KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

伊豆・城山 チューブロック、ワイルドボア

2020年03月12日 | フリー(伊豆)

日程:2020年3月12日(木)日帰り
天候:
同行:弟子(我が社の山岳部)

 弟子が宿題を残しているので、何とか今シーズン中に片づけてしまおうと、平日カード。
 ところが、つい先日の河又で発症してしまったか弟子は花粉症がひどいらしい。
 自分もそれほどひどくはないが、この時期になると多少目がショボショボしたりする。

 峠の駐車場に着いてみるとさすが平日、車はゼロ。
 シーズン中はいつも混んでるチューブもボアも今日はやりたい放題。かと思ったが、最終的にはウチらを含めて3組ほどの快適環境だった。

 今日やったのは、
 
ストーンフリー 5.10c (再登)
 アップで。いつもやっているので、何も考えずにやったら今日に限って少し戸惑う。まぁそれでも登れたけど。
 弟子はここが苦手でTRで二回ぐらいアップしてから、時間を十分に置いて再トライ。
 最後の核心?で「テンション!」と弱気な声が掛かったが、自分が「ガンバ!」と言ってロープを手繰らず半ば強引に登らせる。w
 まぁ、RPできて良かったです。(^^;)

  

ミウラー 5.11a 2テンTO 
 ここも弟子の宿題。
 自分は先日再登もできているので、軽くヌン掛けのお手伝い・・・と思ったら、トラバースのところでホールドを取る手順を間違えたりして2テンぐらいしながら何とかTO。
 ま、今日はいいか。(^^;)
 弟子もやはり最初は手順を間違えたりして没。午後の本気便でも上部で手順を間違えあわやと思ったが、何とか堪えてRP。
 「ミウラーを登れずしてミウラーを履くべからず」と言ってあるので、これで心置きなくミウラーを履けるだろう。

 
 
グレイシー 5.11c ×(二便・再登)
 以前登っているが、前回久々にやったらすんなりできなかったので再トライ。
 一便目、核心で甘いホールドを保持れず没。二便目、体幹で耐えてデッドでガバを取りに行き、無事再登。
 一回覚えちゃえば簡単だな。パートナーのビレイの合間にサクッとできる手軽さが良い。

ジャンバラヤ 5.11c ××(A0/TO、二便目はTR)
 以前一回触った記憶があるが、いつも順番待ちが激しいのでそのままにしていた課題。
 やはりすんなり登れず、核心はチョンボ棒も駆使してとりあえずTO。
 二便目はTRでホールドとムーブ確認に努めたが、今の自分では力不足。
 しかしその後、ネットの動画で見たら、ルート取りなどけっこう自分とズレがあって、なるほどと思うところ多々あり。
 とりあえず来シーズン、身体を作ってから攻めてみたい。

 今日は空いてて良かったが、春の陽気のせいかどこか気分がフワフワして集中力が少し欠けていた気がする。
 正月明けとか春先は時々そういう日があって事故を起こしやすい。注意しよう。

 


伊豆・城山 ワイルドターキーゴージ

2020年02月29日 | フリー(伊豆)

日程:2020年2月29日(土)日帰り
天候:
同行:カワちゃん、弟子、岩野OB(我が社の山岳部)

 本日は夏の遠征に向けてOBのための練習という予定だったが、肝心のOB連が来ず。
 代わりにレジェンド岩野OBが参加。
 
 空いてる所がいいだろうとワイルドターキーに行ってみると、思ったとおり貸切。
 日陰のルートは少し沁み出しがあるが、まぁイケるでしょう。
 ちなみにその手前のポンポコランドは最近、人が入っていないようで下地も荒れ、岩もかなり苔むしている。
 このまま自然に還ってしまうのかなぁ。

 今日やったのは、

めぐり愛 5.9 (再登)
 出だしが少し湿っぽかったが、割とすっきりしたルート。他の皆さんもサクッとアップ。

 

狩野川夜景 5.10b (再登)
 最初、弟子たちは出だしすぐの薄被りで跳ね返されていたが、ここはこのグレードなら直登ではなく、少し右に除けて抜けてもいいような気がする。上部は手頃。

 

ひろみちゃん 5.10a MOS
 向かって右奥のルート。見た目より意外と垂直。このグレードにしてはプッシュを使ったり、割と考えさせられる。

 

マミーブルー 5.10c (再登)
 見た目よりは薄被りで、立体的なムーブが求められる。ただボルトの間隔は近いので安心、安全。楽しめる好ルート。

 

 終日曇りだったが、貸切で良い練習ができたと思う。
 岩野OBは御年70過ぎだが、さすが某有名クライミング専門の会にも所属していただけあって「やる気」が凄い。
 自分が同じ歳ならとっくに引退してるだろう。

 帰りは沼津港「丸天」で〆。

 


伊豆・城山 チューブロックほか

2020年02月09日 | フリー(伊豆)

日程:2020年2月8日(土)~9日(日)
天候:
同行:弟子(我が社の山岳部)

一日目 チューブロック
 先週、雪山だったので、今週は岩。
 昨年秋の台風で峠への林道が通行止めということで、南壁側から歩いてアプローチ。
 季節は二月だが、小春日和で早くも汗ダク。

 上部エリアに到着。
 早速始めようとするが
、二人とも先週の雪山で冷気にやられ指先の皮が固くなってしまい、岩を触る感覚がかなり怪しい。ほとんどグローブをはめて登っているぐらいの保持感覚で恐る恐るリハビリ・モードで始める。

イスタンブール 5.8 (再登)
 アップで。まぁ、何とか。

ストーンフリー 5.10c 〇〇(再登・二回)
 まだ登れていない弟子のために、ヌン掛けと回収便で二便。
 弟子はだいぶ繋がってきたが、最初の被りと最後のノッペリがダメ。

ミウラー 5.11a ×(2テンTO)
 以前クリア済だが、その後も登れたり登れなかったり。
 要はホールドを見落とし、一度登れると甘く見ているからなのだが、やはり登れないのは何とも悔しい。
 ストーンフリーと一緒で、ここも常にアップ課題にしておかなければ。
 以前1テンだった弟子は、苦手な出だしで苦戦中。

 

 夜は近くのスーパー「アピタ」で買い出し、定番の河川敷スポットでテン泊。
 外は寒いが、冬山に較べれば安心で快適そのもの。

 

二日目 チューブロック、インナーウォール3
 朝、近くの公園で季節外れのギンナンを拾ってから、引き続き上部エリアへ出勤。
 昨日はそれほど混んでいなかったが、本日のチューブロックは激混み!

