KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

伊豆・城山 チューブロック

2020年02月15日 | フリー(関東)

日程:2020年2月15日(土)日帰り
天候:
同行:弟子、くりりん(我が社の山岳部)

 先週に引き続き、城山チューブロック。
 今日も混んでいるかなと思ったら、天気が微妙なせいかまさかの貸切!
 弟子は宿題となっているミウラー、くりりんはストーンフリーのRP狙いで行く。

ストーンフリー 5.10c ×(1テンTO)
 まずは自分がアップでヌン掛け。いつも登っているため、最後が少々雑になってしまい、ゴール手前のホールドの甘い所でまさかの1テン。
 そのまますぐにTopOutしたが、二人に悪い手本を見せてしまった。反省。

ミウラー 5.11a (再登)
 こちらもヌン掛けを兼ねて。
 下部左トラバースの所で、いつも取るホールドを間違え少々アセッたが、何とか持ち直す。
 上部はもうすっかりホールド、手順を暗記していて(右手ポケットガバ→薄いレッジに立ち上がって左手浅いポッケ→後は右手をパンパンとサイドガバへ飛ばし)、無事、再登。
 弟子は苦手の出だしがだいぶ良くなってきた。あと少し、ガンバ!

グレイシー 5.11c ×
 以前、初めて触って三便で片付いた紐付きボルダー。
 久々にやってみたら案の定、跳ね返される。(T T)
 でもたまたま岩の状態が良かったのか、スローパーと思っていたのがけっこう指の掛かりが良いことが判明。
 ハングドッグしながら終了点までホールドとムーブを再確認。
 一度登れてるのに登れないのは悔しいので、また次回やってみよう。

 

 残業ご苦労さん。でも手当は出ません!(^^;)

 残念ながら本日は進歩はそれなりにあったものの、弟子、くりりんとも成果無し。
 最後は、沼津港「丸天」で〆。

 

 


河又 弟子の石灰岩デビュー

2020年02月10日 | フリー(関東)

日程:2020年2月10日(祝)
天候:
同行:弟子(我が社の山岳部)

 一昨日からの伊豆から気分を変えて、本日は久々の河又。
 弟子は初めての石灰岩、自分も何だかんだでここは実に三年半振りだ。
 まだ寒い季節柄か、それほど混んでない。弟子への洗礼、いや練習には好都合だ。

ミヤザキミドリ 5.10a ×(3テン)→ (再登)
 アップで。11年前に最初に来た時は何とかマスターでOSし、その後何回もアップで登っているのだが。
 久々にやってみたら中間部が越えられず。とにかく岩がツルツルで足が滑る。3テンもしてようやくTO。
 その後、気持ちを落ち着けてからようやくノーテンでクリア。(ホッ)
 湯河原や甲幕では5.11~12を登る弟子も当然、洗礼を受ける。

 

イキのいい奴 5.10a 〇〇(二回再登)
 クセのある河又の中でも馴染みやすいアップ課題。
 既にヌン掛けされていたものをお借りしてアップ。上部核心がホールドあり過ぎてちょいと迷うが、まぁ何とか。
 弟子はここはイケるかと思ったが、やはり上部で迷いが生じ×。夕方もう一便出すが、やはりダメ。
 最後に自分が回収便も出し、都合二回登った。

タミちゃんディスコ? 5.9? (再登)
 出だしは「タミちゃんがハイ 5.8」、その後、左の「ディスコバージョン 5.10b」と簡単な所をいいとこどりしたライン。
 ディスコ~の上部はテープで×印してある浮石だらけでちょいとリスキーだが、気を付ければまぁ問題無し。
 弟子もここはさすがにガバだらけで、不安なくFL。

麦畑 5.10b (再登)
 やっぱりここも足が滑りそうでヒヤヒヤしたが、何とかTO。
 弟子はTRで。

ターミナルドライブ 5.10b ×(1テンTO)→ (再登)
 一便目、中間部の大ガバを見落とし1テン。(下からは見えない。)
 二便目、しっかりホールド、手順を頭の中で確認してTO。
 2~3B間が離れていてちょい怖いが、覚えてしまえば取り付き易い課題。
 被りものが苦手な弟子はここでも洗礼を受ける。

