近々胆のう摘出手術は受ける予定だったけど、まさか急性胆管炎で緊急入院・緊急手術という事態になるとは夢にも思わず、入院準備などなーんにもしていなかった私。
ひと昔前だと、身元引受人や保証人になってくれる肉親がいない場合は、治療や入院を断られるケースもあったらしい。
それらを何とかクリアしても、手術の立ち合いだの入院中の差し入れや付き添いがない場合は、そこで詰んでいただろう。
けれど生涯未婚率が上昇し、子供を持たないという選択をする人も増えている昨今、病院の対応も(嫌々かもしれんが)変わっていた。
先に「40代未婚で乳がん手術に挑んだ」人のブログを目にしていて、そこに「身寄りがないことは早めに伝える」と書いてあったのでさっそく実践。
担当医から手術適応だという説明をされた時に、
「未婚で一人っ子で親戚とは疎遠で、肉親と呼べる者はいないんですけど、手続き的に大丈夫ですか?」
と聞いてみた。
「一人も?」
「はい」
「じゃあ事務の方にはそう伝えておくよ」
「保証人とか同意書とか、なしでもいけますか?」
「いないものはしょうがないよね」
「はいはい」
「事前に保証金をいれてもらうことになるけど」
「はいはい」
というわけで、あっさりと通った。
乳がんの人のブログによれば、結婚していないことをこんこんと説教してきた医者もいたらしい。
余計なお世話じゃ。そんな医者に当たったら、治るものも治らなくなるわい。
幸い私の担当医は外科医というイメージ通りの人で、あっさりさっぱりしていた。
事前に話が通っていたおかげか、入院や手術の際も私のサインだけでことはスムーズに運び、友人たちの手を煩わせずにすんだ。
入院してからも、時代が変わったことをつくづく痛感した。
夜間の救急外来からそのまま入院になったので、着替えも日用品も何一つ持たずにいた。
これもひと昔前なら途方に暮れていたところだけど、なんと今は「入院グッズ一式レンタル」なるものが存在していたのだ!
「手ぶら入院も可能」というだけあって、これが超優れものだった。
パジャマとタオルは使い放題のレンタルで、おまけとして入院に必要な細々とした物がついてくる。
コップやスプーンや歯ブラシはもちろん、ティッシュやイヤホンや保湿クリームまで入ってた。
おかげで5日間の入院中、不便さを何一つ感じずに過ごせた。
こういう目立たないところから、独り者に優しい社会というのが出来上がりつつあるんだなぁと実感。
独りだと大病をした時どうなるだろうと心配してたけど、意外となんとかなるもんだ。
なんともならんのは猫の世話くらいだなぁ。
餌やりだけなら人に頼めても、どうやら猫にとっては「飼い主がいつもの時間に、いつもと変わらずそこにいる」という状態が大切らしい。
近寄るとシャーって怒って指一本触らせてくれないくせに、私が退院して帰ってくるなり下痢便と真っ赤なおしっこをした。
一日で治ったから、要はストレスだろう。
この問題だけは、未解決のまま残りそう。
ひと昔前だと、身元引受人や保証人になってくれる肉親がいない場合は、治療や入院を断られるケースもあったらしい。
それらを何とかクリアしても、手術の立ち合いだの入院中の差し入れや付き添いがない場合は、そこで詰んでいただろう。
けれど生涯未婚率が上昇し、子供を持たないという選択をする人も増えている昨今、病院の対応も(嫌々かもしれんが)変わっていた。
先に「40代未婚で乳がん手術に挑んだ」人のブログを目にしていて、そこに「身寄りがないことは早めに伝える」と書いてあったのでさっそく実践。
担当医から手術適応だという説明をされた時に、
「未婚で一人っ子で親戚とは疎遠で、肉親と呼べる者はいないんですけど、手続き的に大丈夫ですか?」
と聞いてみた。
「一人も?」
「はい」
「じゃあ事務の方にはそう伝えておくよ」
「保証人とか同意書とか、なしでもいけますか?」
「いないものはしょうがないよね」
「はいはい」
「事前に保証金をいれてもらうことになるけど」
「はいはい」
というわけで、あっさりと通った。
乳がんの人のブログによれば、結婚していないことをこんこんと説教してきた医者もいたらしい。
余計なお世話じゃ。そんな医者に当たったら、治るものも治らなくなるわい。
幸い私の担当医は外科医というイメージ通りの人で、あっさりさっぱりしていた。
事前に話が通っていたおかげか、入院や手術の際も私のサインだけでことはスムーズに運び、友人たちの手を煩わせずにすんだ。
入院してからも、時代が変わったことをつくづく痛感した。
夜間の救急外来からそのまま入院になったので、着替えも日用品も何一つ持たずにいた。
これもひと昔前なら途方に暮れていたところだけど、なんと今は「入院グッズ一式レンタル」なるものが存在していたのだ!
「手ぶら入院も可能」というだけあって、これが超優れものだった。
パジャマとタオルは使い放題のレンタルで、おまけとして入院に必要な細々とした物がついてくる。
コップやスプーンや歯ブラシはもちろん、ティッシュやイヤホンや保湿クリームまで入ってた。
おかげで5日間の入院中、不便さを何一つ感じずに過ごせた。
こういう目立たないところから、独り者に優しい社会というのが出来上がりつつあるんだなぁと実感。
独りだと大病をした時どうなるだろうと心配してたけど、意外となんとかなるもんだ。
なんともならんのは猫の世話くらいだなぁ。
餌やりだけなら人に頼めても、どうやら猫にとっては「飼い主がいつもの時間に、いつもと変わらずそこにいる」という状態が大切らしい。
近寄るとシャーって怒って指一本触らせてくれないくせに、私が退院して帰ってくるなり下痢便と真っ赤なおしっこをした。
一日で治ったから、要はストレスだろう。
この問題だけは、未解決のまま残りそう。