レインマン 5.10b 〇〇(再登・二回)
 トラバース課題。アップでストーンフリーをやるつもりが順番待ちが激しいため、こちらでアップ。
 しかし弟子は苦手なようで、結局自分だけヌン掛けと回収便で二回やる。オイッ!

ミウラー 5.11a ×(2テンTO)
 今日は行けるだろと思ったら、まさかの上部でホールドを見失い、本日の痛恨の2テン。
 最後のランナーの右下に掛かりの良い大きなポッケがあるだろうが!そこから立ち上がって左手浅目のポッケでロックして後は右手をパンパンと飛ばしだろうが!
 まったく覚えの悪い自分に腹が立つ。
 弟子もようやく出だしの足の運びをわかってきたようだが、本日はクリアならず。

 

ザ・ロック 5.10b (再登)
 あまりの混み具合に閑静を求めてインナーウォールへ移動。
 さすがに誰もいなかったが、その分、岩も何だか粉をふいたようでザラザラしている。
 下から見ると傾斜も寝ているが、何だか滑りそうで嫌な感じ。けっこうヒヤヒヤしながらノーテンクリア。
 弟子も怖いと言いながら2テンぐらいでTO。

失楽園 5.10c (再登)
 こちらも同様に下から見ると何てことなさそうなのだが、なぜか怖い。
 とにかく岩の質感が手足ともにシックリ来ないのだ。
 何とか頑張って再登。弟子はTRでTop out。
 同じ城山でもエリアによって岩の感じが違うし、後半2本は良い練習になった。

 

 


湯河原&伊豆・2020シーズンイン

2019年12月01日 | フリー(伊豆)
日程:2019年11月30日(土)~12月1日(日)一泊二日
 
一日目 湯河原幕岩・希望峰周辺
 天候:
 同行:カワちゃん、イケミヤくん(新人)、弟子、宮本OB(我が社の山岳部)
 
 さすがに冬が近づき、有笠&甲幕はシーズンオフに。
 暖を求めて、まずは地元の湯河原へ行ってみたが予想通り、いや予想を遥かに上回る人、人、人・・・。バザーでもやっているんですか!?
 本日は、この秋に体験入部してきた新人くんの外岩デビューをメインテーマに。
 やったのは、


アブラカタブラ 5.10a (再登)
 アップで。新人くんはTRでトライ。
 ボルジムと違って細かいホールドに戸惑っていたようだが、ジムで2~3級をコンスタントに登っているらしく動きは滑らか。
 タッパもあるし、登っている姿もカッコイイ。(別に「おっさんず・ラブ」的目線では見ていませんので、悪しからず。)

無名ルート 5.11b TR×(テン山TO)
 ゼルダの奥に隠れたクラック&カチのスラブ。
 カワちゃんがリードでヌン掛けした後にTRでやらせてもらうが、まぁ怖い。
 しかし短い課題だし、僅かなホールドがわかってしまえば、やってるうちに何とかなるのかも。ま、そのうち気が向いたら。


帰還兵 5.10c (再登)
 久々なので登れなかったらどうしようと思ったが、散々、人の手汁が付いたカンテにも関わらず今日はけっこう持てて落ちずに行けた。
 新人くんは最初TRで。その後リードもするが、本日中にはRPできず。
 ジムにありそうでなかなか無い課題だけに、10cにしては難しいかな。オンサイトできる人はかなりセンスがあると思う。

 

コンケスタドール 5.12a TR×
 けっしてツヨツヨには見えない、行きつけボルジムの常連女性がRPしたということで、この冬、弟子がメラメラと燃えて取り組もうという課題。
 空いてたのをいいことに裏から回り込んでTRを掛け、メンバー交替しながらまずはお試しトライ。
 細かそうで自分の無駄に太い指ではカチを持ちきれそうにないと早くも封印しようと思ったが、まぁ今シーズンちょっとやってみますかね。
 弟子はセクションを分解しながら早くもムーブ解決した模様。ただリード、ましてやマスターではとても怖そう。
 YouTubeを見るとやたら女子が登っている動画が多く、女性向きの課題なのかな。


シャクシャイン 5.10d ×(1テンTO)
 クールダウンで。
 前回、9月に来た時やったら夏にアルパインや沢登りに呆けていたせいで、核心を越えられずちょっと凹んだ。で、再度自己点検。
 やはりその後、ジムでそれなりに登っていたので、前回ダメだった核心も何のことなく越え、途中のテラスまで一気に着いて一安心。
 ところが気を抜いて、その後の垂壁(5.10a相当)で雑に登ってあえなく1テン。別に皆の笑いを取る必要はなかったのだが。orz

 

 とても混んでたけど、皆それなりに本数出せたので良かったのでは。
 翌日は引き続き、弟子と二人で城ケ崎へ。

二日目 城ケ崎・門脇崎南の磯
 天候:
 同行:弟子(我が社の山岳部)
 
 引退する部のOB連からカムをいただき、二人してそれなりにギアが揃ったので城ケ崎へ。
 最初フナムシロックへ向かうが、あろうことか、けっこうな沁み出し。
 既に先客グループもいて登れるところが少なかろうと別エリアへ移る。
 こちらは昨日の湯河原と打って変わって空いていた。後からもう一組(3人)来る。


ブルーノート 5.9 (再登)
 朝のうち若干、岩が湿っぽく、また上のボルトも芯がサビサビで精神的に非常に良くない!・・・が、何とか登る。
 弟子はビビリスイッチが入ってしまったようで、前回登れた核心が越えられず。TRトライに切り替えるが、なかなかTOできず。

 
 その後、まずはカムセットの練習ということで、反対側のショートルート(ハイボルダー)で登る。
 右側の5.7ぐらいのはリードで登れたが、左側の5.8ぐらいのはTRでクリアのみ。最後にリードで登りたかったが、ヨレとビビリでTOできず。あぁ、情けない。

 
 
 フェースのカチ拾いにはやたら強い弟子も「薄被りとNP」は大の苦手で、本日は威勢が良くない。
 二人とも要修行ということで、海を見ながらおいしくホットサンドを食べて今日のところは終了。
 まぁ、たまにはこういうノンビリもいいでしょう。

 

伊豆・城山南壁

2019年10月26日 | フリー(伊豆)

日程:2019年10月26日(土)日帰り
天候:
同行:カワちゃん、ホソダくん、弟子、くりりん(我が社の山岳部)