 久々の河又で、弟子の洗礼はもちろんのこと、自分も大いに反省する。
 岩からはところどころ氷柱が垂れ、滑り易い状況だったとはいえ、やはり時々はここに来てビビリの気持ちを払拭しないとダメだな。

 また、二人ともシューズはミウラーだったが、ここはソールが軟らかいシューズの方が良いとの情報も有り。
 えっ、そうなの?今さらながら、今度ファイブ・テンの古いアナサジなど持っていって試してみよう。

 さらにこの時期、スギ花粉がMAXだったようで、二人ともその後、花粉症を発症。
 
とんだお土産をもらってしまったが、河又、今後も時々通わせていただきます!


湯河原幕岩・コンケスタ終わりました。

2020年01月25日 | フリー(関東)

 先月から周りの勢いに押されて突如始まった「コンケスタドール」通い。
 その後の顛末を・・・。

 年末12/29に自宅の庭仕事をしている際に、誤って右手人差し指を負傷。
 夜半からズキズキと痛み出し、翌日、外科医を訪ね、治療のため爪を全体の1/3ほど切除する。
 医者からは爪が完全に復活するまで数か月かかり、その間、クライミングは自重するよう言い渡され、しばし茫然自失。
 さらに追い打ちをかけるように、その後、年始にコンケスタドールのホールドが欠けたという情報が入り、踏んだり蹴ったり。
 神は我を見放した?「コンドルは飛んでいく」でなく「コンケスタは飛んでいく」。(泣)

 落ち込んでいても仕方ないので、年末年始は久々にランニングを再開。体幹トレも怠らず、気を紛らわすと共に正月太りにならないよう努めた。

2020年1月11日(土)w/弟子
 年が明けて最初の三連休。例年だと八ヶ岳へアルパインなどへ出かけているのだが、暖冬のため山は雪不足、合い間の日曜が天気が悪いということで、湯河原へ。
 「ダークヘラー」(5.9)でアップ後、コンケスタに集中する。
 相変わらず中間部の棚への足上げ、最後のガバカチからリップ取りの部分が精度が悪く、まったく繋がる気配が無い。
 しかしながら一回だけ3ピンまでノーテン、都合1テンTOまでこぎつける。

2020年1月13日(祝)w/弟子、ホームジムの常連数人
 中一日で再び。
 本日も「ダークヘラー」でアップ後、コンケ集中。
 が、本日もボテボテ落ちまくり、最高で1テンTO止まり。どうしても繋がらない。
 その後、弟子が撮ってくれた動画で自己分析してみたところ、精度が悪い中間部で成否の鍵となる右足の置き方が判明。
 どうやら落ちずに止まっている時は足をフットホールドに置くというよりもカンテに当てて止まっている感じ。
 この足の置き方でどうして止まっていられるのか不思議だが、もうこうなったら、この方法でやってみるしかない。

2020年1月19日(日)w/弟子
 前日の土曜が雨だったので諦めモードだったが、日曜の朝には何とか回復したため、午後から出勤。
 岩のコンディションも悪いだろうと思ったら、まずまず乾いている。それよりも前日が雨でも諦めずに通ってくるいつもと変わらないクライマーの数に自分の甘さを反省する。
 「ダークヘラー」でアップするも、まさかのドカ落ち。
 
もう一本「いんちきするな」(5.8)でアップしてから、本命コンケスタへ。

 しかし、先週わかったはずの例の右足の置き方が、頭ではわかっているもののうまく決まらず、また迷宮に入る。
 気温も低く、モチも上がらず。一回だけ2テンTOできただけで、本日は終了。
 前日が雨だったため、一日中ゴロゴロ寝ていたが、クライミングの前日にあまり休み過ぎるのも逆効果であることを実感する。

2020年1月25日(土)w/弟子
 週半ばに右足首をひねってしまったようで違和感が残り、仕事の方も暗礁に乗り上げ、精神的に穏やかではない状況。
 固めたはずの自分のムーブもやはり不完全で、本日は勝算4割弱。何とも弱気だが、とにかく通って触るしかない。
 
 前々回も来ていた男女ペアの方がやはり来ていて、コンケ狙いの女性のために彼氏が既にヌン掛け完了済。もうすっかり顔馴染みになってしまい、「すみません。本日もヌンチャクお借りします。」とご挨拶。だが、一昨日の雨のため最後のリップがビショビショらしい。
 雑巾で拭き取りまでしていただき、本日も開始する。

