これが一番好き。 とても良いオチなので、短編に使ってしまうのが残念です・・。
主人公はアメリカで役者として成功を夢見る男。オーデションを受けるも、なかなか目が出ない。そんな中、父の余命が僅かで、最後になるだろう誕生日会に参加してくれと姉からお願いされる。しかし、大事なオーディションが迫っていた。
一度だけ過去にタイムスリップ出来るという魔法?を使える数珠を、代々受け継いでいる家族。
父亡き後に、渡された手紙でそれを知る。
しかし成功者だった父は、実は、その魔法を使わずにいたんですね・・・。もし失敗しても、戻ってやりなおせる、という防波堤的数珠魔法があったからこそ、人生で何度か大胆な勝負にかかんに出ることが出来て、事業は成功したのでした。
そして、父はが命僅かな時、何にその魔法を使ったのか?といえば、意外な事に使っていたのでした。
息子が父の誕生会に参加したら、その後、交通トラブルでアメリカに予定通り帰国できなくなり、大事なオーディションを受けられなくなり、そのまま、夢を諦めてしまう・・・(彼が後々、後悔したままの人生を歩むことになるのを阻止したかったのね・・)という経緯が見えたからこそ、誕生会に参加しないように、わざと息子に電話をかけて喧嘩をして、そのまま空港でとんぼ帰りするようにしむけた、のでした。
それが解った息子は、役者を諦めずに頑張ろう!!と一念発起するのでした。成功するといいなあ・・・。
でも、もしダメでも、この数珠で何か成功できそうよね。
なんか、とても良いお話でした。 以上
素敵な日本人 東野圭吾短編集 2017/3/30
片想い
パラレルワールド・ラブストーリー
祈りの幕が下りる時
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「黒笑小説」感想
歪笑小説5つ★!
ネタバレ「新参者」感想
カッコウの卵は誰のもの
「パラドックス13」
「 聖女の救済」「ガリレオの苦悩」
流星の絆、眠りの森
赤い指、悪意
「ダイイングアイ」「夜明けの街で」感想
「たぶん最後のご挨拶」「あの頃ぼくらはアホでした」 「容疑者Xの献身」東野 圭吾 感想
「手紙」東野 圭吾 読む価値の高い、お薦めの作品
「白夜行」小説・ドラマ比較と、「幻夜」感想
白夜行 東野 圭吾 小説読んだ感想
さまよう刃
東野さんは短編も素晴らしいですよね。
どの作品も一癖も二癖もある感じが良かったです。
また読後感もどれも全然違っていて、流石でした。
「水晶の数珠」が最後だったのが良かったです。
余韻に浸れました。
東野さん、いったいどれくらい小説を書かれていらっしゃるのやら・・・
アイディアも豊富で、ほんとに驚きます。
こんな短編に使ってしまうのは、惜しいんじゃないかな?ってのもあって・・・。
最終章の水晶の数珠、確かに最後を締めくくるのにふさわしい内容でしたね。
余韻に浸れました!
でもね、私もあまり読まないのです。
嫌いって訳じゃないのですが、なかなか手が出ない。何故でしょうね。
バリエーションがあり過ぎて、どこから手を出してよいのか判らないという事かもしれません。
流行作家の記事、面白いですねー!
確かに東野さんとか伊坂さん、凄く売れっ子だし、映像化も多いし、納得のランキングです。
東野さんは、白夜行が好きでした。
その頃、数冊読んでいたのですが、最近は、あまり読まなくなってきちゃいました。別に嫌いってわけでもないのだけれど
「水晶の数珠」は面白い設定でしたね。
使い時の判断を誤らなかったお父さんにホロリとなりました。
「レンタルベビー」の60歳にはたまげました~( ;∀;)
「大奥」
来週でとりあえず終わりなんて寂しいわぁ。
富永愛さん、本当にカッコイイですね。
原作漫画、図書館で検索したら予約待ちでビックリ。とりあえず第1巻からボチボチ読んでいきます♪
コメントありがとうございました。検索して下さったのね、お手数おかけしちゃってすいません。
それが・・・・面白かったし、感想も書いてるのに、結構・・いや・・殆ど忘れてしまってるお話も多くて
大奥
三浦透子さんにはビックリ!
私は原作漫画(今回の放映部分は割と最近読んだ)⇒ドラマだったので再現度に驚きました。
彼女ってCM「なっちゃん」の子だったのね。東京理科大の数学科だかを卒業されてるとか!いやはや凄い人なんですね。
こにさんに早く図書館の漫画が回って来ますように。(でも連続する場合、全巻を一気にってわけにいかないですよね?)
少し前だったらネットの漫画サイトで全巻一気読みが出来たんですが、今はどうかな・・・ もしかしたら、まだやってるかもですよ。