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きゅうちゃん出たとこブログ

行きあたりばったりの人生、そして愉快な仲間達との日々をちらほらと・・・

寺山修司 『さらば箱舟』

2011-10-20 14:35:33 | 映画

アングラファンならお馴染みの、寺山修司が手掛けた作品



さらば箱舟 を観た。



娯楽映画とは程遠い、難解至極のこの映画。


十数年前に初めて観た(観たと思うんだけど…)時、免疫の無かった寺山ワールドに 完全KO負けだった。



意味不明って意味でね。



この度、原田芳雄氏が出てたので 年を重ねた自分に挑戦も兼ねて、観る事にしたわ。



あらすじは、長くなるので自分で調べて。(笑)



生きていながら死へと落ちていく者、死んでいながらも生き支配する者。


寺山氏の遺作とあって、死生観が色濃く映る この作品。


主人公の山崎努氏を、自分と重ね合わせて撮っていたのかもしれないね。



見どころの1つとして、若かりし頃の 高橋ひとみ氏や 三上博史氏 も要の役として出演してる。






           







この世とあの世、過去と未来、その中間となる境界線の無いあやふやな世界を、青 緑 モノクロ セピアに調色された画面で表現している。


幻想的な色彩感覚から作られた映像は、なかなか素晴らしいよ。


そして何より素晴らしかったと言うか、凄かったってのが、






        小川真由美


     






序盤、どー見ても アホの子にしか見えなかった 小川真由美氏。


いや、それもアッパレな事なんだけどね、


終盤、小川真由美の独壇場みたいなシーンがあって、それが圧巻の演技なのさ。


死への恐怖、生きる事の執着心。



これまでの物語は、このセリフを吐かせる為のものだったと言える、寺山修司渾身のカット。


セリフを少し…。




   だれもいなくなってしまった......何でも望みを叶えてくれるお焼場の煙突のけむりもとまってしまった.....お日様が照っているのに、地上は暗い....にんげんは、中途半端な死体として生まれてきて、一生かかって完全な死体になるんだ。あ、黄色い花だわ!
  ‥・・・
隣の町なんて、どこにもない.....神様トンボはうそつきだ。両目とじれば、みな消える....隣の町なんかどこにもない....百年たてば、その意味わかる!百年たったら帰っておいで! 百年たったら.....






「百年たったらその意味わかる!」 と絶叫する 小川真由美。


顔つきが、全く別人、さすが女優。






…と、映画観てなかったら、なんの事?って思うだろうけど、



残念ながら、観てても 上手く説明出来る程には至らなかったわ。


なんとなくは伝わるんだけどね、映画観てたら。


百年経ったらスッキリできるのかしらね。




まあ、以前観た時よりは理解出来たから 少しは脳みそと感受性は進歩したのかしらね。



難解ついでに今さ、


「いつかきっと面白くなるんだろう、見続けた暁には きっと何かがあるはずよ」


と、思ってガマン大会の如く見続けているドラマがあるんだわ。




  

               




「さらば箱舟」観た後に、続けて観たけど




なんのこた~ない




ただの、コメディーって事っすわ。



なんか、すげー深いのか?と期待しながら観ていた自分が ちゃんちゃら可笑しく、



難しく考える必要全く無し。



勝手に難解ドラマにしてしまっていたぞ。



河童の小栗旬に してやられるトコだったぜ。

      

原子力戦争 原田芳雄

2011-09-21 17:31:37 | 映画

田原総一郎 原作のドキュメンタリー小説をもとに作られた 黒木映画。




原子力戦争




主演は 原田芳雄氏


原作者の田原総一郎氏に関しては、私あんまり好きじゃない。


が、原田芳雄氏主演って事で観る事にした。


とにかく救いようの無い映画だね。



原発が見える浜辺に打ち上げられた 男女(原発の技師と、情婦)の遺体が見つかるところからストーリーは動く。


遺体となった女と付き合っていた原田芳雄氏が、女が心中などするはずが無い、犯人を見つけてゆすってやろうという 正義感とは全く無関係な入口から 原発のあるこの町と深く関わっていく事になる。



       


原発なんか知ったこっちゃ無い、犯人を突き止めたい ただそれだけ  という、芳雄氏のギラギラした演技が光ります。




       


女の妹役である 風吹ジュン がなんとも可愛い。




       


心中したとされる男の妻役 山口小夜子。 妖艶だわ。




そして、この映画の見どころとして 当時の福島第一原発が撮影されている。


       


