花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

知人・MSさん撮影の尾瀬ヶ原の写真を掲載します

2018年06月26日 01時26分11秒 | スポーツ・トレッキング
葛城の森の観察会で知り合った知人のMSさんから、尾瀬ヶ原で撮影した
写真がメールで届きましたので掲載します。

説明を兼ねてMSさんのメールを引用します

6月13日~14日の一泊二日で尾瀬ヶ原に花を訪ねて行ってきました。

ミズバショウを諦め、数多くの花を見たいと思い、当初6月下旬に予定していました。
しかし、今年は平年より2~3週間花が早いと
の情報を得て、梅雨の晴れ間を選んで行ってきました。

リュウキンカ(写真1)、タテヤマリンドウ(写真2)、タテヤマリンドウの白花(写真3)、
ヒメシャクナゲ(写真4)、ノビネチドリ(写真5)、ハクサンチドリ
(写真6)、レンゲツツジ(写真7)、テングクワガタ(写真8)等が満開でした。

また、至仏山に咲いているオオサクラソウ(写真9)が一株鳩待峠と山ノ鼻との間の
登山道に咲いていました。

諦めていたミズバショウ(写真10)ですが、ごく一部(雪が吹き寄せられて雪解けが
遅かったところ)では写真のようにみずみずしい姿を見ることができました。

一方、花の咲いているニッコウキスゲは見ることができませんでした。写真11
は蕾のニッコウキスゲ。
写真12は逆さ燧ヶ岳です。風が少しあったので波打っていますが、綺麗に燧ヶ岳
が水面に写っています。

天気に恵まれ、また多数の花に囲まれた花の旅でした。



写真1 リュウキンカ


写真2 タテヤマリンドウ


写真3 タテヤマリンドウの白花


写真4 姫シャクナゲ


写真5 ノビネチドリ


写真6 ハクサンチドリ


写真7 レンゲツツジ


写真8 テングクワガタ


写真9 オオサクラソウ


写真10 ミズバショウ


写真11 ニッコウキスゲ蕾
 

写真12 逆さ燧ケ岳

MSさんは昨年の10月7日のブログに掲載した尾瀬の写真以来の尾瀬ヶ原の
写真でした。
MSさんありがとうね。
また送ってくださいね



花友Kさんが24日に行った池の平の花写真

2018年06月25日 20時57分46秒 | スポーツ・トレッキング
東御市観光協会の池の平湿原開花情報を、花友のKさんにメールで連絡
したら、24日の日曜日、Kさんも池の平に行き、花の写真を送ってくれました
私が行ったのは22日なので、2日しか違いませんが、花の開花状況は進み
私より素敵な写真をたくさん送ってくれました。
それでは個性あふれるKさんの花写真をご覧ください。


Kさん曰く「アバンギャルドなツマトリソウ」とのことです。(笑)


推定「シナノオトギリ」 黒点が一杯有ったそうです。

信濃毎日新聞社刊の「信州 野山の花」によりますと、シナノオトギリの
特徴は次のように説明されています。
亜高山帯~高山帯に生える。葉には明点が、縁には黒点が有る
花期は7月~8月。花の内部に黒線、萼片には黒点がある。
和名は信濃に多いから。別名 ミヤマオトギリ


コマクサの白花、 これは三方ケ峰に数株有ったが、遠いので望遠が
ないと難しい Kさん頑張って撮ったらしい


グンナイフウロの白花、これは私は発見できなかった
さすが花探索隊長、しかもバッチリ撮れてるね 


カラマツソウ 花と蕾をうまく入れてるね
花の名前は、葉がカラマツの若葉に似ているからなのですが
唐松の名前は、中国画(唐絵)の松に似ているのでカラマツになったとか
唐絵の松に似ている→唐松
その唐松の葉に似ている花をつける草→カラマツソウ という訳である


グンバイヅルの咲き始め 実はこの花、長野と群馬にしか生育しない
地域限定の日本固有種、別名マルバクワガタ
長野県の準絶滅危惧種 環境省の絶滅危惧Ⅱ類 というとんでもない
希少植物


