富山のSさんはなんと小学生の頃から編み物をはじめたそうです。
強制された訳でもなく、母親が編んでいるそばで
自然と覚えていったそうです。
Sさんの母親はやさしい人で、Sさんもそんな母親が大好きでした。
楽しそうに編んでいる母の後ろ姿が、人生を語り
その後のSさんを導いてくれました。
Sさんの母親は亡くなってしまいましたが
母親の面影をさがすように、Sさんは鈎針・棒針・機械編へと進み
テディベアにもと・・・・技術を向上させていったのです。
(注文生産のテディベアは高級品だそうです)
Sさんの叔母が亡くなった時には、悲しむ女の子達に
大好きだった叔母のジャケットやコートを潰して
ベアに変身させてあげました。
大好きなおばあちゃんのコート等がベアに・・・と言うことで
今でも可愛がってくれて、話しかけてるそうです。
(おばあちゃんと話してるのでしょう)
Sさんの作るものには、愛情があふれています。
それはきっとSさんの母親が与えてくれたものなのでしょう。
微笑むクマさんは、きっと母親が
編み物をしながら振り返る
やさしい笑顔に似ているのでしょう。
小さい頃からはじめて50年以上も編み続けているSさんは
編み物界のタイガーウッズだ~