畳んだ形でラップされて、立てかけられていた。どれどれと見てみると、
一つは大一光学製の5cmのFamily800、もう一つはVixenの6cm。ラップされて
いるので、丁度銘板が見えない。一応タンジェントスクリューの左右微動と
ネジを伸び縮させる上下微動が、ついていた。店員に言って、ラップを
切って貰い銘板を確認するとORION-6Sと書かれている。D=60mm/F=910mm
F15の鏡筒だ。一部三脚のトレーが欠品しているが、6x30のファインダーも
ついて、価格は税込み1,050円だったので、ファインダーだけでも使えれば
良いかと連れて返った。
古スコ資料館で昔のビクセンのカタログを見るが、ORION-6Sって載って
いない。普通ビクセンは、焦点距離の長短で、最後のSとかMとかLとかって
付くのだが、こいつはF15なのに『6S』とネーミングもちょっと
変わってるなぁ。形的に比べるとイカルスの系列によく似ている。
↑レンズは多少カビもあり汚れているが、コーティングを剥がさない
ようにそっと清掃したら、↓そこそこ綺麗には成った。
鏡筒の中は、遮光環がだいぶ奥の方に1個だけ付いている。カスタム
8cmは3個、微動無しのCygnusでも2個付いてるのになんだろうなぁ?
廉価版なのかな?と言った感じである。↓
後でビクセンのサポートに写真を見せて問い合わせたら、サポートの
資料の昔のカタログでも見つけられなかったとの事で、銘板から、
77年製との事。34年物だ。我が家の古スコ連中の中で、一番の
新参者だが一番の古老と言うわけだ。
6cmはCYGNASが有るがF値が異なるので、どんな見え方をするのかな?
晴れる日が楽しみだ。
2011.7.3(7/7)
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