グンバイヅル 多年草 茎は地上をはい、節から根を出して拡がる
茎には開出毛が多い。葉は対生し、広楕円形か楕円形
鋸歯があってやや厚い。葉腋から高さ6~13センチの直立する総状花序
を出し、多くの花をつける。花柄には腺毛がある。
花は青紫色。花期は7月~8月 時には白花もあるらしい


シテンクモキリ 湯ノ丸には普通のクモキリソウは無く、ほとんどが
シテンクモキリだそうである 



シテンクモキリ 


ヒカリゴケ ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属に属する1科1属1種の珍しいコケ植物
文化財保護法により天然記念物に指定されている

ヒカリゴケは自らは発光せず、外光に反射して光るので、光を遮る位置では
撮影しないこと


テガタチドリ 一株のみ咲いていたという




湯ノ丸・池の平の縁の赤いツマトリソウ

2018年06月24日 20時42分24秒 | スポーツ・トレッキング
長野県東御市の観光協会のHPに「池の平湿原周辺開花情報」の6月18日付で
ツマトリソウの縁が紅い「ツマトリソウ」の開花写真が出たので、22日に
写真を撮りに行きました。
ツマトリソウの名前の由来が、この縁の赤い模様から来ているので、いわば
本物のツマトリソウを見に行ったという訳である。

褄(つま)とは着物の裾の左右両端をいい、「褄取」とは着物の縦褄を手でつまんで
持ち上げる事を言う
持ち上げられると、着物の赤い裏地が見える。
ツマトリソウの花にも、同じような縁取りが見られることが有る
と言う事で「褄取草」と名前が付けられたという。
しかし赤い縁取りのある花は少ないので、付けた人は褄取のちょっとエロぽい
シーンが好きだったのであろう(笑)

ここには数年前にも来て、赤い縁取りの「ツマトリソウ」を撮影したことが有る


赤い縁取りの有る文字通りのツマトリソウ





最近、自作パソコンが絶不調で、特に写真操作が難しくなって、ブログの作成が
困難となっています。
申し訳ありませんがしばらくお待ちください。


ツマトリソウのトリミング拡大、ロープの影が映りこんだのでカットした


レンゲツツジ、この花には毒が含まれるので牛や馬は食べないという
なので牧草地などでは、この花だけが繁茂したりする


湯ノ丸のいたるところに白い花の群落を作っている シロバナヘビイチゴ


シロバナヘビイチゴ


これもコースのいたるところに咲いていた オオヤマフスマ


イチヨウラン、葉っぱが一枚だけつくので「一葉蘭」そのまんまである


ミヤマハンショウヅル 
この花を撮影していたら、団体の女性陣がやってきて、花の名前を聞かれたので
ミヤマハンショウヅルと説明したら、みんなスマホを取り出して撮影を始めた。
おかげて私は はじき出されてアップ撮り損ねたわ
私もスマホは持っているんだけどね、、、、ぶつぶつ、、、。


すみませんサッカーを見るつもりなので、続きは後日にします

 

浄土平周辺の花と風景その1

2018年06月18日 21時04分17秒 | スポーツ・トレッキング

いまや盗掘などで数が激減したという浄土平周辺に咲くノビネチドリ


草むらの中のノビネチドリ


17日の午前中は、この周辺を歩いた、浄土平湿原では ワタスゲの群落を
桶沼ではブルーに輝く神秘な湖を、吾妻小富士では激変する天候のドラマを
地図からも判る通り、吾妻小富士の火口壁は意外と広く、私はゆっくりと
反時計回りに一周した。

 
湿原に咲くイソツツジ


いたるところに咲いていたツマトリソウ、しかし縁が紅いツマトリソウは
見つけられなかった


湿原にも土手にも咲いていたイワカガミの群落


恐るべき外来種の西洋タンポポ


ナナカマド、この木は七回もカマドにくべても燃えないと言う事で
命名されたが、つくば実験植物園の説明版には、実際には良く燃え
スミなどにも使われると書いてあった。
著名な学者でも間違いはあるさ、「人間だもの」って誰かが言ってたよね(笑)


