NPO法人POSSE(ポッセ)仙台支部では、被災した子どもたちに勉強を教える、就学支援を行っています。その活動の一環として、教育・貧困・被災をテーマにしたセミナーを開催します。
現在、子どもの貧困率は15.7%にも上ると言われています(2009年厚労省)。さらに3.11東日本大震災を受け、自宅の流失、家計支持者の死別や失業、病気等によって非常に厳しい状況に置かれている子どもたちが、ここ被災 . . . 本文を読む
『POSSE vol. 14』今野論文レビュー
近年、生活保護費を初めとした社会保障費の増大が大きく問題として打ち出され、生存を省みない削減が進められてきた。とりわけ生活保護は、「受給者は働けるのに働かない怠け者だ」などと個人の意識の問題に還元され、バッシングが加速度的に強まっている。しかし、そこでは社会保障費の増大の背景の一つにブラック企業の問題があることはあまり認知されていないように思う。 . . . 本文を読む
藤藪貴治、尾藤廣喜 著『生活保護「ヤミの北九州方式を糾す 国のモデルとしての棄民政策 』
本書は北九州市における生活保護の実態と、行政による生活保護制度の違法な運用のあり方を告発した良書である。今回は、本書のなかにいくつもある事例の中でも特に衝撃的だった事件について紹介したい。
◆「オニギリ食べたい」
小倉北福祉事務所で生活保護を受給していた小倉北区在住の男性が2007年4月に辞退届を提出した . . . 本文を読む
NNNドキュメント’06「ニッポン貧困社会~生活保護は助けてくれない~」
この番組は2006年に放送されたものです。1981年の厚生省による生活保護適正化の通知以降、生活保護の在り方が一変しました。
福祉事務所職員は保護の相談の段階から、資産や働く能力、肉親の経済状況を徹底的に聞き出し、申請を受け付けない対応を強めています。
当番組ではその“適正化”により保護を受けさせてもらえない、または打ち切られた人々の実情が紹介されています。 . . . 本文を読む
この番組は今年1月、札幌市で姉妹が孤立死した事件についてのドキュメンタリーである。
(番組HPはこちら“http://www.ntv.co.jp/document/”)
もともと北海道ローカルの55分枠で放送された同番組は、行政の生活保護の責任が果たされず人が亡くなってしまったという事実に基づき、生活保護のバッシングの中で冷静な議論を組み立てるための基本的な姿勢とはなにかを考えるのに格好の素 . . . 本文を読む