 この10月は季節外れの台風が続いて、関東甲信地方の各地も甚大な被害が出た。
 山でも八ヶ岳で美濃戸口先の橋が流されたり甲斐駒黒戸尾根の登山道が五合目辺りで崩壊。当然岩場にも影響が出て、しばらくジム通いの日々が続く。
 10月最後の週末、ようやく天気が少し回復するということで居ても立ってもいられず、我が社の山岳部の有志で伊豆方面へ。
 土曜に城山、日曜に城ケ崎と一泊二日の予定で出かけたのだが・・・。
 
 まずは城山。
 結局、昨夜も雨が降ってしまったので、少しでも乾くことを期待して土曜昼に現地集合とする。
 ところが先行したカワちゃんからの連絡では上の岩場、峠の駐車場への林道は台風の余波で閉鎖しているとのこと。

 しかたなく南壁にしたが、それでも下から見上げる城山は雨を大量に吸っているようでこれまで見たこともないほどに黒々としていた。
 アプローチの山道からして水が流れ、沢歩き状態。こんなのは初めてだ。

 それでも物好きはいるもので、南壁下に着いてみると数組の集団がスラブに取付き、中にはマルチをやっている人たちもいる。
 この秋の長雨で、皆さんよほど欲求不満になっていたようで・・・。

 ただ壁にも大きな沁み出しがあって、登れるのは限られた範囲だけ。
 ブルースカイとスクールゾーン一帯は大きな染み出しがあってダメ。マルチも上半分は濡れている。
 とりあえず、登ったのはこちら。

ホームボーイ 5.8
アミーゴス 5.9
とんとん拍子 5.8

 

 
 
 皆でそれぞれ交替しながらリードするが、「アミーゴス」は出だしのスラブが濡れていてヒヤヒヤ。
 「とんとん拍子」は割と乾いていて、今日のコンディションの中では快適に登れた。
 
 新人のホソダくんは今日が外岩デビュー。ジムでは2級をコンスタントに登るらしいが、初めての外岩、しかもまだ数回目のロープクライミングがこの悪い条件では酷だったろう。
 しかし、高校の体操部出身だけあって、さすがの体幹。本日リードでこれだけ登れるなら、すぐに5.12とか行っちゃいそうだ。

 終盤、ビレーをしてたら突然後ろから声を掛けられ、振り向くと旧知のjuqcho氏。こうした岩場で会うとは珍しい。
 女性二人を連れ、西南カンテを3ピッチまで登ってきたとのこと。上の様子を聞くとやはりワイルドボアなどは台風被害で閉鎖されているらしい。
 
 連れの女性一人が物足りないのか登りたそうにしてたので、我々がやっていた「とんとん拍子」を登ってもらう。
 いつもよりは湿っぽいのでジワジワと慎重に登っていたが、ハングの下に着いたところでjuqcho氏が「もうその辺にしといたら。」と言って強制(?)終了。
 こちらは全然構わないので、最後まで登らせてあげたらいいのになぁ。

 最後にカワちゃん、ホソダ、弟子が「ロンググッドバイ」5.10bを登る。

 
 自分は今月初めの台湾帰国後から喉の調子が悪く、本日は岩場に着いた頃からとうとう声が出なくなってしまった。
 一応、みんな一泊のつもりで用意をしてきたが、城山ではこれ以上登れるエリアがなく、明日予定していた城ケ崎も高波のせいで微妙である。

 しかたなく今回はこれで終了。いつもの太陽食堂でフライ定食など食べてお開きとする。
 熱海経由の下道で帰ったが、途中で湯河原花火大会に遭遇。岩はシケていたが、季節外れの花火を鑑賞できて、まぁこれはこれで良かったか。

 

城ヶ崎・門脇南の磯

2019年02月24日 | フリー(伊豆)
日程:2019年2月24日(日) 日帰り
天候:のち一時
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 今週はまたしてもナチュプロ修行で城ヶ崎。お初の「門脇南の磯」へお邪魔しました。
 広く立派な門脇崎の駐車場(一日500円)にヒロイ号を停め、灯台手前から磯に下りる。
 この辺り、風光明媚な磯伝いに整備された遊歩道が広がり、朝から観光客で賑わっている。
 一週間の仕事疲れも海に来ただけで癒されます。 
 
 本日、このエリアを登りに来たのは、ウチらを含めてわずか三組。
 最初、比較的若いカップルがTRでそれほど高さの無いクラックをやっており、随分低いなと思ったらそれは対岸のボルダーで、もう一組の熟年夫婦?らしき方に聞いたら親切にトポと主なルートを照合してくれた。
 ちなみにこの熟年夫婦はたしか一か月前にも同じ城ケ崎のフナムシロックでお会いしており、よほどクラック好きのよう。
 そんなわけで本日は「男女6人磯物語」
 ボチボチと始める。


ブルーノート 5.9 MOS
 まずはここから。中間部の滑り台がややバランシー。スメアで耐えて上の棚を取り足を上げたらフレークをパンとはたく。
 後は薄被りだが、ガバの連続。短いルートだが、安全と練習のため1~2B間でカムを咬ませた。
 被りモノ苦手のヒロイ嬢は早くも苦戦。三便目にしてTopOut。

 

ここはどこ 5.10a/b ×
 ブルーノートの右側。自分にはホールドまるで見当たらないんですけど。
 これで10a/bですか!?まさに「ここはどこ」状態で没。

オレンジロード 5.12a ×
 「学生気分で」5.10aのつもりで取り付いたが、中間部で意外とカムのセットが難しいことがわかり、右側に見えるボルトについ吸い寄せられてしまう。
 下の方から何やら騒いでいるのでよくよく聞いてみると「それ、とえるぶ!」とか言ってるし・・・。
 何とか三つ目のボルトまで頑張ってみるが、その上の甘いホールドにとても止まる気がしない。ここで没。
 しかし、自分としてはまだボルトがある方が精神的に楽なような気がした。恐るべしナチュプロ。

 

チャームポイント 5.10c TR ×
 上に回ってTRを張り、トライ。が、しかし!
 最後の細いクラックに自分の太い指では思ったように入らず苦戦。トップロープなのに掛かりが浅く、まったく上がれない。orz
 ヒロイ嬢はTRながらうまいことクリア。悔しいけど、どうしようもない。恐るべしクラック。

 

学生気分で 5.10a TR △
 気を取り直して、改めてこちらもTRトライ。
 10aと言いながら、こちらも中間部はけっこう細かい。ここどうやってカム決めるんだ?
 上からのロープが頭上の岩を跨いでしまったので途中で一回セルフを取ったりしたが、何とかノーテンでTopOut。
 でもNPの恐ろしさに心が折れてしまって、とてもすぐにリードでトライする気になれず。恐るべし10a。
  
 途中から雲行きが怪しくなり小雨がパラついてきたので、後はカムやナッツのセットや対岸のボルダーでジャミングの練習など。
 クラック、ナチュプロ要修行!