湿原を流れる小川を渡るが、この小川は、阿武隈川の源流のひとつ


前でも紹介したワタスゲの群落写真は、橋を渡った2つ目の湿原に有る


ここには浄土平湿原の成り立ちを説明した説明版がある
写真では読みにくいと思うので、書かれている内容を記載します

浄土平湿原
吾妻山系には、浄土平をはじめ谷地平、酸ケ平、鳥子平、景場平といった
湿原があちらこちらにあります。
浄土平湿原は、地表近くに積もった火山灰層が風化し、水をとうさない層
となり、地表に水がたまってできたもので、有名な尾瀬ヶ原湿原とは、出来方
が違っています。
 高いところにあるのが高層湿原、低いところにあるのが低層湿原と誤解して
いる人がいますが、これらは湿原形成の状態をいい表す言葉です。
 
この浄土平湿原は、高層湿原ではありませんが、モウセンゴケ、ワタスゲ
ツルコケモモ、イソツツジ、エゾリンドウ、ミズゴケ
、などの湿原植物がみられます。

このコースは、スカイラインに突き当たりますか、スカイラインの車道を渡ると
桶沼への遊歩道入口に行けます。


桶沼への入口 「桶沼 経由兎平野営場」の案内が出ている


桶沼入口周辺の草むらには、ツマトリソウの群落が広がる


ツマトリソウ


これも桶沼入口付近に群落が有ったスミレで、たぶんウスバスミレでは
ないかと思うが、同定のポイントを撮影していなかったので断定できない


登り道の途中に、サンカヨウが緑色の実をつけていた


同じくエンレイソウも実になりかかっていた


火山湖の桶沼は、ブルーの神秘的な色を見せていた








ワタスゲ見たさに福島の浄土平へ

2018年06月17日 23時52分32秒 | スポーツ・トレッキング
梅雨の合間に、ワタスゲ見たさに福島市の浄土平湿原に出かけた。
出かけた早朝はどんよりした曇り空、これでは山は雨か霧かなと思いながらも
ワタスゲもピークを過ぎかかっているらしいので、これ以上は遅らせられない
霧雨覚悟で磐梯吾妻スカイラインを走って行った。
車道の脇にはピンクのタニウツギのような花が続いている

びっくりしたのは、浄土平に近づいたら、青空が広がっていた。
しかし吾妻小富士のあたりは、もうもうたる濃霧で覆われている
続きは後日に書くとして、とりあえず湿原のワタスゲの写真のみアップします。


カメラを木道と同じ高さにして撮影したワタスゲ


霧で見えないが、背景は左蓬莱山、右一切経山(但しここから山頂は見えない)


背景は一切経山の方なのだが、霧で輪郭しか見えない


背景はビジターセンター方向

疲れたのでこの辺でごめんなさい。


花友Kさん撮影の高尾山のキバナノショウキラン

2018年06月15日 22時04分00秒 | スポーツ・トレッキング
花友kさんが昨日高尾山に行って撮影した、キバナノショウキランの写真をメールで
送ってくれました。


キバナノショウキラン、(黄花の鐘馗蘭) エピデンドルム亜科ショウキラン属
環境省絶滅危惧ⅠB類 日本固有種

キバナノショウキラン、花茎の高さ20~50センチ、花序あたり6~15個の花を゜つける
花は上向きで半開、萼片は長楕円形、長さ2センチ、外側が黄褐色、内側が黄色みを
帯びた白色。花柄子房が長く伸びる
側花弁は長さ約1.5センチ、唇弁と蕊柱を被う。唇弁は袋状で、距が前方にのびる
(にほんのラン ハンドブックから引用)


キバナノショウキラン 花には強い香りが有る、花粉の運び手はマルハナバチ類
盛夏にできる果実は液果だが、すぐに消えてしまうといいます。原因は不明
動物に食べられるのか自己消化なのかわかっていない。


