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“薄桜記”~「口封じ」

2012-07-29 07:43:46 | 山本耕史

ストーリー: 妻千春の名誉を守るために全てを隠して離縁をしようとした典膳に、逆上した

千春の兄にいきなり切りつける狼藉を受け、左腕を失ってしまう

その上、千春の実家とその主である上杉家を守るため、その事実を口外しないでほしいと

上杉家の家老に頼まれ、典膳は何も言わず受け入れることにする

そのため、狼藉者に切り付けられ、左手を失ったということで、幕府から家名断絶の沙汰

使用人を解雇し、家財を売り払い、左手を失い一人ぼっちで、屋敷を出て行かなければ

ならなくなる

千春は自分がことの発端でもあり、それによって兄が狼藉を働き、左手を失った典膳を

左手になると決め、身の回りの世話をし続ける

しかし、またしても上杉家の家老が訪れて、すでに離縁した妻を側に置くのはいかがなものか

典膳にとって悪いうわさが立つと言われる

千春は一存でしていること、それに妻ではなく下女でお使えしていると答えると、又、

上杉家の家老職の妻女が下女では面目が立たない、それに離縁した妻女が何時までも

側にいては重荷になるのではないか、いかがと言われ、典膳は「はい」と答える

二人にとって丹下家での最後の夜、ご先祖へ静かに手を合わせる二人

酒を注ぎながら「やさしい奥方様をお迎えください」と言う千春に典膳は言います

「千春、二度と妻はめとらない、妻はたった一人だ」とクゥ~ 泣かせます

もちろん千春の目から、ボロボロ~と大粒の涙がとめどなく零れ落ちます

私も号泣

そのせりふを言うときの典膳の顔、素敵素敵素敵

最高に素敵だった「陽炎の辻」の坂崎磐音から、年を重ね貫禄をつけたその表情の演技

まいった

それにしても、愛し合っている夫婦が武士の面目やら、しきたりやら、もう~私からすると

「アリエネェ~」ことで泣く泣く分かれなければならないあの時代がうらめしい

それに比べ何でもありの現代、ちょっとで良いから謙虚で、自分を律して生きたいなと

思ったわけです

それにしても、片手での刃とうと殺陣はカッチョよかったなぁ~さすがです

 

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