 いつもの「ダークヘラー」ではマルチ用のハーフサイズ大きめのシューズでアップしたら、思わず落ちそうになったが、何とかノーテン。
 しかし次のアップ「サンセット(直上ver.)」を勝負靴のミウラーで登ったら、いつになく足がしっくりくる。

 で、いよいよコンケスタドール。
本日一便目 中間部の右足はもちろんだが、その手前、クロスで出す左手の持ち方を少し変えたらブレずにしっかり立ち込めることがわかった。
 3ピンまでノーテン。その後のカチでまだ指のウォ-ムアップが足りず2テンしてしまったが、とりあえずTO。
 でも今日は何となくいつもと違って身体が軽い。何だかイケそうな気がする。
 
二便目 3ピンまでノーテン。最後のリップに右手の指が掛かるも、まだ若干岩が湿っているようでしっかり保持れず、ドボン。
三便目 上記と同様。いつもだったらここまで来てまたダメかとメンタルの弱さが出るところだが、なぜか今日は落ち込まない。
 苦手の中間部のコツがようやくわかり、それだけでも十分収穫ありだ。しかし、ここまで来たら今日中に何としても片づけたい。

四便目 入念なストレッチの後、再び。
 これまで身体に覚えさせてきた一つ一つの動きを組み合わせる。
 苦手だった中間部を突破。3つ目のクリップが終わった時点で、まだ心に十分余裕が残っている。
 岩が湿っているため、最後のリップを取ってから足が滑りそうになったが、背後からの皆の声援に押されて何とかTopOut。

 
※エベレスト無酸素サミッターの奥様が写真を撮ってくれました。ありがたいことです。(^^;)

 やっと終わった!
 しかし、こういうのって子供の頃に初めて自転車に乗れたり鉄棒の逆上がりができた時のように、ある日突然スッとできてしまうものなんだな。
 嬉しさ爆発というより、今はただただ安堵の一言。
 
 その後、ゲイシャワルツ(5.11b)などをトライしつつ、本日は終了。

 

 打ち上げは根府川のインド料理屋「サラ」で。
 とにかく無事に終わって良かったです。

 


湯河原幕岩・コンケスタが終わらない

2019年12月25日 | フリー(関東)

 年の瀬も迫って、今年最後の宿題「コンケスタドール」を片づけに湯河原通い。

2019年12月14日(土) w/弟子
 帰還兵(5.10c)でアップするが、本日も1テンTO。
 その後、コンケスタに専念し、これだけに打ち込む。TRでテン山しながらとにかくムーブ確認。一応、TopOutはできるようになったが・・・。
 対して弟子は本日あわや完登というところ、最後のリップに手が掛かったところでまさかのフォール。回りのギャラリーからも大きな溜息が洩れたが、ホント惜しかった。
 悔しいけど、コンケに関しては弟子に先を抜かれることは確実。しかし、ホント強くなったよなぁ。

 この翌日、弟子は完登!

2019年12月15日(日) w/弟子
 昨日は一旦横浜まで帰って、再び湯河原。そして他の課題でアップもせずにコンケ一本に絞る。
 一便目から弟子が確実に精度を上げていって本日2便か3便目でついにRP!マジか。いやぁ参りました!
 自分は相変わらず繋がらない。中間部のガストンから左足を上げる箇所が狭いのと最後の薄カチが持ち切れず、できたりできなかったりの状態が続く。

2019年12月21日(土) w/弟子、カワちゃん
 蟻さんルート(5.8)でアップ後、またしてもコンケに専念。
 これまで空いている時を選んでTRも交えてムーブ確認をしていたが、コンケに関しては自分でヌン掛けできるし、ヘンにTR癖がついても良くないので、本日はリードトライのみとする。
 一応、曲がりなりにも3テンぐらいでTOまで行けるようになったが、まだまだ不確実。

