新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

たかが電気 たかが命

2012年07月17日 | 反原発・脱原発・エネルギー
 7月16日の結集は、すごかったね。夏風邪でダウン、結集できず残念。

 しかし、教授こと坂本龍一氏は、こう呼びかけたのだとか。

 「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」

 いや、電気がないと、「子ども」も「国土」も、命の危険にさらされますよ。中小労働者のおっさんも、今も死ぬる思いです。

 運動には怒りや悲しみなどの感情に訴えることも大切だ。しかし無知に訴える運動に未来はありえない。事故対策から安全管理、廃炉や放射性廃棄物処理のことまで、すべて科学的技術的に解決していかなければならない問題である。われわれは「原子力安全神話」を裏返しただけの「原発危険神話」に陥ってもいけないわけだ。

 「生命の大切さ」を訴えるのもいい。しかし、やつらは、そんなものを大切に思う連中だろうか。「たかが命」と思っているよ。核武装と経済のため原子力を不可避にしたこの救いのない世界では、人の生命には値段があるんだ。そして、おれやきみのはべらぼうに安い。

 原発立地エリアで、雇用や生活をどうするのか、という問題があることはいうまでもない。中小企業は大飯再稼動支持が2/3だという。これが現実なのだ。運動の拡大とは、「原発か脱原発」すなわち「敵か味方か」でなく、賛成でも反対でもない、敵でも味方でもない中間地帯を広げていくことだ。運動の言語は、わかりあえる仲間うちの言語で終わってはいけないのだ。

 超左翼おじさんブログより。

 <きょうの集会でのいろいろな訴えを聞いていると、一部の人は、これまでの延長線上のようです。動き始めた大飯を、ふたたび止めるというのを目標にするみたいな。

 だけど、これまでと同じ論理だったら、それをめぐる力関係を変えることはできない。その結果、ずるずると再稼働が増えていくように思えます。

 もちろん、再稼働しようとすると、それに代わって脱原発の政府ができるような政治の力関係があれば、政府も再稼働できないのですが、そうではないからね。だから、現状の政治を前提にして、脱原発派の力と勢力を増やすような論理、目標が必要だと感じます。

 たとえば、脱原発20年計画のようなものを提示することです。これなら、大飯の再稼働に賛成した地元の人も、仲間に加わることができるでしょう。

 問題は、これだと、「一つも動かしてはならない」という人が賛同できないことです。そこを考えてもらうには、この計画が、超党派のものでなければならない。しかも、必ず20年後にはなくなると、確信をもてるようなものでなければならない。>

http://chousayoku.blog100.fc2.com/blog-entry-1237.html 

 おれはおじさんの提起を感心しながら読んだ。おまえらは、どうだろう。賛同しないか? 賛同するおれは、裏切り者か? 今度はちゃんと殺せよ? (殺せるかな? )

 おれは「一つも動かしてはならない」という急進派であり過激派だ。しかしこの提起には、快く賛同すると思う。むろん、「20年」は気に入らない。全廃までのタイムスケジュールを短縮させるべく努める。それが冒頭に書いた、いくつかの地域での取り組みである 。

 おれにとっての「原発全廃NOW」はマキシマムだ。しかし、「全廃」というミニマムを実現すること。急進派も漸進派も「原発全廃」で円陣を組み、団結しなければならない。
 
 しかし、あのひろゆき氏が、2013年総選挙に向けて社民党・共産党反原発統一戦線(これはおれのネーミング)を提唱しているとはなー。意外で、おもしろかったな。

 既成左翼がまただめなら(その可能性はかなり高い)どうしようか。ひろゆき氏は、TPPでアメリカに完全屈従するかわりに、安いLNG輸入するという「荒技」も紹介しているよ。

http://hiro.asks.jp/86730.html

 ポスト原発のイノベーションも、ポスト原発社会の実現も、政治のイノベーション=日本革命の勝利なくしてありえない。選挙で勝利するためにも、政府を包囲・占拠・解体するデモや集会実力闘争が必要なのだ。主権者はわれわれであり、いつでも政府をリコールする。これこそ民主主義のαでありωである。

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