 

伊豆城山・西南カンテ

2019年02月17日 | フリー(伊豆)
日程:2019年2月17日(日)日帰り
天候:晴れ
同行:K村、M浦(我が社の山岳部)
 
 今週は我が社の山岳部で不定期開催の勉強会。
 毎度のことながら集まりが悪く、当初、K村さんだけが手を挙げてくれたが、直前になりもう一名加わり、都合三名。
 我が部のホームである湯河原は混んでいるだろうと、城山南壁とした。
 
 本日の取組みはこちら。

アミーゴス 5.9 (再登)
 アップで。M浦マスター、K村はTRで。

 
 
ラーニング・トゥ・クロール 5.9 OS
 西南カンテのアプローチとして取付く。
 最初、M浦がマスターで果敢に攻めるが、上部のやや細かい核心でさんざん悩んだ挙句ギブ。
 代わりに自分がリードするが、たしかに普段登ってないとちょい辛いかな。
 自分も二週続けて冬山だったため足先が全体的に霜焼け、さらにカカトはひび割れで痛く、細かいスラブでは立っている感覚がまるでなかった。

 
 
西南カンテ 5.5~5.8 (再登)
 この初級マルチピッチを登るのは、実に12年振り。
 最初のピッチ(5.7)は傾斜もそれほどなくホールドも豊富なので、まだ岩の経験浅いK村さんに振ってみたが、「やります!」と強い返事。その意気や良し!

 
 
 2ピッチ目以降はM浦とリードを交替しつつ、自分はあくまでサポート役に回ってロープを延ばす。
 登りながらマルチの手順を今一度おさらい。
 少なくとも机上や平地でロープワークやビレイの練習するよりは、良い練習になったのではないでしょうか。

 

 
 
 帰りは、久々に沼津港の「丸天」。
 かつては残さずに食べれた名物「海鮮かき揚げ丼」も今回は完食できず。弱くなったなぁ。orz

 

城ヶ崎・フナムシロック

2019年01月26日 | フリー(伊豆)
日程:2019年1月26日(土) 日帰り
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 当初、この週末は部の三人で冬季アルパインの八ヶ岳・中山尾根を予定していたのだが、前日夕になってリーダーのMがまさかのインフル発症。
 天気予報も晴れるにしても寒気と風がかなり厳しい予想だったため(実際ひどかったらしい)、ヒヨって温暖クライミング。
 
 たまにはNPの練習でもと、今回はビギナー向けクラックの揃ったエリア、城ケ崎のフナムシロックへ。
 ちなみに相方のヒロイ嬢は今回が二回目、私はお初。
 アプローチで少し迷ったが、トポ「日本100岩場」の案内図を見て何とか到着。
 先週のシーサイドに較べると、こじんまりしたエリアに適度な人数で、ボチボチと始める。


初孫 5.5 OS
 二人ともクラック、NPの類はあまりやってないので、まずはここから。
 まぁさすがに登れるが、見た目滑りそうな磯の岩、そして自分でプロテクションを取りながら登るのはそれなりに緊張する。
 

 
オバステ正宗 5.8 RP
 先に登っていた中高年夫婦の方が「この面の中では悪い。」と言っていたので、まずはTRで。一応、カムはセットしながら登る。
 上部で少し被っているが、まぁTRなら問題無し。
 その後、二人ともリードで登る。


鬼ごろし 5.7 OS
 出だしがシンクラックでホールド乏しいが。まぁグレード相応。カムのセットもそろそろ慣れてきた。


パープルシャドウ 5.8 OS
 スッキリとした見栄えのするライン。ボルトが打ってあれば何てこと無さそうだが、自分でカムをセットしながらとなるとちょっと威圧的。
 ハンドジャムも必要だが、両サイドに大きなガバや棚があり、快適。
 相方は数年前、初めて来た時にはビビって出だし敗退だったらしいが、まずはTRで。その後、リードで片づける。良かったね!

 

無名クラック 5.10a TR×(テン山TO)
 パープルシャドウの右隣。出だしの細いクラック、被ったトラバースなど次に出す手はわかっているのだが、NPだとやはり気持ちがビビって思い切った動きができない!
 ヒィヒィ言いながら何度かぶら下がってTO。要修行です。

 
 明日も城ケ崎の別のエリアのつもりだったが、どうやら相方も風邪をひいているようで、今回は無理せずここまで。
 NPルートはまだまだ行きたい所がたくさんあるので、今後も練習を継続していきたい。高いけど大きいサイズのカムも買わなければ!


伊豆の岩めぐり@城山&城ヶ崎

2019年01月20日 | フリー(伊豆)
日程:2019年1月19日(土)~20日(日)
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
一日目 天候:
エリア:城山ワイルドボアゴージ、ミッドウェーウォール、チューブロック
 
 先週は寒い冬山アルパインだったため、今週は暖を求めて伊豆方面へ。
 城山、峠の駐車スペースに着くと、既に車がいっぱい。この季節になると遠く東北ナンバーや北陸ナンバーの車もチラホラ。
 皆さん、気合入っていらっしゃる。
 とりあえず上部のエリアへ。ワイルドボアのメインはやっぱり混んでいるので落石に気をつけながら下部へと移動。

【ワイルドボアゴージ右壁】
城山物語 5.9 (再登)
 アップで。割と長い「物語」系。グレードの割に出だしがちょっと嫌だったが、まぁ問題無し。
 相方はFL。


ワイルドX 5.10a (再登)
 こちらの方が城山物語より素直なような?問題無し。相方もFL。


【ミッドウェーウォール】
ザ・フッド 5.10c (再登)
 ボコボコした短めの課題。まずは自分が登ってヌン掛けした後に、相方にトライしてもらう。が、核心でハマりTOできず。
 しかたなく自分がもう一度登ってトップロープにするが、要修行ですな。
 やはり核心で皆が落ちているせいか最後のハンガーがクルクル回って、精神的にはあまり良くない。

 

