通称<黒死病>といわれるペンタックスK-30での絞り制御不良=結果真っ黒か、ほとんど見えない暗い写真となる、とは、根本的に制御メカニズムのことなるPentax K-5を入手以降、(星空撮影あそび以外では)ペッタクスのオート撮影とオートフォーカスAFでの撮影を意図的に多用して、その様子を確認しようとここ最近過ごしています。
手元のペンタックス・オート用レンズは、DAL18-55mmと、DA50-200mmの二本だけです。(逆に不調になっていたK-30では絞りリングなしのこの二本のレンズでの撮影は困難で、旧Mシリーズのマニュアルレンズを利用していました。その段階ではペンタックスのオート撮影の様子を体感することが出来ないまま過ごしていました。)
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◯多段階露出撮影
オート撮影モードで、デジタル一眼レフカメラのシャッターボタンを押すだけの撮影でも、場合によっては少し出来上がり写真の露出を加減したいときには、「 露出補正 」が一般的かもしれません。
でも一度構えたカメラを下ろして露出補正モードにしたり、シャッターを押す前にダイヤルを回したりという<操作手順>がひとつ追加されることになります。
それでも良いのですが、せっかくのオート撮影の確認練習なので、カメラ本体のメニューで多段階露出設定をONにして、
<マイナス・・適正・・プラス露出>と連続で三枚の写真を撮影するモードにしておいて、カシャ・カシャ・カシャとここでもカメラまかせの撮影をするようにしています(^-^;)。
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「カメラ、撮影の様子を撮影するためにカメラが必要」・・・・・・
ということで、机の上のPentax K-5を撮影するために、Pentax K-30でマニュアル撮影しました(^-^;)。
<多重露出設定>=ブラケット撮影は、メーカー、カメラ機種ごとにその設定方法はバラバラで、ちなみに上のK-5とK-30でもまるっきり設定操作方法が別物だったりします。(この二機種の登場はほとんど同時期にもかかわらず)
ちなみに、個人的にはK-5のブラケット撮影設定はスピーディで好ましく感じています・・・が、当初やり方が分からず説明書に戻りました!
Pentax K-5での多段階露出・ブラケット撮影設定の手順
1 背面十字ボタンの撮影モードボタン(連写とか、タイマー設定など)
集合写真、自撮りで数秒後にシャッターが切れるように設定するカメラ背面のボタンを押すと、上記のような液晶画面に切り替わります。
2 多段階・ブラケット撮影モードを選択
横並びにいろいろ選択肢が表示されるので、その中にあるブラケット撮影モードを選択します。(ブラケットモードもさらに種類があるようです)
3 背面上部にある横向きダイヤルを回して、露出の程度を変更
上の写真では-1EV アンダー撮影 0EV標準 +1EVオーバー撮影、と露出変化の幅を大きくとってあります。ここまで大きく、極端に露出を変化させずにもっと微妙な露出の写真を三枚連続撮影したい場合は、その+ーの幅を、<横ダイヤル>を回して、変化の度合い、露出の幅を好みに調整します。
・・・・これで多段階露出・ブラケット撮影設定はOKとなります。
あとは、被写体に向かってAFでピントを合わせ、シャッターを押したままにして、カメラが連続で三枚撮影するのを待ちます。( 一枚ごとシャッターを押すと、ちょっと時間的タイミングの幅の大きい、露出違いの三枚を撮影することも可能ですね )
で、あとは戻ってカメラ内部の映像をPCなどに読み込んで、大きい画面でアンダー・標準・オーバー露出の写真を確認して、その中から一枚選択する、ということになりますね。
暗い場面での撮影や、明るいところと影のところが混在する撮影、空や雲などの面積の大きい写真撮影などなど、どのようなシチュエーションでもカメラまかせのオート露出にて撮影しようとする場合、いざというときのために(撮影を失敗しなくてもすむように)、基本的に露出を変えた三枚連続撮影をいつも利用すると良いかもしれませんね。
最近のPentax K-5とオートDAレンズでは、僕はいつもブラケット撮影モードを利用しています。
◯ AFオートフォーカス・ピント合わせ微調整機能
Pentax K-5では、オートフォーカスレンズのピント合わせ状況に応じて、その場でオートフォーカスのピント合わせを<手前にする><奥にする>という微調整ができる機能が標準装備されています。



しばらく自分のカメラ・レンズでAF・オートでのピント合わせで写真を撮影していると、「あれ、なんとなくどの写真もピントが少し奥の方に合っていて、自分がピント合わせしたポイントが少しだけピンぼけになっている!」なんていうことがあるケースもあったりします。
基本的には、自分のカメラとレンズをメーカー・サービスに送って、チェック確認と、再調整をしてもらうのかもしれません。その返送されたカメラで撮影するれば、カメラまかせでピント合わせした写真がいつもドンピシャ!に改善されるのかもしれません。
ただ、もしいくつものAFレンズを付け替えながら撮影していると、レンズごとに少しずつピントのズレ具合が異なっていて、レンズAでは<手前にピント>、レンズBでは<奥側にピント>などがあるかもしれません。
もし撮影にでかけていて、その場でピントのズレが確認できた場合、そのレンズに関して、その場でAFピント合わせのポイントを上記のようなカメラ背面液晶画面で、すぐ微調整が可能!ということになります。
個人的には、まだPentax K-5とオート用レンズを十分に使い込んでいないので、まだAFのピント具合で アレれれ?ということはないのですが、今後、もし 「合わせたかったピントはもう少し手前なんだけどなあ」というような場面に出くわしたときは、上記の機能を使って、AFピント合わせの微調整も経験、体験してみたいなあと思っています。
ちなみに、このAFピント微調整の機能、Pentax K-30でも標準装備されています。このAF微調整は、たとえば手元のEOS40Dでは背面各種メニューの中に装備されていなくて、たしかEOS70Dあたりから以降の機種でないと標準装備されていなかったりします。
Pentax K-5は今となっては古い機種ですが、当時はPentaxのフラッグシップモデルだったという記事も目にしていますし、販売価格も15万円くらいしたようですから、もともとのカメラとしてのポテンシャルは高い機種なのだろうなあと思っています。
ps
ここのところPentax K-5とDAレンズのオート撮影を集中的に確認、練習撮影しているので、今後もなにか再確認できたところを、一度言語化して、自分用の覚えとしてこのブログにメモしてみようと思っています。
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