クワガタソウ

週刊高尾山の花と呼ばれる花友Kさん、働き方改革で会社が休みをくれたので
早速高尾山にとんでいったようです。それもキバナノショウキランを見たさに
とんでもなく高いキバナノショウキランですね。(笑)
ただし高尾山のキバナノショウキランは、名前ほど黄色くないので疑う人もいるかも
けやき出版から出ている黒木昭三さんの「高尾山花手帖」にも、名前ほど黄色くないと
出ています。

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その頃、私は自宅で「古事記」のエロ話読んでいました(笑)。
男の神イザナギが女の神イザナミに「お前の体はどのようにできているのか」と
問いかけます。
すると、イザナミが答えます
「私の体には、一か所足らない部分があります」
するとイザナギが
「ならば、私の余った部分でお前の足らない部分をさしふさごう」
こうして日本の島々はうまれたのでこざいます(笑) 

だがイザナミが火の神を生んだ時、陰部を焼いて病気になり、やがて死んでしまいます
愛する妻を死に追いやった火の神を憎み、イザナギは我が子の火の神の首を切ります
そして死んだ妻のいる黄泉の国にイザナギは訪ねて行きますが、やがて現れた妻の
イザナミの体には、全身にウジがわくすさまじい姿でした。

驚いてこの世に逃げ帰ったイザナミが、筑紫の阿波岐の原で、汚れを落とすために
禊(みそぎ)を行います
(みそぎとは、衣服を脱ぎ棄てて身ひとつになり、水中にもぐる行為をすると身が
清浄になるとされていた)
この時イザナギが脱ぎ捨てた、帯、袋、衣、袴、冠、左右の腕飾り等からもポンポンと
神か生まれたといいますが、最後にイザナギが左目を洗ったときに生まれたのが
アマテラスノオホミカミ、次に右目を洗ったときに生まれたのがツクヨミノミコト
鼻をすすいだ時に生まれたのがタケハヤノスサノヲノミコトでした。

この後、アマテラスが弟のスサノオの乱暴にたまりかね天岩戸にこもった話は
皆さんもご存じですよね



筑波山のクモキリソウ開花

2018年06月13日 22時06分46秒 | スポーツ・トレッキング
昨日は一日、葛城の森のフォレスターの整備作業で草刈でした。
曇り空で気温もそれほど高くなかったのですが、やっぱり汗だくの作業となりました。

今日は私の定例の診察日で、珍しく一番で診察してもらいました。
その後、時間が出来たので、筑波山の心当たりの場所に行きクモキリソウの開花を
確認して写真に撮りました。
イチヤクソウやギンリョウソウもありましたが、こちらはピーク過ぎが大半でした

一つだけ残念な報告があります
一時期は、5株もまとまって花をつけていた「ツチアケビ」が、今年は一株のみが
蕾をつけていましたが、数日前に確認に行ったら、消滅してました。

原因は不明ですが、団体でも観察にくるほど知れ渡ったため、踏みつけなどによる
環境の悪化も一因かもしれません。
一つは盗掘なども有ったりして、個体数も減少してました。
数年前、階段の木製の杭の根もとに生えた1本は、数日後に穴が残っているだけでした

筑波山に来られる方が増えるとともに、野草の花の撮影が年々難しくなってきて
花の撮影を楽しみにしている私としては、残念な気持ちで一杯です。


筑波山の中腹に咲くクモキリソウ


クモキリソウの花のアップ


こちらは咲き始めたばかりのクモキリソウ


ピークをちょっと過ぎかけたイチヤクソウ


一本はへたれたイチヤクソウ


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空き地に植えた花


ようやく開花したキキョウの白花


こちらは普通の桔梗 取り寄せた野生種も混ざっているが
どれが野生種かわからなくなっている(笑)


