にゃんこの置き文

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

腹腔鏡下胆のう摘出手術顛末記ー術後4日目

2021年10月10日 | 健康
胆のうは不要な臓器なのか。
医学サイトとかを見ると、「単に胆汁を溜めておくだけの袋なので、摘出しても支障はない」と書かれているけど、ブログやコミュニティで体験者の声を読むと、摘出後体調不良に悩まされている人が多い。
ほとんどの人は、取ってしまえば健康体に戻れると思って手術を決意するわけで、「術後1年以上たっても油物を食べると嘔吐する」人がいるという事実はとてもショックだった。(全快したら天ぷらを食べようと楽しみにしていただけに)
他にも微熱、疲労感、貧血、吐き気といった症状が挙げられていて、どれも今の私に当てはまる。
医者は術後の症状として下痢しか言ってくれないので、他に大きな病気が隠れているのではないかと不安だったが、どれも胆のう摘出に因るものだとわかって、逆に安心した。

では今日までの流れ。
手術当日辛かったのは、前回に書いた通りフットポンプによる拷問。
「7つの黄金郷」というマンガで拷問長がアーサーに、「眠らせないこと。これが最高の拷問です」と告げるシーンがあったけど、まさにそれを実感した。
でも医者や看護師からしたら、血栓を予防できるなら、一晩くらい眠れなくても問題はない、ってことなのかな。
息苦しさも吐き気も綺麗に無視され、逆にうるさく聞かれたのは「ガスは出たか」「お通じはあったか」ってこと。
血栓の次に彼らが気にする合併症は、腸閉塞らしい。
全身麻酔で動きを止められた腸がちゃんと動きだすか、捻れたり詰まったりしないかってことだろう。
確かにお腹が張って苦しい。
傷の痛みの方はさほどでもなく、ゲップをした時響くくらい。
寝返りもさほど苦労せずに打てる。

術後2日目。
朝にガスは出たものの食欲がなく、昼食を無理して食べた後激しい吐き気に襲われた。
午後には退院予定だったので焦ったけど、吐き気止めを処方してもらって退院強行。
この前退院した時はルンルンだったけど、今回はフラフラで解放感どころではなかった。
この度の入院手術騒動で唯一、付き添いの必要性を痛感した次第。
だけどその為だけに結婚したり家族を持つわけにはいかんからなぁ。
どうせ元気になったら、「一人が天国」になるに決まってるわけだから。
この日の症状は、微熱、食欲不振、吐き気、貧血。
吐き気止めとロキソニンを服用。

術後3日目。
術後初のお通じがあり、お腹の張りがマシになった。
代わって出現した症状が、腹痛と左肩の痺れと痛み。
薄紙を剥ぐようなという言い回しがあるけど、1枚剥がれたら別の紙が貼りついてくる感じ。
微熱と吐き気が続く。
食欲は出てきた。
ロキソニン服用。

術後4日目。←今ここ
午前中リハビリがてら買い物に出たけど、貧血を起こして慌てて帰宅。
昼間2時間ほど寝ないと疲れが抜けない。
微熱と空腹時の吐き気と息苦しさあり。
傷口がチクチクと痛む。
ロキソニンと吐き気止め服用。

あ、忘れてた。
地域猫サクラには、帰宅後熱烈歓迎を受けました。
飛びつくは、よじ登るは、抱きつくはで、「ええい、しつこい」と放り投げてしまったくらい。
フミも通ってくれた人が来た時は飛んで逃げたらしいけど、私が「ただいま、生きて帰って来たよ」と声をかけたら逃げずにじっとしてた。
一応飼い主だと認識はしてくれているみたい。
金曜に退院しなければ、事務手続きの関係から明日の月曜まで退院できなかったわけで、吐きながらも退院して正解だった。
傍に猫がいるだけで、精神衛生上快適この上ない。

↓ 万歳してるサクラ


次回の外来受診日は金曜日。
それまでには、薄紙の4,5枚くらい剥がれてくれてるかなぁ。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 腹腔鏡下胆のう摘出手術顛末記 | トップ | 腹腔鏡下胆のう摘出手術顛末... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

健康」カテゴリの最新記事