ファースト・インプレッション 5.10b MOS
 ならばグレードを一つ下げて、と思って取付いたのがコレ。
 トポで長いルートであることは確認していたが、まさかこんなに長いとは!
 最近はあまり登られていないのか下部の岩はやたら粉っぽく、上部は足を置きたいところに苔生えてたりして、まさに一人アルパイン。
 途中で心折れそうになったが、何とかノーテンで登り、上に着いたら終了点は皆無。
 仕方なく上の灌木にロープを回し、ゴール一つ下の支点まで降りてカラビナ残置し、降りる。それでも下まで届かず、もう一回途中で切って降りてくる。
 「日本100岩場」ではランナー7本となっているが、実際には10本。
 これまでワイルドボアの「ロングディスタンス5.10d」、ワイルドターキーの「果て無き道5.10c」も登っているが、おそらくここも35~40m近くあるだろう。
 三つの中ではグレードが一番下だが、登る人が少なくやや自然に還りつつある状態を考えると、自分はここが一番ヒヤヒヤした。
 
【チューブロック】
 前回、初見にも関わらず割とイケそうだったミウラーの一本目にプリクリし、相方にトライしてもらうが、まさかの2本目のボルトで敗退。ワイルドXに吸われてしまったとか。あ~ぁ。

ストーンフリー 5.10c (再登)
 ならばこちらを、と自分のクールダウンも兼ねて。
 既にヨレているとのことでTRトライしてもらうが、まぁ春までには片づけてくださいな。


 その夜は城山山麓の某所でテン泊。水道、駐車場、トイレ完備ながら無料のイイ場所見っけ!(当然ながら公表しません。笑)

 

二日目 天候:のち
エリア:城ヶ崎シーサイド・ロック

 二日目は同じジムの顔見知りが来るということで、城ヶ崎へ。
 自分も久々。隣県といえど城ヶ崎は下道が長いので時間がかかり、さらに他の岩場に較べて辛いような気がするのであまり来ていない。
 
 久々なのでまずはアプローチに迷いながらも、何とか岩場へ。
 陽射しはあるのだが、時折風雨が強くなりヘンな天気。
 とりあえず一から出直しということで、簡単なやつを。


 

【大磯ロック】
名探偵登場 5.8 (再登)
 短いアップ。前に触った時は城ケ崎独特の丸っこいカチに最初、指が馴染まなかったが、一度経験して脳にインプットされたのか今日はそれほど違和感なかった。
 相方もFL。


ハジノライン 5.10a (再登)
 これも短いが、ややパワフル。
 被りモノは例え91度でも苦手と断言する相方は、やはりここで無駄に力を吸われ1テン。


【サンセット・エリア】
ピーターパン 5.10b △(再登)
 厳しい課題が多い中で取り付き易い人気課題。
 他グループのTRトライの合間を縫って取り付く。
 一応、中間部のガッ!とガバを取りに行く箇所が核心なのかもしれないが、それよりも回りの目が気になって下部がなかなか気が抜けない。
 何となく以前登った時のことを覚えていて特にパワーロスせず終了点まで行くが、先にTRが張ってあったので終了点がゴチャゴチャ。
 何でもいいからまずはクリップしちゃえば良かったが、あれこれしているうちに腕が張ってしまい、1ピン下まで落ちてしまう。
 まぁ自分の中では登れたということでいいのかな?(^^;)
  先のハジノラインで苦労していたので、相方にはTRでトライしてもらうが、やはり中間部の薄被りが最初越えられず。

 

海賊フック 5.10b ×(1テン)
 OSトライ。
 遠くから見るとなかなか厳しそうだが、近くに寄れば少なくとも下部は手頃な感じ。
 核心は中間部のノーハンド・トラバース。
 あぁ、こういうの苦手・・・思ったとおり堪え切れずにあえなくここで1テン。
 その後は問題無し。もったいないけど、次はあのトラバースがすんなり行くかと思えば自信が無い。どうしたもんか。0rz 
 パワーは無くともバランス系に強い相方はTRながら、ここはノーテンTO。(次回負けそう。(ToT))


風に吹かれて 5.11a ×
 ジム常連のお二人さんが集中トライしていたので、お試しで触らせていただく。が、やはりハング越えられず。
 これで11aか、厳しいのぅ。つーか、一本目のボルトからして高過ぎて怖い。これまでのヨソのイレブンは一体何だったのか。

 

 最後に昨日からイイとこ無かった相方が頑張ってハジノラインをマスターで片づける。ナイスでした!
 
 城ヶ崎、今まで食わず嫌いだったけど、イイですね。登れなかったら釣りもできるし。(笑)
 また、来ます。

エキスカーション@伊豆城山

2019年01月04日 | フリー(伊豆)
 
日程:2019年1月4日(金)
天候:
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 新年最初は城山のマルチピッチ「エキスカーション」。
 前回登ったのは2010年で、実に9年振りニ度目のトライとなる。(相方は初めて)
 その時は核心ピッチのリードも含めて最後までノーテンで行けたが、はたして今回は?

 
エキスカーション 5ピッチ(以下、グレードは体感) 
 
1P目 5.10a やや細かいスラブ
 まずは自分がリード。
 空いていたのでアップもせずに取り付いたが、やはり正月明けなので我ながら身体が重いしキレが悪い。
 ここんとこジムも行ってないため、細かいカチが全然持てない。
 3つ目にクリップした後、次のホールドはどれだ?とキョロキョロ探しているうちに足が外れてまさかのフイ落ち。マジか!
 気を取り直してそのまま続行したが、いきなり土が付いてしまった。あ~、情けない。

 
 
2P目 5.10b フレーク
 相方リード。グレード的には問題ないはずだが、少し緊張した様子。
 出だしのフレークに戸惑ったようだが、それでもさすが週3~4日はジム通いしていることもあって見事突破!うーん、やるねぇ。
 自分も何とかフォローしたが、一か所けっこう危なかった。

 
 
3P目 5.10c 細かい立ったスラブ
 自分がリード。ここまで来るとだいぶ身体も南壁のスラブに馴染んできたが、途中で少し右寄りにラインアウトしてしまい、行き詰まってあえなくテンション。あ~、情けない。
 登りながら思い出したが、ここは身体をあまり壁から離さず、クネクネとヤモリのように登るのがコツのような気がする。
 フォローしてきた相方は「リードは無理!」と謙遜しながらも、ノーテンで上がってくる。細かいのは自分より強い。やるなぁ。

 
 
4P目 5.10a 少し楽なスラブ
 相方リード。核心ピッチを終え、多少ホールドも傾斜も易しくなってきたが、その分ボルトの間隔が遠くなっているような。
 ここは二人とも問題なくクリア。

 
 