 宿題が終わった弟子は余裕をもって次の「もうじきバカンス」(5.11c)への取組み開始。カワちゃんは宿題だった「シャクシャイン」(5.10d)を余裕をもって完登。
 みんな気持ち良く年を越せていいなぁ。ホント泣きたくなるような気分だが、回りの自分より明らかに若くて強い兄ちゃんらもことごとくハネ返されているのが、まだ救いである。
 言い訳だけど、コンケスタに限ってはYouTubeの動画もやたら女子が多く、自分のように身体が固く指も無駄に太い輩にとっては苦手である。でもガンバル。

 

2019年12月25日(水) w/弟子
 巷ではクリスマスだというのに、そして平日だというのに有休取って参上。
 さすがにウチらを含めて数組しかいないだろうとタカをくくっていたら、そこそこの人出。
 
師走だというのにやはりクライマーという人種は、自分も含めてどこかおかしい。
 
 
シルクロード(5.7)でアップ後、コンケスタへ向かうと、あろうことかビショビショ。月曜にまとまって降った雨が上の木の根に溜まったことによる沁み出しである。
 一応、雑巾を持ってきたので上から回って懸垂しながら拭き掃除してみるが、まず本日のリードトライは絶望的。
 週末の混雑ほどではないので、再びTR専門でムーブ確認にいそしむも固くなった指先が、中間部の痛いガバカチに挟まって指皮に穴が空く始末。
 
 弟子はTRながら、隣の「もうバカ」の精度がどんどん固まっていくし、差は開くばかり。とりあえず年内は今日が打ち止めか。
 できれば年内に終わらせて本日打ち上げとしたかったが、現実は甘く無い。
 今年は全体的には実り多い年だったと思うが、少なくとも自分は最後が締まらないのが残念だった。引き続き、要修行!

  黒いのは全て沁み出し


湯河原幕岩・コンケスタ始めました

2019年12月08日 | フリー(関東)

日程:2019年12月8日(日)日帰り
天候:
同行:弟子、くりりん(我が社の山岳部)

 前日天気が悪かったはずなのに、先週よりも岩はカラカラに乾いていてグッドコンディション。
 しかし覚悟はしていたものの人、人、人・・・。
 行きつけのジムの常連仲間や、ちょっかい先輩の一味、さらには旧知の山ちゃんら顔見知りもいっぱい集まった。
 本日やったのは、

【大滝フェイス】
馬返し 5.9 (再登)
 くりりんがヌン掛け。グレードはさておき、一年半前、小川山でリードが怖くてマジ泣きしていたのに頼もしくなったなぁ。
 その後、弟子、自分とアップするが、自分は上部核心で落ちそうになってちょっとアセった。

 

シャクシャイン 5.10d (再登)
 とにかくどこのルートも順番待ちが激しいので、少しでも間が空いたルートから割り込ませてもらう。
 先客のよそのニイちゃんらが核心辺りであーでもないこーでもないと苦戦していたせいか、核心部クラック上の通称「フランスパン」がちょいヌメっているような気がしたが、まぁソツなく登れた。

 

コンケスタドール 5.12a ××
 前回TRで少し触らせてもらったが、出だしからダメダメだったので、この一週間は自分なりにYouTubeを見たりして他の人の動きを研究。   
 一便目、頭の中にインプットした手順でやってみたら核心の右手ガス、左手アンダーを決めるところまでうまくムーブがハマったが、その先はあまり考えていなかったので対処できずそこまで。
 だいぶ間を置いてからの二便目は手を出すのを意識し過ぎて足の方が付いていかず、一便目より下でドボン。いやー、なかなか難しい。

帰還兵 5.10c ×(1テンTO)
 まだマスターでは不安という、くりりんのためにヌン掛けを買って出るが、核心でもない所でまさかの足が滑ってフイ落ちする。その後はきちんとTOするが、あぁ情けない。

 

 帰りは久々に湯河原の「一番亭」へ。餃子とビール美味しくいただきました。


晩秋の有笠山・東の石門ほか

2019年11月04日 | フリー(関東)

日程:2019年11月2日(土)~4日(月)前夜発二泊三日
同行:弟子、まっちゃん(我が社の山岳部)

 金曜夜発、弟子と有笠へ。いつもの某所でテント泊。秋も深まり、さすがに夜は冷える。

一日目 天候:
 まずはいつもの東の石門へ。
 シーズン最後の追い込みとあって混んでるかなと思ったら、まさかの貸切。フェアリーロックもせいぜい1~2組で、そろそろ皆さん寒くて南下し始めたか?
 今日やったのは、


