加波山の一合目、加波山神社社務所前の駐車場に集合
加波山に登るときはここに駐車するが、駐車する場合は
社務所に駐車する旨伝えて許可を得ましょう。
(写真の奥に写っている自販機の右奥の建物が社務所)
管理しているご婦人の話によれば、最近無断で駐車する人が
いて、注意すると「くそ婆」と悪口を言う人がいるそうです。
まったく罰当たりな話ですが、歴史的な山岳信仰の山ですから
無断駐車はもってのほか、言葉遣いにも気をつけたいものです。
尚、道路わきのスペースに止める場合は、車上荒らしが多いので
貴重品は置かないようにとアドバイスもいただきました。
関東の山を中心にネイチャーガイドをしている若い男性が、参考に
したいと特別参加されました。(写真右奥の赤い登山服の男性)
聞くと那須方面は得意だそうです。
駐車場から車道に出て、少し登ったところから右に見える筑波山
こちら側から見ると、三つのピークに見える。
真ん中のピークが男体山、左のなだらかな山容が女体山、右が坊主山
もちろん主峰は三角点のある女体山で877メートルなのだが、ここから
眺めると男体山が高く見えるから面白い。
車道を上っていくと、左側にミカン畑があり
その奥にモチノキが赤い実をたくさんつけて赤く見える
ほどでした。モチノキは、樹皮から
鳥もちが採れた
事に由来する。雌雄異株なのでこれは当然雌株
今日のコースの登山口はこちら、二合目の石柱と寝不動尊の鳥居が
立っている。
鳥居をくぐって寝不動尊に向かう。
寝不動尊の境内、左手前に由来を書いた石碑が立っている。
ここには、
このコースで唯一のトイレがあるので、出発前に使わせて
もらいましょう。
登山道は寝不動尊の左わきから細い一本橋を渡って始まる。
登山道にはたくさんのドングリが落ちていて、早くも芽だしが
始まっていた。
地中に根を伸ばしているドングリ、殻の中には栄養を蓄えた葉になる
部分があるのだそうで、春になるとそれが伸びてくる。
晴れ上がった青空にコナラの紅葉が輝いて見える。
気温も上がって汗ばむほどたった。
たまらずジャンパーを脱いでザックに詰めた。
オカトラノオが赤く紅葉していた。
花の時には良く目にするが、紅葉した姿はあまり見たことがない。
ウリカエデの葉が美しいグラデーションを見せている(写真中央)
ヤブコウジの赤い実
蛇足で付け加えると、藪の中に生え、草姿がコウジミカンに似ている
ので「ヤブコウジ」の名前が付いたとか。俗に「十両」ともいう。
もっとも私はコウジミカンを見たことがない。
エンコウカエデの黄葉、エンコウといっても援交のことではない(笑)
漢字で書くと「
猿猴楓」と書き、テナガザルの手のように深く切れ込む
事に由来する。
詳しくは
筑波実験植物園の図鑑を参照のこと
咲き残っていたノコンギク、触ってみると葉がザラつく。
ヤマザクラが真っ赤に紅葉している。
見上げる加波山の尾根も紅葉してきれいだが、右の山腹は
石切り場で痛々しい。
尾根道から舗装された車道に合流して、結構きつい坂道を歩くと
やがて五合目の石柱がある。
2分の休憩をしましょうの声がかかったので、コーラで喉を潤した
昨日の森ボラの疲れが残っていたのか、足が痛い。
ここからはスギなどの樹林帯の薄暗い道で、石の多い道だ。
まるで蝶がとまっているように見えるものがあった。
正体は「ミヤマカタバミ」であった。
これじゃだまされるよね。
続く
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霞ヶ浦・牛渡の堤防から夕景
はるかに水鳥の群れが点になって漂っていた。
撮影をしていたら、犬の散歩をしていた地元の方が来て
いろいろ教えてくれた。
富士山の真後ろに日が沈むのは、1月の6日か7日かだよ。
その時は、この辺はカメラマンで一杯だよという。
老婦人も来て言う
今日はカスミがかかって富士山は見えないね。
西風が吹かないとカスミが取れないからね。
西風が吹いているときがいいんだよ。
あっという間に日が沈み、夜のとばりが降りてきた。
残照の水面に鵜が盛んに潜っていた
この辺なら「アイソン彗星」も良く見えるかもしれないと
思った。