テレビ東京は20日、鑑定番組「開運!なんでも鑑定団」の収録で、世界に3点しかないとされる「曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」とみられる陶器が、新たに見つかったと発表した。現存する3点はいずれも日本の国宝に指定されている。
同局によると、茶碗は徳島県のラーメン店経営の男性が番組に鑑定を依頼したもの。大工をしていた男性の曽祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫が暮らす屋敷の移築を請け負った際、買い受けた骨董(こっとう)品に交ざっていたという。
男性は20年以上前に譲り受けたが、押し入れにしまったままだった。最近、気になって調べると、天目茶碗に似ていたため、鑑定を依頼した。20日夜に放送された番組では、古美術鑑定家の中島誠之助さんが「曜変天目に間違いない。『鑑定団』始まって最大の発見だ」と“国宝級”の評価を出し、2500万円の鑑定額を付けた。
◆曜変天目茶碗 茶碗の内側に、漆黒のうわぐすりの中に銀色の斑紋があり、宇宙に星が輝くように見えるのが特徴。南宋時代(12~13世紀)の中国で作られた。完全な形で残るのは世界に3つとされ、大徳寺龍光院(京都)、藤田美術館(大阪)、静嘉堂文庫美術館(東京)所蔵。
凄いね。2500万円。マンションが買える。
戦国武将・三好長慶の子孫が暮らす屋敷の移築を請け負った際、買い受けた骨董(こっとう)品に交ざっていた・・・
出目がしっかりしてるから?