芳雄氏が真相を突き止める為、発電所通用門から乗り込むシーンがあるのだけれど あれは正にドキュメント。


アポ無し、突撃シーンってのが観てわかる。


「建物を写すな」 「勝手に撮影するな」 「警察を呼ぶぞ」 とカメラクルー達を遮る 東電警備員達のリアルな生声。


こんな強行なやりかたでしか、カメラを回せなかった事情があったのだと思う。


おそらく、この当時 こんな映画を作る事自体タブーで なんらかの圧力もあっただろう。


そして、建屋を写す事すら拒もうとする 東電の隠蔽体質が このシーンで容易に見てとれる。


原発という巨大な化け物に、成すすべも無くのみ込まれる住民達。

町の税収の9割は、原発から出ている。 雇用も生まれ、町は潤う。

利権に群がり その陰で巨額の金が動く。 

それに意義を唱える者は誰もいない。

「長い物には巻かれろ」 そういう事。

すべて鵜呑みにするつもりは無いが、粗方そんなとこだろう。


結局、パンドラの箱に手が届きそうになった芳雄氏だが 自分の女と同様 浜辺に打ち上げられる事になる。



       



なんとも、後味悪い。


これは30年程前に撮影された映画だけど、十数年前に起きた「東電OL殺人事件」が記憶の中でリンクされてしまうのは否めない。

関係無いかもしれんがね。




私は、真っ向からの原発反対論者では無いし、かと言って諸手を挙げて賛成している訳でも無い。


今現在、全ての原子力発電所が運転を停止したらどうなるか。


経済活動を無視して、暮らしにだけ目を向ければ それは可能でしょ。


でも働きの場を失ってしまったら、生活出来なくなっちゃうよ。


資源の少ない日本、火力発電フルに動かしたとして 液化天然ガスや石油、どんだけの金がかかるんだっつー話だよ。


原油国の情勢次第では、入ってこないって事もあるしな。


ただでさえ、円高で国内企業は圧迫されてるってのに エネルギーの負担額が増えると当然倒産する企業が続々でるさ。


家庭の電気代だって、もちろん今より高くなる。


でも、このままでいいなんて思ってるわけじゃないよ。


私が今一番憎んでいるのは、東電の隠蔽体質、安全神話を作りあげた学者 文化人達、原発を食いものにしてきた おびただしい数の組織団体 政治家 官僚。


浜辺に打ち上げられるのは お前らだ、ボケっ。




       




と、言ったら アタシが打ち上げられそうだけど この際 許してよ。




久々に熱く語ったわ。



あー、くれぐれも「きゅうちゃんブログ」炎上させないで下さい。


オネガイシマスね、エネルギーが勿体無いから。


って炎上する程、話題になってねーか。



ゴルゴ13実写化

2011-09-14 00:45:11 | 映画

ブロガーの寅次郎さんも頭を悩ませておられた(?) ゴルゴ13の海外での実写化。


アタクシも同じく、ええええーーって気持ちでいっぱいです。


誰がやるのよ、『デューク東郷』


やだよ、青い目をした「デューク東郷」は。


やっぱアジアから選抜していただかなきゃ、イメージ壊れるよ。



って事で、アタシなりに考えてみた。


高倉健と千葉真一は、とりあえず置いといて、





まずは、松方弘樹


     


う~~ん、ちょっとお歳かしら?

てか、M16より 釣り竿の方がしっくりくる。





んじゃ、 今井 雅之


     


ほふく前進で這いつくばってる感じする。

どうも、女に弱そうなデューク東郷になりそう。







なら、 中野英雄


     


丸いな。

アタシん中じゃ、まだ「チョロ」






これはどうだ! 小沢仁志


     


なんだろ、チンピラ臭が漂うか?(失礼!)

ばりばり麻雀してるイメージなんだなー。





こうなったら、 白竜


     


完全極道任侠ですね。 スナイパーって感じじゃ~ないね。




このメンツ、よく見たら きれーにVシネメンバーじゃん。 だめだ、だめだ。


デューク東郷には「品」が必要なんだよ。


あ、この方々に品が無いと言っているわけじゃ無いよ。(く、苦しい…)



うーん、意外にしっくりくる人いないもんだね。


あ!寺島進とかは?