カワラナデシコの白花


小菊もかなり開花したが、株分けしてないから混み過ぎた







ひたち海浜公園のウメガサソウとオオウメガサソウ

2018年06月10日 10時30分06秒 | スポーツ・トレッキング
ひたち海浜公園のオオウメガサソウの特別公開が始まっていたので、7日に今年も見に行った。

11時過ぎに受付に行ったら、日立から来て生育地の整備のボランティアをしているという
女性の方がガイドしてくれることになり、ひたちなか自然の森へ入って行った。

ただ残念なことに、今年は何もかも開花が早くて、オオウメガサソウもウメガサソウも
ピークを過ぎかけていた。


花が終わりかけているオオウメガサソウ、最初は下向きに花をつけるが
だんだんと上を向いて行く。


上の写真をトリミングで拡大したもの、左の下の花は、おしべの約に穴が見える
孔開葯と呼ばれ、この穴から花粉を飛ばす

いつもならシートを敷いて、下から花を狙うのだが、花が上向きになっているので
葯の穴まで簡単に撮れてしまう。楽でいいわ(笑)


オオウメガサソウの花と蕾


うつむいている蕾、ガイドの方が「これが可愛いね」と紹介してくれた
オオウメガサソウの蕾

オオウメガサソウは希少植物なので、普段は入れない保護地に咲いている
そのせいか遊歩道には、道の真ん中にオオバトンボソウなども沢山生えていて
踏まれないように篠竹などの柵に囲まれている

イチヤクソウなども沢山あったが、どれもピークを過ぎていた。

私のもう一つのお目当てだったウメガサソウは、ほとんどがピークを過ぎていて
萼片だけが残っていた。
気の毒に思ったのかガイドの方が保護地以外で沢山ある場所を教えて下さった
しかし私は、砂丘ガーデンから大草原に抜ける遊歩道の脇の林に、沢山の花を
付けたウメガサソウの群落があるのを見つけた。


遊歩道脇の林の中に咲くウメガサソウ群落


ウメガサソウ


これは保護地の入口で撮影したウメガサソウ、葉っぱが輪生状についているが
光沢はないので違いが判る


ウメガサソウの花の中をのぞく


上の写真をトリミングで拡大した写真

私の撮影しているそばを何人もの客が通り過ぎて行ったが、だれも花を見向きも
しない。
海岸の砂浜をハナハタザオを探して、直射日光を浴びた首筋がひりひりしている
林の木陰でザックをおろして一休み、冷たいコーヒーが喉にしみる。
若い男女が笑顔で話しながら通り過ぎていく。

ひたちなか自然の森でガイドの方に別れ、みはらしの丘の前から大草原を抜けて
海浜口駐車場に近いグリーン工房に向かう

このグリーン工房の後ろの遊歩道に、数年前まで「ハマカキラン」と呼んでいた
「エゾスズラン」の花が多い事を知っていたからである。
陶芸棟の前から遊歩道を歩くと、右にも左にも「エゾスズラン」が咲いていた


エゾスズランの全身、エピデンドルム亜科カキラン属 別名アオスズラン、ハマカキラン
花色に変化が多く、緑色から赤みがかるものまでさまざまであるとハンドブックに
書いてある


エゾスズランのアップ

がこの時、私は大失敗をやらかしてしまった。
この花を撮影していたら、カメラを持った女性が近づいてきて「何を撮っているんですか?」
と聞かれたので「昔ハマカキランと呼ばれ、今はエゾカキランと呼ばれている花です」と
答えてしまった。

エゾカキランなどという花がどこに有るんだよー。ボケ爺も良いところだぜー
ゴメン許してーボケ爺だから、チョー恥ずかしい。

今頃、あの女性も笑っている事だろう。

私の好みに合わない香りの谷をパスしてロックガーデンからグラスハウスを抜けて
シーサイドトレインの5番停留所のところから、砂丘エリアの観察路に入る


ガラス張りのグラスハウス休憩所の中から太平洋を眺める

いつもの年なら、この5番滞留所から入った観察路には、ハナハタザオが沢山あるのだが
今年はない、見事になかった。
一つだけハナハタザオの標識が立てられたところに、ハナハタザオの残花が有った


