ふと思い立って、足場パイプの先に使い古し釣り竿を追加し、地上高をアップさせて21MHzワイヤーダイポールを再設置しました。
これで、まず空中線をまさに「より空中」に位置させることができますし、さらに併設している28MHzダイポールのエレメントとの距離を少しでも離すことができます。給電点の高さは少ししか上がっていないのですが、このことで左右のエレメントはずいぶん空に上がったようになります(^-^)。
バランをより高いところにぶら下げる作業は大したことではないのですが(釣り竿ロッドの加工や先端のフックの加工などは、すでに以前に作業済みのため)、これでアンテナ状況が変化するので、作業の4/5はアンテナ・エレメント長調整となります。
(下のエレメントが28MHz、上のエレメントが21MHz)
給電点地上高の変化、エレメントのまわりの建物との距離の変化、逆V型の角度の変化・・・これらのアンテナ状況の変化に伴って、エレメントの長さを調整するのに・・・アナライザーを覗き込んではエレメントをもう少し・・・。もう少し・・・・。もう少し・・・。と長さ調整しました。
とはいえ、トータルの作業時間というのはそれほど大きなものではないのですが。(エレメント調整だけでマッチング可能であることが確かなアンテナを相手の作業のため。うまく動作するかどうか分からないアンテナを調整するのとは大違い!)
今夜遅くから西日本は雨になるので、先の作業で不十分だった防水処理もより確かなものにし、アンテナ各部のチェックも行うことが出来ました。
日暮れに近づき太陽が沈みかける頃から気温がぐっと下がってきて寒さを感じるようにもなりましたが(日中は日差しが暖か)、単管パイプを倒したり立てたり、アナライザーの数値を確認するためにシャックに戻ったり、と動き回って調整をするので、確かに外気は寒くなってきますが、上着の中では少し汗ばむほどでもありました(^-^;)。
先の低い給電点では、左右のエレメントをだらりと中央に垂らすと、脚立にのるとエレメントの先端が目の前なので調整は楽なのですが、今回延長して地上高7m弱になると、脚立にのってもエレメントの先端に手が届かないため、毎回単管パイプを横倒しにして作業せざるを得ませんでしたから、その点ちょっとだけ大変になりました。
ともあれ、これでまた21MHzバンドの送受信の様子がどの様に変化するのか、またダイヤルを回して、PTTスイッチを押すのが楽しみになりました。
追記 うっかり28MHzの再調整
シャックでアンテナアナライザーを使ってAnt確認したところ、21MHzバンドの方はOKとして、28MHzバンドのワイヤーダイポールについてはそのままになっていました。 エレメントのすぐ近くに21MHzアンテナがある状況でアンテナ調整を行っていましたので、今回エレメントまわりの環境が変化したことで、28MHzアンテナの共振周波数が大きく変化してしまいました。(28.500-->27.600MHzへ!!!) こちらはエレメントを下ろすと中央で脚立に乗ればエレメントの先端に手が届くので、ささっと調整を済ませておくことにします。
追記 帯域拡大
21MHzDPの給電点を上げる・・・エレメントがより空中へ移動・・・このことでアンテナとしての性能向上が日常的な運用で感じられつつあります。が、それに加えてVSWR1.5以下の帯域がぐんと広がって、通常21MHz運用割り当て周波数帯の範囲ではVSWR値は全域で小さく、21.150MHzあたりでも、21.420MHzあたりでもVSWR値については気にすることなく無線機からアンテナへ出力することが出来るようになりました。(アンテナの高さの低い状態のときは、電波発射前にまずチェックして、反射波の大きい状況ならすぐ手元のチューナーをONにして微調整をしていた)
Ham Radio Wire Dipole Antenna for 10m/15m band
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