歴史のある街並みの代表ともいえる土蔵。最近ではレストランや土産物店などになっているのもありますが、防火、防水、防湿、防弾、防盗など優れた機能や素材、構造などを知ると、世界に誇れる建造物だと思います。
名古屋の城下町・四間道や絞の里で知られる旧東海道・有松宿でも、白壁・黒壁・なまこ壁・格子戸などとともに土蔵に目を引かれます。
描いたのは有松宿で見かけた土蔵の窓。土蔵によっては3~4カ所に窓がありますが、ここではそのひとつの窓だけを描きました。
左右の分厚い扉の内側の周りを見ると、階段状になっています。窓枠側も同様です。だから閉じると2つが合わさって完全に密閉され、蔵の中が温度・湿度が保たれるのです。
もっとも、素材の土や漆喰が過湿や乾燥によって微妙に変化することを知っておかないと、ぴったりとは閉まりません。左官職人の技のすごさですね。