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デジタル一眼のオートフォーカス PentaxDA35mm

2022年10月08日 | カメラ・ビデオ関連
ここ最近、個人的な興味で、古いフィルム時代のマニュアルピント合わせのレンズをずっと使い続けています。(たまたま好きな映像だったり、背景のボケ具合が好みだったりするものですから)

レンズのピントリングを回してピント合わせしたり、接写の場合などではピントを合わせておいて、そのまま体を前後させてシャッターボタンを押したり、しています。

そのようなピント合わせですから、何枚もの撮影でピントを外す写真が、いくつもあるのをPCディスプレイ上で確認するのは常です。

そんな中、つい最近デジタル一眼レフカメラ用の(露出を決める絞りリングがレンズには存在しない)PentaxDA35mmを入手し使い始めたばかりです。このレンズにもピントを合わせるリングはついているのですが、

「せっかく現代的なレンズを使うのだから、カメラボディ内で計算される露出=オート、をそのまま使ってみたり、カメラがAFオートフォーカスで合わせるピントの様子を見てみよう」

ということで、今まで以上に意図的に、撮影露出、カメラ任せのオート、ピント合わせ、カメラ任せのオート、での写真撮影を試しているところです。

下の写真はカメラ(PentaxK-5)が「これでピント合わせましたよ」というのをそのまま受け入れて、シャッターボタンを押した写真です。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)
ISO100  f2.4開放  1/1000 s秒 JPEG 
Pentax DA35mmf2.4 (試写 練習中)  Pentax K-5

もともと我が家のベゴニアを撮影する場合、レンズの「撮影最短距離」付近まで近づいて、しゃがんだ姿でいわゆる手持ち撮影をいつもしています。(一度三脚を利用したことがあってその時にはとてもシャープな写真になったのに驚きました。・・にも関わらず、その後も手持ち撮影を繰り返しています)

ということで、カメラの「オートフォーカスがピントを外す」という表現をさきほどしましたが、実際は、カメラのピント合わせは正確で、その後のシャッターボタンを押すまでの間にカメラと身体が前後に揺れてピントを外す、という事態が発生しているケースが多いはずです(^-^;)。

ここは逆にマニュアルピント合わせの場合、ある程度ピントリングで合焦させたあと、カメラと身体をわずかに前後させてシャッターボタンを押すことが常なので、「ピントを外しにくい」ということが言えます。

特にいま入手したばかりのPentaxDA35mmの実験、試写をしているものですから、「まずは絞り開放での移り具合をチェック」ということで、上の写真も絞りは開放f2.4での写真になります。

50mmレンズのf1.7や、f1.8、さらにはf1.4などよりは、f2.4まで絞った状況ではありますが、それでもピントが合ったように見える幅、被写界深度(ピントの合っている手前と奥行き)が、かなり<薄い>状態での撮影となりますので、ちょっとずれると「思ったところへシャープにピントのあった写真」にはならなくなります。

一般的に被写体にレンズを近づけて大きく撮影するとき(マクロ撮影をする時)は、f4とか、f5.6とか少し絞り込んで、被写界深度を大きくして、前後のボケ具合を小さくするのが多いと思います。

今、たまたま個人的に絞り開放での撮影、写り具合を確認したくて、f2.4で撮影を重ねているので、その点においても「ピントの合いにくい写真の撮り方」をしている、というのは間違いないですね。


オートフォーカス オート撮影

PentaxDA35mmは、基本的にデジタル一眼レフカメラ時代のレンズで、レンズ本体には絞りリングは存在せず、カメラボディと電気的に接続されて、カメラからの指示に従ってレンズの絞り値を設定するタイプのレンズ担っています。

(Pentaxは、AFオートフォーカス・MFマニュアルフォーカスの切り替えは、カメラボディ本体に、切り替えレバーがついているので、その切り替えスイッチもレンズ本体には存在しません)

でもピントリングは用意されていて、カメラボディの切り替えレバーをMFにして、ユーザーがリングを回してピントを合わせることは実現しています。

とはいえ、夕方のや夜など、暗くなった時にファインダーを覗いて被写体にピントを合わせるのは、個人的に自分の視力からするとほぼ絶望的だったりします。

そんな時、かなり暗い中でもAFが機能してピントを合わせてくれたり、どうしてもAFピント合わせに光量が足りない時は、カメラが判断して補助光を光らせて、カメラがピントを合わせてくれます。

今回PentaxDA35mmを用意したのも、この暗い中でのピント合わせをしてくれる!というこの一点が決定的でした。

夏の間、日差しのきつい、気温の高い日中を避けて、夕方から夜にかけて運動不足解消の散歩に出かけるのが常なのですが、その時間帯でカメラを持ち出してスナップしようとしても、いつもピント合わせで苦労します。

そんなウォーキング・スナップ用のレンズとして、PentaxDA35mmはプラスティック製で小型軽量ですし、開放f値もf2.4となかなか明るいレンズですし、撮影時の露出設定もカメラ任せ、ピント合わせもカメラ任せにすることができる、個人的にはとても具合のいいレンズです。

とはいえ、
「被写体にググっと近づいて、絞り開放で撮影」という時には、絞り開放のため被写界深度の薄く、暗い中での撮影でシャッター速度も遅く、「いつもいつもピンとバッチリ、きれいな写真」とはなりません。

AFも撮影距離が近すぎて精密なピント合わせが難しい場合もありますし、何より遅いシャッター速度でユーザーの手ブレも加わります。Pentaxカメラは「ボディ内手振れ補正」機能が装備されているので、その点ではさらにカメラに助けられることはあるとは言え、どうしてもある程度感度設定でISOを400から、800、そして1600と変更する必要もあるでしょう。

(モードで完全オートにすると、ISO感度までもカメラが判断して、厳しい状況下でも最もきれいな写真になるように、カメラが働いてくれます)

いままで自分の好みで1970年代フィルムカメラ時代の古いレンズ(PentaxMシリーズ)を常用してきていたのですが、朝晩のウォーキングに持ち出すスナップカメラとして、オートでなんでも撮影できる機能が、とても重宝する、ありがたい機能と感じるようになりました(^-^;)。

(いわゆるキットレンズと呼ばれる標準ズームレンズは持っているのですが、F値が3.5とか4からスタートなので、夕方夜の暗い場面での利用では、ちょっとだけデメリットが目立つので、明るいMF単焦点レンズを取り付けてピントリングを回していました・・・)

もし最新のカメラ、レンズを使うと、きわめて高感度なカメラ機種もあるようですし、f値の明るいレンズもあるようですから、上のような迷い、困難からは一気に開放されるのでしょうね。きっと。




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