最終話 みなが 納まるべきところに 納まる
新たな旅に出る者
罪を償うもの
幼いころからの夢をかなえる者
平凡でも幸せな生活を築く者・・・etc.etc.
心に 陰謀をいだき 権力を笠に着て 傍若無人に振る舞っていたソ・インスクは
誰もいなくなった 大きなお屋敷に一人
もう何の権力もなく
夫の庇護も 悪の手下も 息子マジュンも 娘たちも いない
ものすごい 孤独
上手な演出だなぁ と 思う
ただっぴろい お屋敷の 中で たった一人 佇み
「 もう全ていらないわ
そうよ 私は コソン家の女主人 ソ・インスクよ
分かるかよね? 」
と 呟く
人生の幸せは 何だろう と 考えさせられる
大きなお屋敷に住んだって 誰もいないのでは 幸せにはなれない
小さな家で わいわいがやがや 時には喧嘩しても
関わり合って 自分の分にあう仕事をしながら
生きてゆくこと
そんなことを 気づかせてくれた