脇の枝にかろうじて花が残っているハナハタザオ

諦めきれずに観察路を進んでいくと、ハイネズに隠れるように咲いているハナハタザオが
ありました。
付近に全部て3本ほとありました。
でも遊歩道から遠い場所ばかり、望遠でやっと撮影できる距離です。


ハナハタザオ

砂丘からの帰り道、道すがら撮影した花をいくつか紹介します


ネジバナ、この花を撮影していたらシーサイドトレインが脇を走り、運転士の方が
笑いながら見ていた。


雑草のような花だが、この花だって立派なランの仲間である


アスレチック広場に抜ける道に咲いていたヒベリカム


ヒベリカム


たぶんこれはヒベリカムの蕾かな


名前の判らない花、グラスハウスの前に誘いていた


リナリア


リナリアの咲く道を歩いた


はまかぜ橋から振り返ってみた「みはらしの丘」ネモフィラの満開の時は
人であふれるが、今は人もなく静かなたたずまいを見せている
これからコキアが植えられ、紅葉する秋にはまた人であふれるだろう


ガイドKBさんから北海道の道央・道北・礼文の花写真が届きました

2018年06月07日 22時11分57秒 | スポーツ・トレッキング
長野のガイドKBさんから、北海道の道央・道北・礼文島などで撮影した花の
写真がメールで届きました。
とりあえず花の写真と名前を記載します。
後で筆者の判る範囲で短い説明を付け加えますが、独断と偏見で間違いが
有るかもしれませんので、図鑑などでお調べくださいね。


洋上から見る利尻島


レブンアツモリソウ ラン科アツモリソウ属
アツモリソウに似るが、花色が淡黄色。側花弁は広卵形で先がとがる
私もこの花見たさに礼文島に行ったことが有る。
当時は、この花の場所が厳重に管理されていて、監視員の方もいらした
花色も2種類ほどあったと記憶している。
寒い6月初めが見頃と言う事で、礼文と利尻を回ったが曇り空だった


クゲヌマラン、別名エゾギンラン エピデンドルム亜科キンラン属 
ギンランやササバギンランに似ているが距が短い
和名は最初の発見地神奈川県鵠沼に因む


レブンコザクラ サクラソウ科サクラソウ属
分布 北海道の礼文島、天塩地方、知床半島。南千島
基準標本は礼文島。葉の鋸歯は低平または波状 葉柄は不明瞭
山地帯~亜高山帯の岩場に生える多年草  


テシオソウ オゼソウ属、オゼソウ属は1属1種
現在はオゼソウの発育の良い型として区別しない
オゼソウとテシオソウについては、国立科学博物館のこちらのページを
ご覧ください。
多様性ホットスポット日本」の生き物たち



トケンラン ラン科サイハイラン属
根茎は球状で緑色、細長い地下茎でつながる
葉は根茎から2個出て、長楕円形で長さが10~12センチ巾は3~5センチ
葉の表面には縦ひだがあり、しばしば紫色の斑点がある
葉は冬緑性で夏は枯れて休眠する
和名は、花につく紫色の斑点を杜鵑(ホトトギス)の胸から腹部にかけての
斑紋にたとえたもので 杜鵑蘭と書いてトケンランと読む



テシオコザクラ サクラソウ科サクラソウ属の日本固有種
分布北海道(北部) 基準標本はヌプロマッポロ川
花は白色、花冠裂片は斜開し、基部に黄斑がない
亜高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地に生える多年草
葉身は掌状に浅く切れ込む


サクラソウモドキ サクラソウ科サクラソウモドキ属 
分布 北海道
根生葉は長い柄があり、腎円形で掌状に9~13列し、長さ巾とも2~7センチ
軟毛がある。紅紫色で直径1.5センチほどの花をやや下向きにつける
花は漏斗状で5裂する


