花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

古賀志山に咲くイワカガミ・4月23日

2014年04月28日 12時33分36秒 | アウトドアー

古賀志山の峰続きの山の一つに咲くイワカガミ
誠に小さく可愛らしい白花で、あるいはヒメイワカガミと呼ばれる
種類かも知れない。


正面から撮影


上から撮影


咲いている様子、







古賀志山の559メートル峰から北西方向に尾根伝いに踏み跡をたどると
先週なら、さぞかし見事で有ったろうアカヤシオの花が、無数に散って
踏み跡を染めている。
残り花もそこかしこに咲いていて、そよ風に揺れていたが、心なしか色が
抜けて寂しい。
替わりに鮮やかに山肌を染めているのは、東国三つ葉ツツジであった。

古賀志山は岩山で、遠くから見るとまるでゴジラの背中のように見える
それ故に、尾根歩きもアップダウンの連続で、岩につかまり木につかまり
過酷なアルバイトを強いられる。
それを慰めてくれるのは、ツツジの花であり、萌葱色の山肌の彩りであった
時折、遠くでさえずる小鳥の歌も聞こえた。

いくつか尾根のピークを超えた先で、巨大な岸壁に突き当たった。
見上げると、険しい岩の間にクサリが垂れ下がっている。
ゲッ、とんでもないよ。
いい加減足に来ているのに、こんな所を登ったら後半の尾根歩きが持たないよ。

あたりを見回すと、右に鞍掛山3キロの案内板が木の根元に立っていた。
事前に調べていた地形図で、そちらに向かえば林道に出られる道がある事を
知っていた。
鞍掛山に向かって尾根道を歩き、ピークを超えた先で、今度はクサリの着いた
崖の下りに突き当たった。
V字形の岩の間をようやく降りて、クサリのある崖下をのぞくと、足場の無い
とんでもない崩れた崖であった。

持ち物すべてをザック詰め込んで、クサリにつかまって一度は降りようとしたが
高所恐怖症の単独の身である。
何か有っても助けを呼べない、引き返すを決断した。
V字の岩を何とかよじ登って、少し引き返した所で気がついた。
鞍掛山に向かって右側に、崖を迂回するルートが有ったのだった。
虎ロープにつかまって崖下に降りて、ザックの中から詰め込んだカメラや
機材を取り出して、ついでにコーラで喉を潤した。

その時、うなり声のような音が聞こえたので、ギョットして前方の山を見ると
年配の男性が一人、滑らないように一歩一歩かけ声をかけながら、急な尾根を
下ってきていた。

その方にルートを尋ねて、無事に細野林道に出ることが出来たのだった。
だが、その細野林道に出て驚いた。
舗装された林道が、無数の倒木で埋め尽くされていたからである。













倒木を乗り越え、くぐり抜け、数キロに渡って続く障害レースよろしく
歩く事が出来たのは、先に歩いた登山者達が、切り開いてくれたからだった
それでもある倒木をくぐり抜けようとしたら、ザックがつかえて腰がギクッと
なった時は、持病の腰痛が起きそうで参ったのだった。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。