晴れてくると、GPV様が告げていたので、ひたすらウーロン茶で
我慢して飲み会を乗り切り、大急ぎで帰って準備をして、いつもの
富士山に向かった。
途中の高速はずっと曇り空。晴れるかな?と思いつつ、いつもの
観望場所に行くと、先客が3台ほどいた。星屋さんかどうかまでは
良く判らなかったが、奥の方から3台ほどいたので、手前の方に止めて
空を眺めたところ、既に雲が切れかけている。
大慌てで機材をおろして、準備を始める。いつもの砂利の駐車場の
部分は、2日前の雪は概ね消えていたが、雪解けの水分を含んで、
かなりゆるい状態だった。
三脚を立てると、かなり足が沈むので、足に直径5~6cmのワッシャを
挿して沈みにくくして設置した。
極軸をあわせて設置が全て終る頃には、概ね空が晴れてきたが、
方角によっては一部雲の残っている所もあった。
【この日の撮影開始頃の温度は-8℃@1:26】
この日の撮影開始頃の気温は、-8℃。手袋無しで、手をポケットに
出し入れするだけでも何とかやっていけるレベルで、土曜日よりは
寒いがそれでも、もう冬の寒さではなく春のぬるみを感じる寒さだ。、
今日の最初のターゲットは、まだ撮影していない銀河の中で、渦巻き
構造が見られそうなM61を選んだ。いつも通り、9mm80倍101秒の
シャッタースピードで撮影を始めた。カスタムセルフタイマーと
インターバルスクリプトで、20枚ほど撮影させていたのだが、
途中でおとめ座方向にも雲が出てきて、一度シャッターを止めて
少し雲の晴れるのを待って再開したが、多少うす雲のかかるカットも
多く出来てしまった。
その上、後半液晶画面に映った画像をみると、どうも星が流れている
様な感じに見える。これは、ひょっとして、三脚が沈んだのでは?
一応沈まないように、それなりに体重をかけて設置したつもり
だったのだが、、、、
と言う事で23枚ほど撮影したが、雲の少ない追尾エラーの少ないもの
だけだと、6枚しかないので、多少追尾エラーは目をつぶって9枚を
コンポジットして画像処理したのが下の絵
【↑M61 おとめ座の渦巻銀河】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW9mm 80倍 LPS-P2使用 ISO3200 S:101秒x9コマ
撮影場所:山梨県南都留郡 撮影日:2012/3/20 00:48~01:59
jpegからRegistacsでコンポジット→FlatAideでかぶり補正
→YIMGで、回転、トリミング、ガンマ補正、リサイズ
極軸が途中でずれたおかげで、かなり画像が流れている為、銀河の
腕は多少ディテールがハッキリしないが、中心部分の2本の太い腕が
『く』の字に成っている所まではなんとか映し出せた。しかしその
外側の淡い部分は、右側の腕はかすかに写ったが、左の腕の先端は
余り判らない感じの写りだ。
ちなみに、画像中に13等台の銀河が2個一緒に写っている。
なんとかM61の撮影を終った頃には、またおとめ座が隠れる位の
曇り空に成ってしまった。
まいったな、今日はGPVは外れか、、、
2012.3.20(4/3)
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くっしー
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