あー、だめだ。 姿勢が悪い(笑)



アタシがここで頭捻らせてキャスティングしたところで、


まったく無意味な事なんだけどね。



なんか、真剣に考えちゃったよ。



寝よ。



ゲキ×シネ『薔薇とサムライ』

2011-09-07 21:10:52 | 映画
いや~、いい時代になったもんだ。



御自宅のTVで演劇が観られるんだもんな。



顔の表情、細かいお芝居までとっくりと観賞できちゃうんだもんね。



何度も同じシーンを繰り返して観たりも出来ちゃう。



すごい世の中になったもんだよ。



すっごく首を長~~~くして待っていた ゲキ×シネ




     劇団☆新感線  「薔薇とサムライ」 




のDVDが届きました。



待っていたわりには まだ観ておりません。



腰を据えてずっぽりと世界に浸りたいので、ここって日に観賞したいと思っております。



この「ゲキ×シネ」 よく出来ててさ、普通の演劇の映像と違って、音がまずイイ。


映像も、まるで映画を観ているようでいて、舞台のリアリティも十分感じられる。



でも、本当は生で観たいの。



舞台の独特な空気感、匂い、役者の呼吸、間、一体感は 生で観ないと感じる事が出来ない。



こんな時、田舎に住んでる自分が口惜しい。



くわぁぁぁぁぁぁっ! こんちきしょう!



仕方がないからゲキ×シネ観て満足するの、アタシ。



あー楽しみ。



五右衛門ロックが頭の中にエンドレスで鳴り響く。



さいこーだぜ、いえーぃ。


深夜食堂

2011-08-20 22:16:22 | 映画

お腹が空く 小説 漫画 映画、と言えば人其々 思い浮かぶものがあるでしょう。


そして、その漫画をドラマ化した アタシの中で一押しの お腹が空くドラマ



  『深夜食堂』



赤提灯に「めし」 と書かれたその入口には、これまた「めしや」 とだけ記したシンプルな暖簾。


       




その暖簾をくぐると、そこにはアタシの大好きな 「コの字」 のカウンターが。


       




東京の新宿ゴールデン街の片隅で深夜0時から開店する食堂「めしや」を舞台に、マスターと客との交流を描いたマンガ「深夜食堂」(作:安倍夜郎)。2009年秋に小林薫主演でドラマ化され、深夜ドラマとしては異例のギャラクシー賞(テレビドラマの賞としては最も権威のある賞の一つ)を受賞するなど各方面で絶賛された作品だが、そんな同作の新シリーズ(第2部)の制作が決まり、10月からTBS・MBSで放送(曜日・時間未定)されることがわかった   mixiニュースより





なんと喜ばしい事でしょう。


「深夜食堂2」が観られるなんざ 夢にも思っておりませんでした。


今でもTVで録画したのを引っ張り出してきては、マスター(小林薫)の作る



ポテトサラダや、

       



焼そば目玉のっけや、

       



赤いウインナー


       


を、マネして一緒に食べながら観てるアタシ。



あ~、10月が楽しみだな。


頼むから、おかしな時間に放送するのだけはやめてよね。



「深夜食堂」っていうからには「深夜」 に放送してくれにゃ~困るぞよ。



子供は観なくていいから、大人が入る大人の為の「深夜食堂」として、



前回と同様のクオリティーで、



是非ともそこは、そのままで。



んんんー、赤いウインナーが食べたくなったあー。


『それでも、生きてゆく』を、それでも観る

2011-07-29 23:10:14 | 映画

重い。


もの凄く重い。


重すぎて、観終わった後 心底ぐったりする程だ。


それでもアタシは毎週観ている。




何故なら、



「満島ひかり」 が、もの凄くいい。


アイドルっぽくて好きじゃなかったが、


なんだろ、あのリアルな悲壮感と目力って言えばいいのか…とにかくいいのだ。



あと、ドラマで流れる 「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 第2楽章」


アタシの敬愛する 「ラフマニノフ」 が流れているの。


正直、好きな曲だっただけに戸惑ったけど、


確かこの曲は ラフマニノフが極度の精神状態からの復活の末 書き上げた協奏曲だったと思い出し、


そう言う事か と、納得する。


人間関係人任せのアタシ。


しかし、逃げてしまいたい 交わる事を避けていきたいという人間関係に、目を逸らす事無く進んで行く この二人の姿にアタシの心は揺らぐ。


(ここにあった一文 削除します。)


法に守られた少年犯罪とは一体何なのかと、やり場の無い思いを抱えたひとりです。


(ここにあった一文も 削除します。)