5P目 5.10a 小ハング~階段状スラブ
 自分のリード。三日月ハングの右端を越える。それほど被っているわけではなく、落ち着いて登ればホールドは豊富。
 途中でピッチを切っても良かったが、面倒なのでそのまま6P目も継続して終了点まで。
 
 結局、全ピッチを通して相方はノーテン、自分が2テン。ま、いいけどね。
 天気もいいので、終了点から眼下の狩野川を眺めつつ、まったり休憩。

 
 
 下りは50mシングルロープの折り返しで25mずつ。
 足が痛いので靴紐緩めてスリッパ履きにしていたら、途中でバランス崩してシューズを片方基部に落としてしまった。下にいた人、ゴメンナサイ。(幸い誰にも当たらなかったよう。)
 各ピッチ、けっこうギリギリで2回ほど次のラッペル・ステーションまで届かないところがあったが、もしかしたらロープの元の持ち主が、ヨレた部分を少し切ってしまって50m無いのかもしれない。
 
 
 
 下に降りて昼飯を食べてから、ラストにもう一本。
 
タナバタのタナボタ 5.10c ×(3テンTO)
 今年は苦手の被りモノ克服に燃える相方のためにチョイス。しかし、自分もダメだった。
 小ハングを越えるのはいいが、真の核心はその上のやたら細かいフェース。これで10cですか。過去にRPはしているのだが、要修行。

ミウラーほか@伊豆城山

2018年12月08日 | フリー(伊豆)
日程:2018年12月8日(土)
天候:
同行:ヒロイ、カワベ(我が社の山岳部)
 
 今週も暖を求めて伊豆方面。土曜日は城山のワイルドボア&チューブロックへ。
 自分は先週に引き続きだが、ヒロイ嬢は二回目、カワちゃんは初めてなので、楽しんでもらえるだろう。
 そろそろ本格的に関東のクライマー諸氏はこぞって南下政策を進めており、峠の駐車場に着くと既に車がいっぱい。中には遠く岩手ナンバーもあったりした。
 
 今日やったのは、
 
クロスロード 5.10a (再登)
 アップで。久々に登ったが、甘く見てたら1つ目のボルトが高いし、トラバースも足が滑りそうでけっこう緊張した。
 続くカワちゃんは難なくFL。ヒロイ嬢も前回OS済みだが、今日はやや緊張した感じでクリア。

 
(左)カワベ (右)ヒロイ
 
オンリーイエスタデイ 5.10d (再登)
 今日のメインは二人にまずストーンフリーをクリアしてもらおうと思っていたのだが、さすがに人気で順番待ち。
 しかたなく空いていたこちらにトライ。
 久々なので、もしかしたら自分もテンション入るかもと思ったが、意外にも出だしさえクリアしてしまえば、後は何てことなく、そのままTO。
 カワちゃんも2テンぐらいしつつもTO。被りモノが苦手なヒロイ嬢はまさかの1ピン目敗退。イヤ、大して被ってないんですけど・・・。

 
(左)私 (右)カワベ
 
ストーンフリー 5.10c
 相変わらず人気の課題でしばらく順番待ち。ようやく空いたところで、カワちゃんとヒロイ嬢にはトライしてもらう。
 ボルジムでいつも3級程度を登っているカワちゃんには問題ないはずだが、先に「オンリー~」をやったせいで腕が張ってしまったようでテンション。最後の核心もお約束どおりスンナリ行かなかったよう。
 次のヒロイ嬢は1つ目プリクリというオマケ付きにも関わらず、まさかのボルト2つ目で敗退。・・・やる気あんのか、オイっ!
 しかし、先に来ていた大人数のグループがトップロープも交えて寄ってたかってトライを繰り返していたので、てっきりそのグループがヌン掛けしたのだろうとこちらは遠慮して待っていたのだが、実はヌンチャクはまったく別の人たちが掛けたものだった。オイっ!
 
 
(左)カワベ (右)ヒロイ
 
ミウラー 5.11a (再登)
 以前きっちりと片づけているが、再び登れないとなんか悔しい。で、再トライ。
 一便目、ボルト2つ目からのチョイ左トラバースで手順を間違え、都合2テンくらいで何とかTO。何か今日は腕が張るなぁ。
 二便目、少し時間を置き、また途中でじっくりレストもさせてもらってスムーズに再登。気分良し。
 カワちゃんは数回テンション入れながらもTO。
 で、ストーンフリーを途中棄権したヒロイ嬢がなぜかこちらは1~2テンぐらいでTO。
 次回はRPできちゃいそうで、隣のグループも「あの人、10cはダメダメでしたよね?」と不思議そう。

 
(左)私 (右)ヒロイ
 
ファンタジーランド 5.10b
 本日それほど本数を稼いでないので、最後の帰り際に。
 カワちゃんリード、ヒロイ嬢TR。見た目とグレードは易しめだが、取り付いてみて「何じゃ!こりゃ。」
 お約束通りハマってくれました。ヨレてからのファイナル・ファンタジー。幻想の国へようこそ!

 
 
 帰りはこのメンバーでは定番の「太陽食堂」へ。
 定食のキャベツは城山盛り。夜はご飯お代わり自由!


 カワちゃんは明日所用ありとのことで、明日は引き続きヒロイ嬢と湯河原へ。

グレイシーほか@伊豆城山

2018年12月01日 | フリー(伊豆)
日程:2018年12月1日(土) 日帰り
天候:
同行:M田師匠
 
 本日はM田師匠と。
 師匠のリクエストで自分にはお初のインナーウォール4を目指す。
 往路はいたってスムーズ。最近また整備された伊豆縦貫道のお陰で横浜から2時間ほどで現地へ着いてしまう。
 しかし、事態はそれほど甘く無かった。
 峠の駐車スペースに停め、城山頂上経由でインナーウォールを目指すが、最近は不人気なのかアプローチの踏み跡がわかりにくい。
 結局、二時間半を費やし、ようやくそれと思われるエリアに到着したが、アプローチの悪さに師匠が帰りのことも懸念し、今回はインナーウォールは見送り。
 昼前からいつものワイルドボア、チューブロックへ遅い出勤となる。
 
 今日やったのは、
 
【ワイルドボアゴージ】
ファンタジーランド 5.10b 〇(再登)
 相変わらず登りにくいクセのある一本。
 M田師匠がまず登り、次に自分が回収便。
 二人とも落ちずにTOできて、内心ホッ?
 
