にゃんこの置き文

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

昨今のお一人様入院事情

2021年09月21日 | 健康
近々胆のう摘出手術は受ける予定だったけど、まさか急性胆管炎で緊急入院・緊急手術という事態になるとは夢にも思わず、入院準備などなーんにもしていなかった私。
ひと昔前だと、身元引受人や保証人になってくれる肉親がいない場合は、治療や入院を断られるケースもあったらしい。
それらを何とかクリアしても、手術の立ち合いだの入院中の差し入れや付き添いがない場合は、そこで詰んでいただろう。
けれど生涯未婚率が上昇し、子供を持たないという選択をする人も増えている昨今、病院の対応も(嫌々かもしれんが)変わっていた。

先に「40代未婚で乳がん手術に挑んだ」人のブログを目にしていて、そこに「身寄りがないことは早めに伝える」と書いてあったのでさっそく実践。
担当医から手術適応だという説明をされた時に、
「未婚で一人っ子で親戚とは疎遠で、肉親と呼べる者はいないんですけど、手続き的に大丈夫ですか?」
と聞いてみた。
「一人も?」
「はい」
「じゃあ事務の方にはそう伝えておくよ」
「保証人とか同意書とか、なしでもいけますか?」
「いないものはしょうがないよね」
「はいはい」
「事前に保証金をいれてもらうことになるけど」
「はいはい」
というわけで、あっさりと通った。

乳がんの人のブログによれば、結婚していないことをこんこんと説教してきた医者もいたらしい。
余計なお世話じゃ。そんな医者に当たったら、治るものも治らなくなるわい。
幸い私の担当医は外科医というイメージ通りの人で、あっさりさっぱりしていた。

事前に話が通っていたおかげか、入院や手術の際も私のサインだけでことはスムーズに運び、友人たちの手を煩わせずにすんだ。
入院してからも、時代が変わったことをつくづく痛感した。
夜間の救急外来からそのまま入院になったので、着替えも日用品も何一つ持たずにいた。
これもひと昔前なら途方に暮れていたところだけど、なんと今は「入院グッズ一式レンタル」なるものが存在していたのだ!
「手ぶら入院も可能」というだけあって、これが超優れものだった。
パジャマとタオルは使い放題のレンタルで、おまけとして入院に必要な細々とした物がついてくる。
コップやスプーンや歯ブラシはもちろん、ティッシュやイヤホンや保湿クリームまで入ってた。
おかげで5日間の入院中、不便さを何一つ感じずに過ごせた。
こういう目立たないところから、独り者に優しい社会というのが出来上がりつつあるんだなぁと実感。

独りだと大病をした時どうなるだろうと心配してたけど、意外となんとかなるもんだ。
なんともならんのは猫の世話くらいだなぁ。
餌やりだけなら人に頼めても、どうやら猫にとっては「飼い主がいつもの時間に、いつもと変わらずそこにいる」という状態が大切らしい。
近寄るとシャーって怒って指一本触らせてくれないくせに、私が退院して帰ってくるなり下痢便と真っ赤なおしっこをした。
一日で治ったから、要はストレスだろう。
この問題だけは、未解決のまま残りそう。



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急性胆管炎

2021年09月18日 | 健康
一週間ぶりの更新。
実はこの間、緊急入院して内視鏡手術を受けてました。
エコーとCTでは胆のう内にしか石が見当たらず、腹腔鏡手術で胆のうを摘出すればオーケーと言われていたんだけど、MRIにはばっちり胆管を塞いでいる石が写っていて、嘔吐と疝痛の犯人は胆石でなく、こっちの胆管結石の方だろうと。
で、場所が違うと手術の方法も違ってくるらしい。
胆管結石は口から内視鏡を入れて胃の出口を切開し、十二指腸まで行ってそこに開いている総胆管の出口からカテーテルの先を管の中に入れ、網みたいなので石を捕まえて取り出すとか。
入院の翌日には手術と決まり、お約束の絶食。
気管支鏡検査で入院した時はこっそり病室を脱け出して煙草を吸っていたんだけど、今回は点滴につながれているので脱走もかなわず強制禁煙。
昔の病院は、呼吸器外科ですらフロアの隅っこに喫煙場所があったものだけど、時代は変わったのね。

