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アウトドアおやじの日常冒険生活

2019台湾の旅 #4-龍洞、九份、士林

2019年10月09日 | 海外
四日目(10/8)天候:
 行程:台北-基隆-龍洞岩場視察-九份-台北-士林夜市-北投温泉街-台北-桃園国際空港
 
 さて、いよいよ今回の旅の最終日。
 主たる目的の玉山登山は、無事に主峰、東峰、北峰と二日間で富士山より高い3峰を登ることができ満足だ。
 本日は観光と視察を兼ね、台北北部をぐるっと回ってみることにする。

 
朝の台北中心街(左)と港町・基隆
 
 台北のホテルを早朝チェックアウトし、まずはバスで北部の港町「基隆」へ向かう。
 ちなみに旅のガイドブック「地球の歩き方」では「キールン」とフリガナがあるが、実際これだと現地の人になかなか伝わらない。
 バスのアナウンスでも言っていたが「ジーロン」が正しい発音のようだ。
 まったく「地球の歩き方」め!などと一人毒づいていたら、バスの網ポケットにしっかりその本を残したまま下車してしまった。
 すまん!「地球の歩き方」。
 
 まぁ今やスマホがあれば、こうしたガイドブックは不要だが、自分の場合、画面が小さくアプリが限られているガラホなので、この先やや不安ではある。
 とにかく片言英語で現地の人に聞き回り、本来のバックパッカースタイルで臨むしかない。
 
 基隆はメイン通りで降りた目の前がもう港になっており、なかなか風情があった。
 自分が住む横浜も港町だが、ちょっと雰囲気が違う。行ったことはないが、ビートルズの聖地リバプールももしかしたらこんな感じかと思ったりした。
 
 残念ながら今回はここでゆっくりできない。
 今日の主な目的はここから再びバスに乗って40~50分ほど先の「龍洞(ロンドン)」である。
 そこは海に面したクライミングの岩場で高さは約50m?幅は約1km?南北にわたってスッキリとした岩壁が連なっている。
 最初よくわからず、また下車のベルを押したにも関わらず運転手にスルーされ、奥の南口の方まで進んでしまいバスを降りる。
 平日ということもあって特にクライマーらしき人たちの姿を見かけることもなく、岸壁沿いの遊歩道を歩いていく。
 城ケ崎のようでもあり、伊豆七島の式根島の海岸線のようである。「火曜サスペンス劇場」の舞台になりそうな断崖が続く。

 
 
 だいぶ歩いた所で下方にチラッと学校のような建物が見えたので適当に降りていくと、そこが北端の「校門口(School Gate)」だった。
 近くにいたダイバーに聞いて、さっそく岩場を視察。よく見るとゴーロの中にうっすらと赤ペンキで矢印があり、歩きやすい道を示している。

 

 で、最初に迎えてくれたのはなぜかヌーディスト集団!
 まだ20代らしき若い台湾女性がトップレスで二人、しかも一人はもう今にも産まれそうな巨大なお腹を抱えている。
 
 その他にはバスタオルを腰に巻いた男性が数名、そして岩場から落ちたのか腹に大きな傷を負い、血だらけになっている関取のような男。
 スタッフやカメラマンもいて、どうやらB級映画の撮影らしいが、ちょっとマジマジと見てしまった。w(さすがに写真は無し)
 
 その横では本来のいるべき人たち、クライマー集団がトップロープで講習をやっていた。
 今回、シューズ、ハーネスは持ってこなかったので登ることはできないが、リーダーらしきニイちゃんにエリアについていろいろ教えてもらう。
 そして昨夜のうちに台北の「登山友」でトポ「ROCK CLIMBIG TAIWAN」を買っておいたのだが、このトポは秀逸。
 写真が美しいし、初見にも関わらず、すぐにトポと現場が照合できてしまう。
 
 
 
 
 
 
 
 結局、この日は「Long Lane」「Music Hall」というエリアまでをつぶさに観察。
 岩は砂岩でスポートルートのボルトはケミカル、乾きは早そうでフリクションはバチ効きといった印象。
 「I'll be buck !」近い内、必ず戻ってくるぜと岩場を後にする。
 