チャチャチャ 5.10c (再登)
 以前チャチャっと登ったはずだが、久々に取付いてみるとあれ?どうやるんだっけと少し考えてしまった課題。
 左側の正面フェースも少し使ってしまったが、右のカンテに届く範囲なのでまぁいいのかな。
 M田師匠はやや苦手なよう。
 
 
 
ジャーニー・オブ・ホープ 5.10c ×(3テンTO)
 ボルト3~4本目間が核心。細かい!さらにその部分で皆落ちているのかボルトのハンガーが緩んでクルクル回る。怖い!
 何とか各駅停車でTOしたが、スラブの処理もメンタル的にもこのグレードにしては厳しい。要修行。
 
【チューブロック】
グレイシー 5.11c RP(本日三便)
 特にやるつもりは無かったが、たまたまヌン掛けしたまま空いていたのでやってみる。
 一便目 ホールド&ムーブ確認しつつTO。
 二便目 この便で片づけるつもりだったが、勝ちを急ぐあまり、右手ポケットをアンダー持ちに切り替えるのをすっかり忘れて没。あぁ、もったいない。
 三便目 無事終了。
 要はガストンからの引き付け、甘いホールドのラップ持ちからの飛ばしができれば解決できるお買い得課題。
 11aかと思っていたら、後で11cと聞かされてビックリ。横パンの4~5級と言った感じの紐付きボルダー。
 1ピン目、マスターだとちょっと怖いけど、プリクリまでは必要ない。
 
 
 
ミウラー 5.11a ×(3テンTO)
 以前RP済だが、シューズ愛用者としては常に登れるようにしておきたい(?)課題。
 フットホールドが城山特有のポケットのため、見落とすこと多々あり。
 まぁそれでもテンション混じりにTOできたので、次回はサクッと決めたい。
 
ストーンフリー 5.10c (再登)
 M田師匠の回収便を兼ねてクールダウン。
 ボルト2~3本間のホールドが判り辛いのと、最後のスローパーぽい終了点がポイントか。
 でも散々登っているので、既に身体が覚えてしまった。
 
 
 
 本日はインナーウォール探索のため午前中はほぼジャングル探検に費やしてしまったが、それでもこの陽の短い時期に午後だけで6本8便出せたのでまぁ満足。
 グレイシーは、たまたま買い物に出かけたら掘出し物が格安で売っていて思わず衝動買いした感じでラッキーだった。
 
 〆は、お初のラーメン屋で。
 いつもM田師匠とは「しょっぱい豚骨系」が多いが、ここはコッテり海老風味。
 ちょっと新鮮でスープも全て飲み干したが、これでチャーシューor海鮮物、野菜、煮卵がマシマシならさらに満足。
 
  

汗ダク!季節はずれの伊豆城山

2018年06月09日 | フリー(伊豆)
2018年6月9日(土) 日帰り
天候:
同行:我が社の山岳部(ヒロイ、カワベ、クリハラ)
 
 季節はそろそろ梅雨入り。 
 今週は直前に雨が降り、候補にしていた甲府方面は濡れているかもしれないし、また濡れてなくても梅雨入り前で混むだろうと、裏をかいて敢えての城山。
 さすがに暑そうな気がするが、上部へ行けばその分、岩は乾いているだろうと出かけてみる。
 
 で、峠の駐車場へ着いてみると、ハイカーも含めて車が一台も無い。
 しっとりと濡れたアプローチから頂上へ向かうが、この季節、草が生い茂って目指すクッキング・ワールドへのFIXロープを見落として、しばし汗ダクで右往左往してしまった。(部員の皆さま、申し訳なし。)
 
 で、気を取り直して本日の取組。
 
イタリアンジェラート 5.8 (再登)
 アップで。傾斜も緩く、まずはここから。
 少しは濡れているかと思ったが、さすがに日なたは岩もよく乾いていてパリパリ。
 
始の辣韭(らっきょう) 5.9 (再登)
 もう一つ、アップで。
 我が部の不思議ちゃん、クリハラさんはどうかな?と思ったが、上部で若干足をプルプルさせながらも何とかFL。

 
 
青椒肉絲(チンジャオロースウ) 5.10b (再登)
 下から見るとなんてことないカンテだが、登ってみると案外イヤらしい。
 ヒロイ嬢が見事マスターでOS?(上手くなったなぁ。)その後、カワちゃん、自分と続けて登る。
 
トマッテーナ 5.10b (再登)
 核心はカチを拾ってリップに乗り上がる部分。 
 以前、ヒロイ嬢はここでテン山、各駅停車の旅だったはずだが、あれから数年経ち、今回は事も無げにノーテンクリア。(上手くなったなぁ。

 
 
ストロガノフ 5.11c TR(2テンTO)
 縦ホールドの連続で足の置き場が無い。いかにも悪そうなのを皆でトップロープでやってみる。
 で、やっぱり悪い。どうしてもまっすぐ抜けられず、上部は左の青椒肉絲側に逃げて何とかTO。キビシーな。
 その後、ヒロイ嬢とカワちゃんはポーチドエッグ(5.10a)をやって、いよいよ本日のプレゼン課題へ。
 
ナン 5.11a (再登)
 城山の「なんちゃってイレブン」。ボルト2つの紐付きボルダー。
 この二か月で、古賀志の「ホットロッド」、小川山の「松虫草」、有笠の「ぼたもち」と、なんちゃって系を落としてきたヒロイ嬢にはぜひここもコレクションに加えてほしかったのだが。
 とりあえず今日は朝から暑かったので、ここをクリアした者だけが帰りにアイスを食べられるという「縛り」を設けてトライ開始。
 
 まずは二人が初見で取り付くが、斜めに走ったスローパー気味のクラックがうまく取れずハネ返される。
 次は自分の番。久々なので少し忘れかけていたが、クラックを取ったらさらに右奥に手を寄せるとグッとホールドが効くことを思い出し、そのまま落ち着いてTO。
 リーチがあればその分、有利だが、まぁこれは女子でもそう遠くないはず。

 

 
 
 自分のデモプレイが参考になったか、カワちゃんも次の便でクリア。
 しかし、ヒロイ嬢は一回リップを抜け完登したかと思いきや、まさかという所で足を滑らせる。その後、マシンガントライを繰り返すが、次第にヨレてきて本日はお預けとなってしまった。あ~ぁ。
 
 
 
 結局、クッキングワールドを後にしたのは午後6時近く。さすがに今日は終日、自分たちで貸切だった。
 先ほどのアイスを食べようという熱も冷めて、帰りは地元の「太陽食堂」へ。キャベツの城山盛り?が見事で、定食はご飯もお代わりできるとか。今後も寄らせていただきます。皆さん、お疲れさまでした。


