2006年07月24日
受信感度の違い [ アマチュア無線全般 ]
今日仕事先で、広帯域受信機とアマチュア無線機、2台のハンディ機を車に持ち込んで、少しだけ高さのあるところで受信比較をしてみました。
○「広帯域受信機ユピテル MVT-3400」
○「アマチュア無線機アイコムIC-μ3」 430MHz帯受信
周波数は430MHzで、2台のハンディをスキャンしてみた所、アマチュア無線用周波数での受信においては、ある意味当然かもしれませんがアマチュア無線機の「受信感度の良さ」を実感することが出来ました。
ハンディ受信機でスキャンをかけて、電波を探し、二つの無線機に同じ周波数をセットします。強力に入感している電波では、それぞれ無線機のスピーカーからの音質の違いがあるだけで、感度については大差はありません。
しかし、少し弱いアマチュア無線交信電波を受信しようとした場合には、広帯域受信機では了解できないような電波でも、アマチュア無線ハンディ無線機で受信してみると、交信内容を了解することが出来ました。
弱い電波においての、「広帯域受信機」と「アマチュア無線機」の「受信状態」には大きな違いが感じられました。
(まだ内容変更された無線局免許が届いていないので、今回のアマチュア無線ハンディ機では受信だけ行いました)
管理人
受信実験アンテナ ish4さん
受信実験記事の追加です。
市街地を一望に見渡すことの出来るところに車を止めて、ルーフに取り付けたマグネット基台についた、144/430MHzアマチュア無線用ホイップアンテナでの受信でした。(今日は雨の中の受信実験でした。) 管理人
http://plaza.rakuten.co.jp/iiblog/diary/200511070002/(2006年07月24日 19時05分35秒)
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有意義な実験をされたようで シンちゃんさん
本文中でish4さん自身が結論付けられているように、アマチュア機はそのバンド内での感度が一番高くなるように調整されているので、広い周波数をまんべんなく聞くように出来ている広帯域受信機とは一線を隔します。
さらにですね。市販のトランシーバーは、430.00~439.99までをまんべんなく聞くように、調整されていてます。この10Mhzという幅はかなりの広い周波数幅で、まんべんなくと言うことになるとちょっと無理があるのです。
そこで、本当のDXを狙う人は自分の運用する周波数に合わせて無線機の受信部をチューンナップし、またアンテナもその周波数に合わせてゲインやFB比が最高になるように設計したものを使っているのです。(2006年07月24日 22時44分01秒)
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Re:有意義な実験をされたようで ish4さん
シンちゃんさん、こんばんは。
430MHz対の幅は、あらためて思うと、HF周波数帯と比べて大きいですね。430MHz帯無線機というのは、ここをまんべんなく、無理を克服していい状態で扱うことが出来るように設計された専用の装置なんですね。なるほど(^-^)。
それをさらに自分の使い方にあわせてチューンナップですか!(・.・;) そうですね、もともと自分の無線機を作って交信していたアマチュア無線家にとっては、もしかしたら自然なことなんでしょうね。そして、とっても「楽しそう!」(^-^)。 管理人
(2006年07月25日 00時16分28秒)
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Re[1]:有意義な実験をされたようで(07/24) discoverさん
ish4さん、シンちゃん、こんばんは。
受信機は送信部が無い分、受信性能が良いのかと思っていましたが違うんですね。
気になることは自分で失敗しながら実験しないといけないですね。(2006年07月26日 00時11分58秒)
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受信の性能が値段を決める シンちゃんさん
トランシーバーの高級機になるほど受信部に金がかかっているのです。
全体の開発費の80%以上は受信部にかかっていると思って間違い無いです。
送信部は極端な話、中級機と高級機の差はほとんど無いのです。
プロの使う受信機は当たり前ですが目の玉飛び出るほど高いです。それだけ性能の良い受信機を作るのは技術がいるのです。
一方市販の受信機はトランシーバーより高くては売れないでしょう。そのコストのかけられない分受信専用機は性能が上げられないのです。
トランシーバーと言うことなら、ある程度高くても買ってくれますからね。その分受信部に金をかけられるのです。
例えば、FTDX1000の受信部と同じ性能の受信専用機を作ったとしたら、おそらく値段はほとんど変わらないでしょう。数が出ない分かえって高くなるかもしれません。
そう言う受信機を買う人はよっぽどのマニアと言うことになって商売としては成り立たないでしょうね。
ちょっと遅いレスになりました。(2006年07月28日 20時40分42秒)
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Re:受信の性能が値段を決める ish4さん
シンちゃんさん今晩は。
遠のいている前線のおかげで、中国地方は好天の猛暑となっています。(^-^;)(あつい!)
BCLのページで記事を読んでいて、登場する受信機が高価なものが多いのに驚いたものです。僕の手に入れた広帯域受信機よりも周波数帯は小さく!しかもアマチュア無線機のように送信することが出来るわけでもなく!その意味では非常に高性能なのでしょうが、ラジオだと言うのに・・・・とても高価なのに驚かされます。
いろいろなコンディションに対応して、受信状態に手を加えることの出来るいくつもの便利な機能が付いているから・・・といっても、それらは他の無線機一般にも多くの場合装備されていて、特殊な機能というほどではないように思えてきます。ただその個々の機能の「性能レベル」となると、ここはきっと微妙な違いがあるとは何とか想像できるのですが。(僕の無線機にも付いています、付いていません!という、あるかないかの問題ではなく、どこまでユーザーの意のままに効果的に機能するか、しないか、の問題だとは想像できるような気がします)
その高価な無線機の「受信部」だったのですね!
・・・・で、その高級機の場合はどんな具合なんだろう・・・と気になってしまいます(^-^;)。
ああ、でもそうなると、アマチュア無線機というよりは、受信専門の短波受信機の方が、そのお金をかけた部分が有効にいかされやすいということになりますね。(アマチュア無線交信でも、よく聞こえた方がいいのは確かですが)そうなると、非常に高価な「レシーバー」がいくつかあるのは、とてもすっきり、納得できるように思いました。 シンちゃんさん、コメントありがとうございました。 管理人 (2006年07月28日 22時12分55秒)
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