あれから月日は流れたけれど、



このドラマでの家族の月日は、どう流れていくのか見たいと思いました。



ちょっと、


つーか、


かなり どんよりしましたが、


これもアタシです。




今現在、家でリアルにシャンパン日本酒呑んでますが、結構マジメです。





「満島ひかり」と「ラフマニノフ」と「アタシの思い」



見届けます。






7月30日 追記

今朝 見直してみる。

お酒呑みながら勢いで吐露したけれど、成り行きで書くもんじゃないなと思い カッコの部分二行 消させてもらいます。

自分の日記なんだけど、アタシだけが見てる訳じゃないし 今更だけど。

全部さらけるには、ちょいやっかいだねブログって。

呑みながらブログ書くの禁止だな、こりゃ。

秋刀魚の味~小津安二郎

2011-07-08 22:24:23 | 映画
午後の片付けは なかなかのもんだったわ。

なんせ、今日の富山は気温36.8度。

あちーのなんの。

額には大粒の汗、首筋からは滝の様に流れていく。

でも、べた付く汗より 流れる程が潔いと 「若い力」 なんぞ歌いながら頑張ったわ。

知ってる? 「若い力」

運動会なんかでは必ず歌ったもんよ。


って話は逸れたけど、


片付けをしてたら 去年の 「長谷川りん二郎展」 で購入した図録に見入っちゃってさ、


そしたら急に 「小津安二郎」の映画が どうしても観たくなったのよ。


それも、  『秋刀魚の味』 をね。



アタシだけかもしれないけれど、りん二郎の画を眺めていると 必ず小津安二郎作品を思い出すの。


なんか似てるの、雰囲気が。

まぁ、アタシの好みってのがあると思うのだけど。



共通して言えるのが、直線の美しさ。



計算されつくした構図。



赤の効果的な使い方。



決して美しい 「美」 という類いの物では無いのだけれど、 そこにははっきりとした作者の想いが 作者独特の 「美」 として表現されている。



う~ん、 りん二郎の図録 あんま載せたくないんだが ちょっとだけ…。


       


問題あったら言っておくれ。 ってか、これまで散々いろんなもんのっけてきてるがね。




で、これが 小津ワールド。


       


見よ!この直線美。 直線マニアには堪らんカット。




       

トリスボトルの赤が なんとも言えない。




       


線のみに構築された空間で、円は生き物の様に際立つ。



       


自然であって、自然で無い美しさ。



       


味の素(?)のキャップに萌えます。




       


役者の角度までを計算に入れたワンシーン。



       


直線の真骨頂。




       


器の位置にも意志を感じる。



ヤバい…、失神しそうだ 凄過ぎて。



内容もさることながら、映像が凄い。


観た事の無い方は、是非ご覧になって。


秋刀魚を丸ごと食べた時に感じる 腑のほろ苦さを 心で味わえるわ。



そしてね、アタシ 小津作品にも出てらっしゃるけど 俳優の笠智衆氏が好きなのよ。


NHKで昔放映されてた 「ながらえば」 今も大事にビデオで残してあるわ。

名作よ。



そして、笠智衆氏 そして 「赤」 ときたら



   黒澤明  『夢』  よね。



よね、って勝手に同意を求めているけど アタシん中じゃそうなの。


あの鮮やかな赤の使い方は 見た者を引きつけ 脳裏に焼き付ける程の効力を持っている。



二十歳過ぎた頃だったかしら…もっといってたかな?