薄被り入門@伊豆城山

2018年02月17日 | フリー(伊豆)
日程:2018年2月17日(土)日帰り
天候:強し
同行:ヒロイさん、BigM(我が社の山岳部)
 
 今週はヒロイさんと八ヶ岳のアルパインを考えていたが、直前の天気予報で風と寒気があまりに厳しく見送り。
 さすがに山頂付近の高度で風速28m/s、マイナス12度近い予報では、突っ込む気には到底なれない。
 
 そこで部内で急遽公募したところ元12クライマーのBigMが加わり、暖を求めて伊豆の国へ。
 我が社の山岳部では南壁はこれまでにも何回か行ったが、上部のワイルドボア、チューブロックはこれが初めて。
 リードで5.10cもこなすようになってきたヒロイさんのステップアップをぜひ期待したいところだ。
 
 峠の駐車スペースは予想どおり車がたくさん来ていたが、ワイルドボアまで行ってみるとそれほどの混雑ではなかった。
 皆さん、どこへ行ったのだろう。
 
 本日やったのは、
椿の森の中で 5.9 (再登)
 アップで。私がヌン掛け。ヒロイ嬢FL、BigMが回収。
 左隣のイスタンブールに較べると、こちらの方が若干悪いが、ヒロイさん落ち着いてクリア。
 
クロスロード 5.10a (再登)
 先と同じ順番で。私は何となく動きが固くトラバースの所で少しジタバタしてしまった。
 ヒロイ嬢は、1B目がちょっと遠い?(そんなに遠くはない)のと、小ハングの乗越しに少したじろいでいたが、時間をかけてこれもFL。
 BigMがなぜか途中で足をカタカタさせていたように見えたが(たぶん目の錯覚)、きちんと回収。


 
 
ストーンフリー 5.10c (再登)
 軽く昼食した後、いよいよ本日のヒロイ嬢への課題。
 自分が先にヌン掛けするが、もう何度も登っているので完全にナメてかかってしまい、まさかの1~2B間でZクリップ。
 随分雑な登り方になってしまったが、それでも対応できるからやはりここは慣れてしまえば快適なアップ課題と言えるだろう。
 被りものが苦手なヒロイ嬢は、やはり出だしが鬼門らしくプリクリながらもリードではその先が続かず。
 その後、外岩ブランクが長いBigMも中間部と上部でまさかのテンション!
 自分より全然巧くて強いくせに、この前は湯河原の5.9で落ちていたし、不思議な男だ。
 何とか終了点まで行ったので、そのままトップロープを張ってもらう。
 最後は、TRでヒロイ嬢がトップアウト。改めて被りもの制覇に向けて闘志を燃やしていた。
 
ミウラー 5.11a ×(テン山TO)
 以前RP済みだが、久々にやってみる。
 1B目はプリクリ。スタートはアンダーというのは覚えていたが、次の左ポッケを忘れていたり、最初のヒールから身体の引き付け→デッドが思い切ってできなかったり、トラバースの手順がチグハグだったりと前半だけで4テンぐらいしたと思うが、上部は何とかノーテンでTO。
 認知症が始まっている(?)自分にしては、けっこう覚えているようだ。次回来た時は気持ちよくサクッと決めたいぞ。
 
 
 
チャチャチャ 5.10c?
 後の二人はもうお腹一杯だったようだが、まだ時間もあるので最後にクールダウン。
 ファンタジーランド5.10bでも良かったが、自分もあそこは回収できなくなる恐れがあるので、安全牌のこちらへ。
 しかしコレ、山渓の「日本100岩場」に載っていないので詳細不明だが、たしか正面の「ホープ・オブ・ジャーニー」の向かって右のジェードルを行くものだと記憶していて、10cは無かったように感じたはずである。
 自分はやらなかったが、ヒロイ嬢マMOS、ヨレてると言っていたBigMも無事に回収。やっぱせいぜい10aぐらいかなぁ。

 それにしても今日は風が強かった。というより風の音が凄くて怖かった。
 
 
 また行きましょう。

新年からハートブレイク 【伊豆城山】

2018年01月21日 | フリー(伊豆)
日程:2018年1月21日(日)日帰り
天候:
同行:ヒロイさん、M本OB(我が社の山岳部)
 
 先週に引き続き、暖を求めて伊豆城山。
 今日のメインは先週惜しくもOS逃したヒロイ嬢のスクールゾーン(5.10c)リベンジ。
 
 JRで小田原市某所まで行き、そこからヒロイ嬢の車で現地へ向かう。
 南壁側登山口の駐車スペースは先週よりも車がいっぱい。ちょっと心配だったが、岩場に着いてみるとそれほどの混雑はなく、どうやらハイキングが多い様子。
 南壁は先の水曜の雨で一部染み出しがあったが、特に問題無し。

 本日の取組みは、
バトルランナー1P目 5.8 〇(再登)
 アップで。
 
スクールゾーン 5.10c 〇(再登)
 ヒロイさんRPに向け、まずは自分がヌン掛け。
 以前登っているのでナメてかかったら、出だしからちょっと手順を間違え、けっこう冷や汗かいたが何とか堪える。
 ここのスベリ台、狭くてどうも苦手。

 ヒロイさんも前夜の飲み過ぎ?で前半は先週よりも苦労していたようだったが、けっこう粘ってRP。車にハネられることなく無事にスクールゾーンを渡り切る。
 彼女にとってはこれが初の5.10cで自己グレード更新。
 クライミングにそれほど力を入れていない我が社の山岳部にとってこれはけっこうエポック・メイキング。おめでとさんです。

 まだ出だしなのに、なぜか勝利のVサインをしているヒロイさん。w
 
ハートルート 5.11a ×××
 先週1テンTOのまま残してしまったので、今日はサクッとリピートしようと思ったのだが・・・。
 前回はハングの大穴を左手アンダーですくってからの右手クラックガバが腹筋が足りずドボンだったが、今回はなぜかその手前から左腕のパワーを吸われてしまう。
 途中で一呼吸入れればTOできるのだが、いかんせんスタミナが足りず、どうしてもハングへの繋ぎ目で1テン入ってしまう。

 一便、二便目はそのパターンで、三便目はヨレてTOすらできず。持参したチョンボ棒で回収という情けない様。
 以前登っているのでそれほどこだわりはないが、再登できないのはそれはそれでちょっと凹む。orz
 まぁ機会があればまたそのうち。

 ハートに厳しい(?)ハートルート
 
 Good times,Bad times.
 とりあえず本日はパートナーに幸ありということで良しとしよう。