手術自体は痛みも苦しさもまったくなかった。
手術台の上でまな板の鯉になった次の瞬間には意識がなくなり、気がついたら病室のベッドの上。
すぐに歩いてトイレまで行けたし、「本当に手術したの?」という感じ。
ただし絶食は翌日も継続。
総胆管はすい臓にもつながっているので、そこをいじった刺激でまれに膵炎を誘発することがあるらしい。
その疑いが消えるまで待つこと一日半。
翌日にようやく食事のお許しが出た。
いやもう、5日ぶりの食事の美味しかったこと。
味が全身に沁みわたるようだった。

石を取ってからは、疝痛発作は起きてない。
でも胆のうはまだあるので、鈍い痛みはずっと続いてる。
いつまた石が胆管にこぼれ落ちて、あの痛みを起こすかしれないので、最初の予定通り胆のう摘出手術も受けるつもり。
それまで胆のうを刺激しないよう、低脂肪の食事で頑張らなければ。(そういや病院で出てきた食事はすい臓食だった)

にゃんこどもは、知り合いがご飯とトイレの掃除に通ってくれたので、無事お変わりなし。
というか、あまりに変わりがなさすぎて気が抜けた。
犬だったら超絶熱烈歓迎になってるとこなのに、ネコってやっぱり薄情。。。。
と思っていたら、私がいつも座る座布団におしっこされてた。
帰ってこないことに、一応腹をたててくれたのかな。
そう思うとちょっと嬉しい。



コメント (2)
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胆石メモ2

2021年09月10日 | 健康
今日も病院。
暇なので出かけるまでの時間を潰してる。
こんなに真面目にブログを書くのは、マーちゃん行方不明事件以来ではあるまいか。
「便りがないのは元気な証拠」というけど、私のブログも似たようなもんだな。

疝痛発作は昨日もあった。
これで連日。
一昨日は卵サンドで失敗したので、昨日の昼ご飯はじゃがいもと大根の味噌汁だけにしたんだけど、それでも4時間後に疝痛がきた。
これ以上消化にiいい食べ物っていったら、流動食くらいじゃないか。
今日の昼食はおかゆと豆腐にしてみるつもり。
それでも発作が起きたら、修行僧の気分になって耐えるしかないわけで。

今日の検査はMRIだから楽勝。
ただ4時間前から絶飲食。
この前MRIをやった時はそういうのはなかったけど、あれは撮影部位が頭だったからだろうなぁ。
消化器系の検査はこれがあるから辛い。
絶食はぜんぜん平気だけど、絶飲がねぇ。煙草はいいみたいだから助かるけど。
来週は胃カメラで、こっちは水はオーケーで煙草は駄目。
なんでだ? 禁止の基準がよくわからん。

こっからは、胆石メモ2。

※食事との関連
・アウトだったもの
刻んだゆで卵
味噌汁? 
肉(欠片でもアウト)
・今のところ大丈夫だったもの。
バナナ
ポテトサラダ
おから
おかゆ

※疝痛発作の症状
前触れに微熱。
今はいきなりではなく、鈍痛から憎悪する感じになった。
最中は発汗、身じろぎできない痛み、ピーク時に激しい嘔吐。
この嘔吐ってのが、吐くものもないのに吐気だけが延々と続く。
こういうのって覚えがあるなぁと思ったら、飲みすぎた時の吐き気と同じだった。
悪酔いした時って吐くものがなくても気分の悪さは続くからなぁ。