オクエゾサイシン ウマノスズクサ科カンアオイ属
やや高い山地の湿った林内に生える多年草
根茎は横に這い、先に1個の花茎と2個の葉を出す
萼筒は壺形で直径は1.2センチ、3個の裂片は三角状広卵形で反り返る
果実は熟すと崩れ、楕円形の種子が転がり出ると書いてあるのが面白い


サルメンエビネ ラン科エビネ属
赤くしわの有る唇弁を猿の顔に見立てた名前
温帯のブナ林などに生える多年草、ラン科の花にしては珍しく
花に距が無い



エゾミヤマトラノオ 別名エゾミヤマクワガタ オオバコ科クワガタソウ属
分布は、北海道の天塩山地、夕張山地、日高山脈の日本固有種
基準標本は夕張岳、蛇紋岩池に生える。高さ5~15センチ
葉裏が紫色を帯びることが多い
葉の切れ込みは浅く、単鋸歯状。ミヤマクワガタよりも全体的に小型


KBさんのメールには、
アツモリソウ、クロユリ、コケイラン、エゾアズマギク、ユウシュン欄、ノビネ千鳥など沢山咲いていた。
残念なのは今年もまた藻岩ランが見れなかったです。
と書いてありました。

尚、この記事の花の名前を書くにあたり、電子書籍「高山に咲く花」「山に咲く花」
紙書籍「にほんのラン ハンドブック」などから一部引用しております。
また紙書籍の図鑑にも電子書籍にも記載のない植物については、ネットのウイキを
引用いたしました。全文はご自身でお調べいただきますようにお願いします。



花友Kさん撮影の三ツ峠山の花

2018年06月05日 22時58分47秒 | スポーツ・トレッキング
6月3日に三ツ峠山に登った花友Kさんから、三ツ峠山で撮影した花の写真が
メールで届きましたので掲載します。
実は私も参加する予定でしたが、体調不良で断念しました。
私も見たい花が有ったのです。
白花エンレイソウの白い内花被片が淡紅紫色になる変種
ムラサキエンレイソウを撮影したかったからです。

前回一緒に行った時、ムラサキエンレイソウは有ったのですが、ピーク過ぎ
でしたから、今回はいい花が見られるかもと期待していたのです。
ですがKさん曰く「もう終わっているよ」と言われたので、体調不良もあり
参加を断念したのでした。

ところが、ところが何という事でしょう!
Kさんか真っ先に送ってきたのは「ムラサキエンレイソウ」
終わっていると言ったじゃん(笑)
と言う事で、まずはムラサキエンレイソウの写真からどうぞ キーッ


ムラサキエンレイソウ、シロバナエンレイソウの変種でシロバナエンレイソウの
内花被片が淡紅紫色をしているもの、緑色は外花被片
シュロソウ科エンレイソウ属


ムラサキエンレイソウのアップ


ムラサキエンレイソウの外花被片は緑色で内花被片は淡紅紫色
この花だけ写真が3枚も、もしかしたらKさん「終わっているよ」と
言った手前、お詫びの気持ちかな(笑)


三ツ峠山から富士山



カモメラン、カモメランと言えば三ツ峠山と言われるほど、三ツ峠山を
代表する花、、ラン科ハクサンチドリ属


カモメラン、今年は花も小ぶりで白ぽい花が多かったそうです
前回は白花も有った


キバナノアツモリソウ、ラン科アツモリソウ属、亜高山帯の落葉樹林下もしくは
草原に生える。分布 北海道、本州の中部地方以北、花期6月~7月


キバナノアツモリソウ、同行した花友のIさんも思わず喜びの声を出したという
私も見たかったよー。


アツモリソウ、ラン科アツモリソウ属 
獣害や盗掘防止でオリに閉じ込められているアツモリソウで、なかなか撮影
しにくい花だが、Kさん良いところを見つけたらしい。


アツモリソウ、袋状の花を源平合戦の平家側の武将「平敦盛」が矢を防ぐために
背負っていた母衣(ほろ)に見立てた名前。母衣は布でできていたらしい。
同じアツモリソウ属のクマガイソウは、袋状の花を、熊谷次郎直実の背負った
母衣に見立てたものと言われている


