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ネタバレ「変な絵」雨穴

2024-09-29 | 小説・漫画他
以前「変な家」を1,2巻読んでおり、これで3冊目。
「変な家」の1を読んだ後にリクエストしていたのが回って来ました。

本作も予備知識ゼロ状態で読み始めました。

母親を殺してしまったA子ちゃんの絵。
心理学者がその絵から彼女の深層心理を読み解いていく。

次は七篠レンの不可解なブログの話。
ブログには5枚の絵があって、この謎を解く栗原。

次はシングルマザーの話。
息子が母親の絵を描くが、マンションの一室が灰色に塗りつぶされていた。
何者かにストーカーされている。

回りから嫌われていた美術教師の殺人事件。
かつて登山に出かけた美術教師が殺害されたものの迷宮入り
珍しく美術教師を慕っていたある教え子がその謎を解こうと動き出したが殺されてしまう。

★以下ネタバレ★


これらのお話が最後全部繋がる。
全く予測がつかなかったので、この上手い事繋がる処は、おおっ!という面白さがあったのだけれど、いかんせん、ちょっと無理矢理感や、それはどうか・・・というツッコミどころもある。

最初の絵、小さい頃母親を殺したのはレンの母親の幼少時代だった。
そして、息子の嫁のユキを殺害したのもレンの母親。大人になって助産婦になっていました。
ユキ殺害は酷過ぎる動機だと思う。自分が孫の母親でいたいからって、殺すかね?意味不明です。
でも、ヤバイと気がつきながらも濃い塩カプセルを飲みつづけていたユキもどうかと思ったし・・・なんぼ息子と母親がべったり仲良しだったとしても。死にはしないと思っていたとしても。 なおケーキの残り1個はレンの母親の分だったのでしょう。

レンの本名は今野武司で、母親の名前は今野直美
かつて直美が若い頃、絵のモデルのバイトをしており、美学生だった三浦と今野と3角関係になり、今野を選んで結婚し武司を産んだ。三浦はずっと恨んでいた。
山で夫(美術教師)を殺したのも、事件を追って動いていた教え子を殺したのも、三浦を殺したのも彼女だった。
山で彼女が夫を殺すシーンを三浦はこっそり見ていて、それをネタに脅し毎週土曜日に性行為を強要。息子に見られるように仕向けたりするようになる。
岩田が三浦殺人事件の調査を再開する。
遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵ですが、これが朝に書かれていた(朝まで生きていて殺されたのも朝)という証になる為でした。(弁当は犯人が別のを用意しており、無理矢理殺す2時間前に彼の口に突っ込んで飲み込ませていたのでした。)

武司は父(嫌われ者だった美術教師)の教え子だった亀戸由紀と結婚した。父亡き後にも度々彼の家に来て色々やってくれたお姉さんだったが、その何年後かに再会し、恋愛関係になったのでした。
ストーカーに追われているシングルマザーは老年の直美で年代的にも母というより祖母なんですよね。

ラストは刺されたものの九死に一生を得た岩田が一人残された直美の一人少年を養子にして育てることになった。(ガンの治療するっていうけど、予後が悪くなければいいのだけれど・・・)
以上

3つ★くらいかな・・・

変な絵   2022/10/20 雨穴
あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。
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