ぐうたらの嵐

ぐうたら子(50代)のマンガ絵日記

猫の事(7)

2018-06-21 | ペット

死んでしまった ネコの話です。

悲しい話が 苦手な方は ここで、ご遠慮下さいニャ。




にほんブログ村 すみません、嵐の話は ありません。



4月3日(火)

今日も 雅クンは 生きていた。

今日と、明日は ワタシは パートが たまたま、連休だった。

シフトが出た時から、楽しみにしていたけど、まさか、こんな風に過ごす事になるとは 思わなかった。

でも、おかげで、助かった。

ワタシは 安心して、雅クンを看取る事が出来る。

はず。


雅クンは 弱々しい歩き方だけれど、なんだか、昨日までより、

ちょこちょこ移動するようになっていた。



お腹の点滴のタポタポがなくなって 体が軽くなったせいかも、しれない。

自分から、リビングに 入って来て、真ん中へんに 寝たり、した。






今まで、呼んでも ほぼ、無反応だったのに

時々、普通に 振り向いたり、した。

死にそうな事を 忘れるぐらい、「普通」に、振り向いたり、した。


それから、ちょっと、目を離したら、雅クンが カビだらけの風呂の床で寝そべっていた。



中折れドアの鍵を 閉めるのを忘れていたのだ。

引いた。

笑った。

無理に動かすと、余計、カビがこびり付きそうなので ワタシは 放っておいた。

たぶん、15分ぐらいで、出て来たと、思う。




元気になった訳では ないのだろうけれど、

弱々しいけれど、頻繁に 動くようになった 雅クンを見て


「ホンマに、死ぬの? 
もう、死ぬの、止めたら?」

と、ワタシは 何度も 言ったと 思う。




その日の夕飯は 餃子だった。

ワタシは 重い気分で 餃子を作り始めた。





すると、雅クンが、ワタシの横に すっと、座った。

雅クンは、「ご飯!ご飯ちょうだい!」と、言う風に 座っていた。


雅クンは、今にも 「にゃあ」と、鳴きそうな顔で、しっかりと、座っていた。

雅クンは、体調が悪くなってから、1度も 「にゃあ」と、鳴いていなかった。



ワタシは びっくりして、本当に びっくりして、慌てた。




「食べるねんやったら、あげるで!」 と、声を掛けたら



今度は、雅クンは ゆっくりと、そこに寝そべった。

いつもみたいに。

ワタシは 慌てて、ご飯を用意とした。





けれど、その時は、もう、元気のない雅クンに 
戻っていた。






夢かと、思った。







それから、ワタシは 号泣しながら、餃子を包んだ。

今のは、なんだったのか?

お別れの挨拶なのか?

今、目の前で 起こった事が 信じられなかった。

ワタシしか、見ていないので、もしかしたら、幻覚だったのかもしれない。とも、思った。




雅クンは 時々、口を少し開けるようになっていた。

ネコは 口呼吸をし始めたら もう、危ないと、どこかのサイトに書いてあった。


ワタシは、もう、いつ死んでもおかしくないんだろう。と、覚悟した。


寝る時は また、リビングに 布団を敷いた。



寝る時は 部屋に雅クンを入れるけど(雅くんは部屋の隅)

扉は 開けているので、雅クンは すぐ、寒いお風呂の前とか行ってしまう。

もう、好きにさせてあげよう、と、思って、寝るんだけど、





自分が 暖かい布団の中にいて、こんな寒いのに 雅クンは今・・・と、思うと

居たたまれず、つい、迎えに行った。

それは、次女子も同じだった。


2回目、連れて来られた、雅クンが トイレに入った。



昨日、入りずらそうだったので 段差をなくそうと、

トイレの上半分を外したからか、体を支える力が、もう、足りないのか

おしっこは 上手い事、ぜ~んぶ、トイレの外にはみ出した。



豆電球で暗かったので、それが 真っ赤に見えて、驚いた。




でも、それは、濃いめのおしっこだった。と、思う。

慌てるワタシ達に、振り返った雅クンは、

ちゃんとしたはずの、自分のおしっこが、

そこに こぼれている事に びっくりしていたように 見えた。





気のせいだと、思うけど

悲しそうな顔を したように、見えた。

                   <続く>

   今日もありがとう。
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コメント
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