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新築住宅

2007年03月09日 | CQ 144/430MHz
2007年03月09日
新築住宅 [ CQ144MHz・430MHz ]
土地を買って家を建てた・・・・わけではありません(^-^;)。

常置場所ベランダのアンテナにとって、南西方向へ約60度ほど空の開けた部分があると何度か記述、メモしてきましたが、その一番西の方角に建て替えられた新築の住宅が一軒完成間近になりました。


430MHzのアンテナ同軸を5D->10Dの太さに変更して、「聞こえなかったものが聞こえるようにはならない」と思ったのに、聞こえるようになった信号があることに気づきました。帰宅の遅い金曜日の夜、風呂から出てきて無線機に電源を入れスキャンしてみると、今までにも何度か聞いたことのある音声信号でしない局同士のラグチュー周波数でスキャンがストップしました。いつも同じスタイルなので、今まで何度か耳にした事のある無線局の電波棚と思っていたら・・・・

なんと相手局の音声信号が聞こえてきます!!!(^-^;)

というのも、今まで一度も相手局の音声信号は内容が了解できるほどの信号にならず、聞こえたことはありません。それが今夜ははっきり聞こえます。了解度はもちろん5、信号強度は9にはならないものの5以上です!実用信号としては十分な強度です。

おおお10D同軸にするとこんなこともあるのか!と感動的でもありました。・・・が、ベランダの今までと同じ3エレ八木アンテナで、同軸ケーブルを効率のいい太いものに交換したからと言って、ここまで「聞こえなかったものが聞こえる」のは、「おかしい」と思えてきました。

それで一つ一つ要素を考えていって、電波の反射の点で何か近所にマンションやビルが建ったかなあと思った時、「あー、二階建ての新築が!」と思い至ったのでした。常置場所ベランダの向こうの中庭の空間には、とにかく反射して反射してきた電波が「いる」としか思えない状況なので、そこに普通の二階建ての一軒家であっても、またさらに反射の具合が変化する可能性は大きいだろうと思ったのでした。 

「げたをひっくりかえした、二枚の歯の底」ような常置場所の前の中庭に隣接する位置の、新築一軒家です。今まで受信できていなかった相手局の電波にとって、反射電波を変化させる「反射板」のひとつにその新築の家が相当する可能性もなきにしもあらずです。

もちろん受信電波を効率よく無線機まで届けてくれる10Dの太さの同軸ケーブルも少なからず貢献してくれてはいると思いますが、例えば、今夜は相手無線局のビームも向きがいつもとことなったのかもしれませんし、僕のほうでも3エレ八木アンテナの微妙なビーム方向が違っているかもしれません。

とにかく「今まで聞こえていなかった信号が聞こえる」ようになりました。

いろいろな複数の要素の絡み合いで生じる電波のありようは本当に興味深いものです。
あるひとつの現象を捉えて「ああ、それは○○で、○○だから、あたりまえです。まちがいない!」というのは、「一つの木片が燃えると熱を感じることが出来、こうして煙になります。つまりすべてのものは固体・液体・気体と変化するものなのです。これがこれからの科学というものです!」と19世紀ヨーロッパの科学偏重主義と大差の無い幼稚な捉え方であり、カルト宗教にも近いとも言えそうですが、それでも、やはりいつも少しずつでも「断片」を捉えていくしかないのかもしれません。どうしても、何とか理解したい、なんとか把握してみたいと思ってしまうとしたら、もうそれしか方法はありません。 でもそうしたそうした個人的な働きかけ、活動が面白く楽しいのですから、幸いです(^-^)。アマチュア無線は面白いなー。
管理人

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