 その後、たまたま見つけたタクシーで「九份(キューフン)」へ移動。
 
 

 日本人にはお馴染みの階段と赤提灯の観光地。あの宮崎駿に強くイマジネーションを与えた町並みだが、いつの間にか町の方が宮崎駿人気に預かってる気配が漂っていて、土産物にジブリキャラが目立つ。
 アンチ宮崎の自分としてはあまり面白くなく、また9年前来た時よりさらにメイン通りが「江ノ島」化してしまって、ちょっと残念である。
 チャーハンを食べて、台湾女子の営業スマイルに負けてお土産を買ったら、即退散。

 

 

 

 バスで台北へ戻り、登山用品店巡りの続き。
 patagoniaに寄り、オリジナルTシャツに期待したが、残念ながらメンズは売り切れ。
 台湾スタッフに「メンズ、ソールドアウト!ザンネン!」と片言の日本語で言われる。いや、そんな力強く言わなくても・・・。w

 
 
 さらにMRTで「士林(シーリン)」へ移動。
 ここも9年前に来たが、夜市で賑わう町だ。ここならではのローカルフードが満載で、人気の「小腸包大腸」を「西瓜ジュース」と共に買うが、それほど旨いものでもない。
 正直、台湾フードは味が薄く微妙な味わいで、同じアジアン・フードなら自分は断然「韓国」派である。
 お土産のパイナップルケーキ、干支の文字盤がシブい腕時計(700円・笑)など買って、次へ移動。

 

 

 MRTに乗り、市街北部にある「北投(ベイトー)温泉」へ。
 ここは温泉街で、一番安く手軽な露天風呂公園を目当てに行ったのだが、ここで一悶着。
 混浴なので水着着用となっており、わざわざ日本から持ってきたのだが、水着にも良し悪しがあっていわゆるトランクスタイプはダメとのこと。
 そんなの知らずに券売機でチケットを買い、入ったらオババが水着を見てコレはダメだから改めてダサいスクールっぽい水着をここで買えと、のたまう。
 あまりにも一方的な言い方にちょっとムッとし、「じゃあいいや、入らないからペイバック。」と言ったら一度払ったお金は返さないと言う。
 はぁ?ここで思わずブチ切れる!

 【要注意!】ピッタリしたスクール水着でないと不可。
 
 悲しいことに中国語で文句を言えないので、英語で悪態をついてその場を後にしたが、思い直してまた戻り、後から来た別の客に事情を話して買い取ってもらった。ボンビー・バックパッカーはただでは転ばないのだ。
 たかが日本円にして140円ほどの話だが、不条理は納得できない。とにかく男女ともにここはスクール水着のようなピチッとした水着でないとNG。派手なビキニはどうなのか、そこまでは確認できなかったので定かでない。
 最新版には書いてあるのかもしれないが、「地球の歩き方」はこういう情報こそしっかり書いてほしいよなぁと思った。(基隆のバスに忘れて、今はもう手元に無いが・・・。)
 
 最後は再び台北に戻り、ホテルから荷物を回収。
 昨夜と同じ食堂で激辛小籠包を食べる。
 今回は弾丸スケジュールのため時間が無かったが、台湾のFBフレンズがこちらを気にかけ、コメントを入れてくれたのはやはり嬉しい。
 まぁ、また近いうちに来るでしょう。

 
最後に食べた激辛小籠包(左)と、龍洞の岩場トポ(右)※台湾で買うと約2,450円(楽天で見たら4,920円!海外通販でも3,000円)
 
 最後は再び桃園国際空港でビバーク。
 フードコートの椅子を3つ並べて横になり、翌朝の便で無事帰国。
 お土産込みで総予算6~7万円ほど。3泊6日?のそれなりに濃い旅が終わった。

 
シンガポールのスクート航空。中国表記だと「酷航」。でも別に酷くはなかったよ。


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