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☆航空無線とアマチュア無線のii-blog

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2mSSB全国移動

2007年07月22日 | CQ 144/430MHz
今日7月21日は、帰宅した日暮れ頃から無線機に電源を入れたところ、2mSSBが賑やかです。とりあえず訳も分からず強力入感する信号にコールしていくつか交信を重ねました。144MHzSSBモードでこれほど一度に多くの局と交信するのは初めてとなりました。

後になって、何事なのだろうとインターネットでとりあえず検索をしてみたところ、この21日、22日と二日間「2mSSB愛好会全国移動運用」が行われているのでした。僕が144MHz無線機IC-275を購入して、その無線揮発の移動運用のときに、2mSSBでコールして下さって交信したローカル局も、今日のイベントで移動運用に参加されていました。

「岡山各局」のセンター局としてCQ発信されているのを受信したので、今回も交信させてもらいました。パート2、パート3と各局と交信を進めるのですが、どの局もビーム方向を向けて下さると、非常に強力な信号となって、集合住宅ベランダのディスコーンアンテナまで届きました。建物で遮断されている方角からの信号だというのに、144MHz帯の信号は次から次へと伝播してきます。

追記--- すぐ届いたQSOバンクでの電子QSLカードを見ると、144MHzバンドの多エレメント八木アンテナを「スタック」にして、モービルステーションの上、高いところに設置してある・・・「運用地の様子」がカードになっていました。あー、このアンテナからの信号を受けて、そしてこのアンテナで僕の弱い信号をとらえてくれたのだなあと、良く分かりました。


小さな足元の池に投げた小石の波紋が、端まで行って戻ってきては、反対側から戻ってきた波紋とぶつかってさらに複雑な模様になる様を目にすることは出来ます。このベランダのディスコーンアンテナに届く、様々の方向からの144MHz帯電波がもし目に見えたら、この部屋から外を見た中庭あたりの様子は、そうとう複雑なことになっていることでしょう。

空間が閉ざされた僕の常置場所のベランダのアンテナは、利得のある3エレビームアンテナを使うよりも、普通のモービルホイップや、今利用しているようなディスコーンアンテナのほうが、常置場所中庭の空間に散らばった信号をうまく拾って、一つの信号にしてくれるようです。

それにしても、この航空無線受信用に用意していたディスコーンアンテナが、今日はさらに交信成立の距離を伸ばして、ここ岡山市から西へ「広島県呉市」の無線局と59/59の何の不安も無い、強力で安定した交信が実現しました。このディスコーンアンテナは、144MHzバンドアマチュア無線交信用アンテナとして実に良く働いてくれています(^-^)。



岡山移動各局との交信の時のことです、センター局が岡山市から北へ直線距離で65キロほどに位置する「津山市の無線局」との交信を呼びかけた時、とても小さい音声信号で「ノー感」と言ったように僕の無線機は復調しました。津山市とは距離は不可能なほどの遠距離ではないのかもしれませんが、かなりの数の山々=中国山地が立ちはだかっていて、僕も今まで津山市との交信は無理だろうと思っていました。

しかし、今日はその交信は無理だとセンター局への送信信号が「聞こえた!」のです。

そこで、試してみたいと思いついたのが、
10W無線機IC-275から、 144MHz・20W無線機「IC-706Mk2」に切り替えて、もう少しだけこちらからの送信出力がアップしたら交信が成立するものなのだろうか?ということでした。 それでベランダのディスコーンアンテナからの同軸ケーブルを「IC-275」から「IC-706Mk2」へ差し替えて用意していると、

なんとセンター局がその津山市の局にバトンタッチされました!

つい先日登録を終えて利用し始めたばかりの無線機「IC-706Mk2」では、144MHzバンドでの送信もまだ十分に試していない状況なので、少し動作チェックをして、外付けのVSWR計も取り付けて「送信出力」と「VSWR値」も、運用しながらリアルタイムに確認できるように準備をしました。



今度は、IC-706Mk2・(20W/144MHz)無線機を準備して、あらためて津山局に向けての運用再開です。

1回目・・・津山局のCQに対してこちらのコールサインを送信しました。が、いくつかのコールが重なったようす。別の無線局と交信が始まりました。(一度交信が始まると、各局の交信が一通り終わった時が交信終了なので、そこに至るまで少し時間がかかります。)それで、その空いた時間を利用して、さらに念入りに無線機周りのチェックをして、万全のコール態勢の準備をしていました。

2回目・・・津山局がCQを出しているのが聞こえました。僕の常置場所まで届いている信号は、了解度は5なのですが、様々な条件・環境のため信号強度は1です。先の10W無線機の出力の「およそ1.5倍」の出力に設定してこちらからコールしました。今度は僕の信号をすぐをキャッチしてくれました。ただ、十分に僕のコールサインが聞き取れないとのことで、コールサインの再送信が津山局から要求されます。2回目、3回目とこちらのコールサインを繰り返して送信します。 そして最後にはこちらから送信した信号の断片が一つにまとまって、最後には僕のコールサイン JN4VWH となりました!(^-^)

後は信号レポートです!!!「ファイブ・ワン! ファイブ・ワン!」こちらはうまく伝わって行ったようです。津山局からの信号レポートも確かに岡山市の常置場所で了解することが出来ました。これで一安心、と思いつつ、さらに「オペレーターネームまで交換」することが出来ました。

先では「交信は無理」と津山の局に判断されてしまった10W無線機では、途中のロスもあっておそらく数ワットの出力で送信していたと思われますが、その後のIC-706Mk2を利用してのVSWR計での送信出力は10Wをピークで少し越えるくらいの電力でメッセージを送信していました。(IC-706Mk2の出力設定では、20W・10段階の「7」にセットしていました)つまり「6Wくらい-->10Wちょっと」と送信出力を変化させることで、「レポート51/51」の交信成立にこぎつけることが出来ました。

「出力を少し上げることで、交信が成立するものだろうか?」と

ふと思ってしまったために、そこから意気込んで試みることになった実験でしたが、結果、今回のケースの場合はIC-706Mk2の20W出力・2/3で交信成立となりました。事前に、もし交信が難しいようなら、厳しいようなら、その時には無線機の20Wフルパワーへと出力をアップさせるつもりだったのですが、出力2/3でとうとう最後まで交信を終了させることが実現してしまいました。結果的に、後になってみたら、僕にとってはとても興味深い、そして印象的な交信実験となりました。

ps ただしこの交信では、了解度は5でしたが信号がかなり弱かったので、無線機のAFつまみを半分よりもさらに右へ回して、音を出しての交信でした。ですから、その後他の局の信号がアンテナに飛び込んだ時には、「無線機のスピーカーが破れる」かと思うような、衝撃音!になっていました。

(見守っていただいたセンターのLPS局、そして交信してくださった津山市のDHW局、各局、お世話になりました。ありがとうございました(^-^)。)  管理人

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