休職者・退職者向けブラック企業ホットラインを開催します

2013-10-23 11:22:50 | 京都POSSEの活動報告です!


NPO法人POSSEでは、10月25日(金)と27日(日)の二日間、長時間労働やパワーハラスメントで体調を崩し、現在休職中の若い方、そうしたお子さんをもつ親御さんを対象にしたホットラインを開催します。
また、当ホットラインでは、外食チェーン店やアパレル関係、IT企業や介護業界で被害にあわれた方を重点的な対象とします。

昨今、「ブラック企業」の問題が大きく注目されるなかで、厚生労働省も「若者の『使い捨て』が疑われる企業」への対策に乗り出しています。POSSEには、入社して数ヶ月から数年という短期間に、パワーハラスメント(パワハラ)や長時間労働によって体調を崩し、休職している若い方からの相談が多く寄せられています。とくに、外食チェーン店やアパレル関係、IT企業や介護業界で働く方からの相談が増えています。

また最近では、働いているご本人が体調を崩している、相談の電話をする気力がないために、ご家族の方からの相談が増えています。

〇外食チェーン店で正社員として働く女性(22歳)からの相談
 9~22時で働いているが、定時の18時でタイムカードを切らされ、残業代が払われていない。少しミスをしただけでも、上司から「バカ」、「小学生以下」、「親の顔が見てみたい」などと毎日叱責される。辞めたいと話すと、「損害賠償を請求する」と脅された。夜眠れなくなり、病院に行ったところうつ病と診断され、今、休職している。今後についてとても不安。

〇母親からの相談
 息子(24歳)がIT関係で正社員として働いている。午前10時に出社し、夜中の0時に会社を出る生活をくり返していて、毎日14~15時間は働いていた。納期の関係で、朝の7時まで続けて働いていたときもあるそう。朝、起き上がれなくなり、心療内科を受診すると、うつ状態と診断された。今は実家に帰ってきているが、もうすぐ休職期間が満了になる。どうしたらいいか。

こうした事例では、うつ病などを罹患した原因が職場の働き方にあり、本来は「休職」ではなく、「労災」(労働災害)として、国の保険制度で救済される可能性があります。労働基準監督署に申請し、労災と認定されれば、治療費や給料の8割が補償されます。退職した後でも、あるいは、会社の協力が得られない場合でも申請は可能です。また、労災以外にも、残業代不払いやパワハラなどの職場のトラブルは、法律を使って解決することができます。POSSEでは、職場の状況を聞き取ったうえで、適切な解決方法や相談窓口のアドバイスをいたします。労災申請や職場環境の改善についても、サポートをいたします。「労災申請までは・・・」、「会社の働かせ方が違法なのか確信がない・・・」という方でも、復職やその後の働き方について、お気軽にご相談ください。

※ホットライン以外の時間も相談を受け付けています。お急ぎの方は、こちらの労働相談をご覧いただき、メールか電話でご連絡ください。


--------------------ホットライン詳細--------------------

日時     10月25日(金)13:00~16:00
        10月27日(日)18:00~21:00

電話番号  0120-987-215        

費用    通話料含め無料(秘密厳守)    

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POSSE(ポッセ)は、社会人や学生のボランティアが集まり、年間1000件以上の労働相談・生活相談を受け、解決のアドバイスをしているNPO法人です。

相談は、下記の連絡先にて無料で受け付けています。
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NPO法人POSSE(ポッセ)
代表:今野晴貴(こんの・はるき)
事務局長:川村遼平(かわむら・りょうへい)
所在地:東京都世田谷区北沢4-17-15ローゼンハイム下北沢201号
TEL:03-6699-9359
FAX:03-6699-9374
E-mail:info@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/

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