初めて 『夢』 を観た時は、脳天に衝撃が走ったわよ。


あれから何度も観返しているけれど、今一度 観てみようと思う。



この、震災があって 原発事故が起こり 黒澤明は何を訴えたかったのか 



『赤富士』  『鬼哭 』  『水車のある村』



もう一度しっかり考えてみようと思う。



カイロの紫のバラよ再び

2011-02-14 13:36:41 | 映画
この間からお茶の間ニュースなどで、映画館の閉鎖や休館が増加しているって言ってたわ。


TOHOシネマズが映画料金の値下げを打ち出したりして、映画離れに歯止めをかけようと頑張っているようだけど・・・。



私が生まれて初めて映画館に行ったのは小学低学年の頃。

ディズニー映画だったかな~内容は残念ながら覚えていないのだけどね。


父親に連れられて初めて入った映画館は、それはそれは大人の社交場のように思えたわ。

子供は普段より少しお洒落をして、親に売店でスナック菓子を買ってもらいウキウキしながらロビーを走り回っていたわ。


赤い布の張った少し固めの座席に腰を下ろすと、目の前には大きなスクリーン。

迫力のある音響に、いちいち驚いたっけ。

自分の現在いる場所がわからなくなる程に、心はスクリーンに持ってかれていたよ。



昔の映画館は今みたいに入れ替えが無かったので、一日中映画館で過ごす事も可能だったわ。

なので、学校をサボるのにもうってつけ(?)の場所。

「グーニーズ」を連続4回観て、セリフを言えるまでになった事もあったっけ。



年頃になって、デートといえば映画。

おきまりコースね。


映画そのものは勿論の事、映画館を通して学び感じ、自身の思い出、そこにあるだけで胸がときめく

映画館とは、文化であり、田舎町では賑わいを感じられる唯一の娯楽施設だったわけよ。


それが、だんだん無くなっちゃうのは悲しいね~。

気軽にお家シアターが可能になった現代、 が! 今一度映画館に足を運んでみようじゃないか。

あそこは異空間よ。

まぁ、個人的には昔の映画館が好みなのだがね・・・。


そこでおススメしたいのが、

   
     「カイロの紫のバラ」


        



私の好きなウディ・アレン監督の映画。

ネタバレになるので内容は語りませんが、「映画っていいな~」と感じるはず。

ラブコメディー映画なんだけど、タダでは終わらせないのがウディ・アレン。

主人公のセシリアの輝く瞳にご注目、そしてステキに感情移入なさってご覧あれ。



そして、さらにお時間があれば


     「もぎりよ今夜も有難う」

        



私の好きな「片桐はいり」のエッセー集。

映画を愛するあまり、数年間映画館のもぎりの仕事をされていた頃のお話が綴られているわ。

昭和カムバーアァァック!!!って思っちゃうよ。

読んでみて♪




余談ですが、私は3Dが嫌いです。

映画にあれはいらん。

3Dが観たけりゃ、劇場へ行きなさい。舞台を観なさい。

右脳をフル回転させ、自分で情景をつくり出しなさい。

・・・と私は思います。



おわり。



ヤマト発進!!!

2010-12-10 22:23:45 | 映画
キムタク 「ヤマト」観て来たわよ。


      



まず、小説を映画化したものって自分の想像を重ね合わせながら 次第に想像と映像が融合していく感がある(私はね。)

しかしながら、漫画やアニメで2次元キャラを植え付けられてから観る映像は、イメージが固定されてるだけに なかなか頭が柔軟に働かず、拒否反応を起こす場合が多々あるわ


なので、今回は初めてヤマトを観る子供の様な気持で挑む事にしたよ


初ヤマトは小学生だったので、すべてのヤマトのストーリーは記憶してないのが実情。


私の中では「さらば宇宙戦艦ヤマト」のイメージが一番強く、いたく感動し号泣した子供時代を思い出すわ。



まぁ、大人のいやらしい心で観ると つっこみどころは満載ね。

イスカンダルも、小一時間程であっさり到着するしね。

旦那くん

   「最初からワープ3回程しとけば、攻撃されずにすんだのにね


・・・って オイッ


とか、キムタクは予想通り古代進になっても、セリフの間なんかは やっぱりキムタクワールド。

森雪は、確かに勝気な女の子だった気もするが、えらい威勢がよく。

私の大好きな、デスラー総統も・・・

ドキドキしながら見てたテレサも・・・



あー、もう何も言いません、言えません。


とにかく、頭をカラッポリセットして観てよね。


日本映画の少ない予算の中でのこのCG VFXは、なかなかのもんよ。


ドラクエの序曲やロトのテーマ、ヤマトのオープニング曲を聴くとテンションMAXになる我々世代にとって、この波動砲シーンは子供の頃の興奮が甦り震えがくることでしょう

斉藤役の池内君、弁慶を思わせる熱い演技良かったわ 


「さらば・・・」の時こんなだったわって、ちょっと思い出したよ。


最終的に欲を言えば、3部作くらいにして もう少し戦闘シーンや人間関係(デスラーやスターシャなど)を丁寧に描いてもらえたらよかったと思っちゃったわ。


面白かったわよ  いや、ホント


観終わったら、是非アニメも観てみてよね




ターゲットスコープオープン

      エネルギー充填120%

             発射10秒前・・・




                   波動砲発射!!!


きゃ~