※薬
悲しいお知らせ。
歯痛には絶大な効果を発揮したロキソニンだけど、胆石にはまったく役立たず。

天中殺か?!と思うような毎日だけど、いいことが一つだけありました。
なんと、体重が3キロも減った。
ラッキー^^


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4回目の発作来た~~

2021年09月08日 | 健康
今日、再び病院に行ってきた。
手術希望であることを伝えると、内科から外科に回された。
どうも私は内科医より外科医の方が相性がいいみたい。
仕事内容の違いなのか、持って回った言い方がなく、ずばずばと言ってくれる。
答えも簡潔で断定的。
その分こっちも遠慮なく質問できた。
それに医者にかかると絶対「煙草をやめろ」と説教されるんだけど、それがなかったことも気に入った。
(減らせとは言われたけどね)

で、わかったこと。
どうやら石だけが問題ではなく、胆のう自体がかなり痛んでいるらしい。
かなり以前から胆のう炎になっていたらしく(微熱もそのせい)、本来の胆のうの大きさよりかなり小さく硬くなっているそうな。
(長年の不摂生の成果だなぁ)
家族がいないので、付き添いなし入院、立ち合いなし手術になることを伝えたら、「いないものは仕方ないし、なんとかなるでしょ」とあっさりオーケーが出た。
明後日MRI、来週胃カメラをやって、その検査結果を見てから手術日を決めるらしい。
検査に次ぐ検査だけど、まあ仕方ないか。
なんせ今日も帰ってきてから4日目の疝痛発作が起きたから。
こうも頻繁に2時間がぱぁになると、執筆もままならない。
今月末締め切りの賞は推敲作業を残すのみになってたんだけど、この調子ではとても間に合わん。

公募への応募は今年限りと年頭に書いたけど、1年延長を決めた。
あ、オール読物に出した作品は1次通過止まりでした。
時代小説を書いたのは生まれて初めてで、それで1次に残れたんだから、まあよしとすべきかな。

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胆石メモ1

2021年09月07日 | 健康
記録代わりに考察を。

※症状の特徴
強烈な痛みが突然現れて突然消える。
このひと言に尽きる。

※食事との関連
ネットを見るといかにこの発作が起きないようにするかという考察であふれている。
一番多く書かれていて医者にも言われたのは食事との関連だが、長期的な遠因としてはあっても、疝痛発作との関連は残念ながらあまりないような気がする。
もちろん発作が怖いので、今は脂肪分の多い食べ物は避けているけど、過去3回の発作時を見ると???なのだ。
3回とも食事をした5,6時間後に痛みが出たことは共通しているんだけど、その時の何を食べたかというと、
7月末1回目、鯖味噌煮、ヨーグルト等。
8月末2回目、グラタン、パン。
9月4日3回目、カレーうどんだ。
でもこの間、ピザをデリバリーで頼んだり、牛肉の牛脂を丸ごと食ったり、鰻や鳥皮を山盛り食べたりしたけど、痛みは出なかった。

ここ3日、肉系は口にしていない。
みかんの氷を食べた時、鈍痛がした。
冷たいものはヤバいかもしれない。

※痛み以外の症状
発汗は激痛によるものらしい。
吐気の原因は、「石が胆のうの壁を刺激することから生じる」という記述があったけど、吐しゃ物の中に未消化の肉があったから、消化不良が原因ではないかと思ったりもする。
(家にいる時でよかった。あの吐き気は抑えがきかない。多分バスの中だろうとお客さんの前だろうと、我慢できずに吐いていたと思う)
熱があるのが謎。
検査で炎症は否定されているのに、7度2分ほどの微熱が続いている。

※薬
「胆石発作に効く痛み止めはない」というのが通説で、医者も痛み止めを出してくれなかった。
なので人体実験をしてみます。
今日、ロキソニンとブスコパンを買ってきた。次に疝痛が起きたら飲んでみるつもり。
痛みが消えなくても、少しでも軽くなってくれたらラッキーなんだけど。
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