人生いろいろ、たぶん大丈夫だ?

40代の中年おじさんです。「四十にして迷わず」うーん、迷える中年羊を誰か救いたまえ。

兵隊に使われると言うことは、兵隊のように振る舞えと言うことか?

2015年06月25日 13時41分58秒 | 基地従業員

軍隊の中での上司と部下の関係は、日本人従業人の労働環境に大きな影響を及ぼしています。

日本の組織にも上下関係があります。それは、組織を動かすための仕組みです。上司は部下を動かし、部下は上司の指示に基づいて仕事をします。もし、上司の指示に疑問や誤りがあった場合はどうするのか?

誤りに気が着いてもそのままやるのがアメリカ軍流です。

この場合結果的に目標に到達しなかったり、苦情が生じたり、仕事が止まっても「責任者」は出てきません。なぜなら、誤った指示を出した兵隊は絶対誤りを認めません。時間の経過に伴い、事態はどんどん悪い方向に向かうのですが、付け焼き刃的に指示を出すのみです。指示を撤回するのは誤りを認めたことになるので、あくまでも付け焼き刃的な指示を出し、根本的な解決をしようとはしません。

日本人従業員は、経験からその結果が誤りにつながることは結構早い段階で分かります。その辺は、日本の教育水準が全体的にアメリカより高いからではないかと思います。

具体的な例は書けないのですが、私たちの職場では最後に部隊のコマンダーが現場に来て、失敗している状況を見て、その場で携帯電話で関係部隊に連絡を入れて解決しました。この方法は、コマンダーだからできたのであり、下っ端の兵隊が携帯で他の部隊に指示や連絡はできません。

日本人従業員としては、直接責任を取らされるわけではないのですが、目の前で起きている失敗にさらされながら仕事を続けることは、精神衛生上よくありません。職場の志気にも関わります。

このケースでもっとも駄目だと思ったのは、コマンダーさえ現場を見に来て判断したにもかかわらず、最後まで直の上司の兵隊が現場に来なかったことだと思います。自分の上司としての存在意義を自己否定してしまったのです。

本来であれば、指示が届いた時点で意見(結果的にコマンダーの判断と同じ)を言えば良いのですが、軍隊では上司の指示命令には従わなければならないようになっています。

 

 

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自衛隊員のリスクって?

2015年06月01日 09時16分46秒 | 社会

今日現在行われている衆院特別委員会で使われている用語「自衛隊員のリスク」はとってもオブラートに包まれた言葉遣いで、議論の本質が見えてきません。

これには「自衛隊員が死傷する危険性」も含まれているはずですが、なぜリスクと言う抽象的な言葉を使うのでしょうか。

国会の場で与野党そろってこの言葉使いになっているのは、申し合わせによるものなのでしょうか。しかし、国民に見える議論をするのであれば、具体的な用語を使うべきです。

きっと現場の自衛隊員やその関係者は、この議論をしている人たちおよび国民が「他人事のように自分たちの命」を論じていることに腹を立てていることでしょう。

そもそも、ミリタリーを運用する際には、死傷することも念頭においているはずですが、国民は死傷した場合その事実を受け入れることができるのでしょうか?

昔、カンボジアPKOの際に派遣された自衛隊員と警察官のうち、警察官だけ2名が死傷した件はもう忘れてしまいましたか?

 

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