ヒメムヨウラン、ラン科サカネラン属 この花は、色が周りの土に溶け込んで
発見するのが難しいが、一度発見すると目が慣れて次から次へと発見できる
小さくてピント合わせが難しいが、Kさん会心の作だそうです。


ヒメムヨウランの花のアップ、図鑑では花が倒立すると出ているが
ヒメが倒立とな(笑)


シロカネソウ、別名のツルシロカネソウが有名かも
キンポウゲ科シロカネソウ属


タチカメバソウ、ムラサキ科キュウリグサ属
写真の花は白色だが、淡青紫色の花もある。名前は亀の甲を思わせる
葉の形による。


クサタチバナ、キョウチクトウ科カモメヅル属
この花の白くて清楚な感じが良い、登山道脇の土手の上に咲いているのを
見付けたときは、疲れを忘れさせる花だ


アカフタチツボスミレ、 スミレ科スミレ属 タチツボスミレの品種の一つ
葉の葉脈に沿って赤い斑が入るのでこの名が有る。
それを心得ているKさん、葉も一緒に撮っているのはさすが

Kさんからのメールには、花の名前しか書いてなかったので、筆者が独断で
簡単な説明と感想を付け加えました。間違いが有れば筆者の責任ですので
あしからず。

あとがきメモ
シュロソウ科の特徴
多年草で、葉は幅が広く輪生。花序が茎頂につくか または花が単生し
ふつう外花被片と内花被片の区別が有る
約20属170種があり。北半球温帯に分布する
(電子図鑑「山の花」から引用)

シュロソウ科に分類される属
エンレイソウ属、ツクバネソウ属、シュロソウ属、シライトソウ属
ショウジョウバカマ属、などが有る


えーい腹が立つスマホ画面の悪質宣伝

2018年06月04日 00時32分12秒 | スポーツ・トレッキング

電源オンで表示された画面のコピー


2度目の電源オンで表示された画面

スマホにもウイルス対策ソフトは入れているので、実際にはウイルスに
感染しているわけではない。

こんな画面が表示されても、慌てたり驚いたりしてはいけないと、ウイルス
対策ソフトの会社から警告メールが以前に来ていた。

こんなものは、画面の表示を消せばいいだけなのだが、わかっていても
気になるのが人情というものである。

表示を消した後、念のためにウイルス対策ソフトを起動してスキャンした。
もちろんウイルスなど検出されないのだが、こんな悪質な表示をする
会社に腹が立つのである。

慌てて画面の指示に従ってタッチすると、見も知らぬ会社のネットに誘導
されてしまうしまうらしい。
2つ目の画面をよく見ると、グーグルペイのウイルスソフトのインストール
画面になりそうである。
こんな脅迫めいた宣伝をする会社がまともとはとても思えない

芸能ニュースやスポーツ記事を追いかけているときに、こんなやつを拾ったのだろうか
まったく腹が立つ (#^ω^)


お口直しに筑波山の絶景をどうぞ



県北の山で楽しむ満開のセッコク

2018年06月01日 20時44分50秒 | スポーツ・トレッキング

満開のセッコクが杉の巨木を飾る


巨木のうえなので、望遠でもこの程度にしか撮影できない


先生らしい人に引率されて、ジャージ服の子供たちが元気に挨拶していく
三脚を抱えて私はウロウロ、こんなに素晴らしい花なのに、だれも上を見ない


遊歩道にはサイハイランがさりげなく咲いている


サイハイランのアップ


咲き始めたばかりのウリノキの花、花びらはクルリと巻き上がり
黄色い雄蕊が垂れ下がる。葉っぱがウリの葉に似ている事が名前の由来
隣に下がっているのが蕾 訂正、最初間違って「ユリノキ」と書きましたが
正しくは「ウリノキ」です。お詫びして訂正します



キヨスミウツボの芽だしがようやく始まった


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筑波山で咲きだしたイチヤクソウ