有笠中央岩稜 5.9 (再登)
 二人でいつものアップ

はし休め 5.10c (再登)
 これもアップ。弟子は前回RP済みだが、なぜかまたハマる。1ピン目付近の岩がグラグラするとのことだが、特に問題無し。

モーテル有笠 5.11c? (二便・再登)
 自分は数年前にMOS済みだが、前回来た時は3ピン上のキーホールドを見落としてしまいボツ。
 弟子も前回初見ながらも1テンTOの超お買い得課題なので、今回は何としてもキッチリ片付けたいところ。
 
 自分の本日一便目はモーテル(洞窟)をチェックアウトしてから最初のホールドを間違えてボツ。二便目でしっかり再登。もう完全に覚えた。
 弟子はモーテルを出た後の二手目(左手サイド持ち)が決まらず、またしてもハマる。

 

大いなる山の日々 5.11a (二便・再登)
 これもFL済みだが、一便目は手順を間違え失敗。二便目でしっかり再登。これももう完全に覚えた。
 前傾壁が苦手な弟子にとっては大いなる目標となる課題らしいが、本日は手順とホールドの確認をトップロープで繰り返す。

祝30万km 5.11d TR×
 出だしからパワフル。どーやって登るの?封印か。

ちょっとだけよ 5.10c? ×(各駅停車A0でTO)
 途中がメッチャ細かく、手が出ない。モーテルが10cで、こちらが11cのような気がするのは自分だけではあるまい。

 

二日目 天候:
 朝一でまっちゃんが合流。まずは西口の偏屈岩へ行ってみるが、やはりこの秋の長雨の影響で岩全体が湿っぽい。
 先客として女性二人がいたが、ちょっと登る気がしないコンディションなので、結局また東口へ。
 昨日は貸切だったが、本日は後から続々とやってきて、けっこうな賑わいとなる。

(東の石門)
モーテル有笠 5.11c? 〇〇(二便)
 弟子が早く終わらせたいと言うので、自分がヌン掛け。一度覚えてしまうと朝一のアップでも全然OK。
 その後、弟子とまっちゃんが何回かトライし、弟子は何とかRP。
 ボルジムでは自分より全然強いまっちゃんだが、馴れない外岩は勝手が違うようで、本日はRPならず。
 回収便も自分がやって、上部へ移動。

(いっぷくエリア)
ぼたもち 5.11a (再登)
 前半核心のボルダーぽい短めルート。数年前にMOSして昨年も登っているが、再び皆でトライ。
 自分は一便でクリア。まっちゃんは三便でRP。前回RP済みの弟子はまたしてもハマってしまい、本日は2テンTO。


 

(アドベチャーランド)
やもめの日々 5.10d (再登)
 下から見ると何てことなく見え簡単そうだが、取付いてみると意外とイヤらしく怖いルート。
 落ちると振られるし、過去に重大事故も起きているのでやや緊張するが、それでも毎度何とかノーテンで登れてしまうので、やっぱ10dは妥当なグレードになんだろうな。
 まずは自分がマスターで再登。まっちゃんは核心のハングの所で没。ビビリの弟子は落ちると振られる恐怖を耐えながら何とか2テンTO。ここがソツなくリードできれば、アルパインでも強くなれそう。

 
 
 ラストは南国エリアに下りて、まっちゃんが「旅館有笠」(5.10a)をMOS。
 グレードは10aとなっているが、ここは他のイレブン課題をガンガン登っていた外人さんが、ポケットでの指の痛さに「OMG!」と泣いてた迷課題。
 「モーテル」や「ぼたもち」のようなお買い得イレブンより、ここを一撃できた方が強いような気がする。

 本日も中之条のヤマコー行って買い出し、某所で泊。疲れているだろうに、弟子がいつも美味しい山メシを作ってくれてありがたや。m(_ _)m

 

三日目 天候:
 メンバーの家の都合もあるので、本日は昼まで。
 時間も無いので、本日も東の石門。弟子たちの「大いなる山の日々」のお手伝い。


はし休め 5.10c 
 三人ともアップ。弟子も今日はきっちりノーテンで決めるが、まっちゃんは核心の手順でちと迷ってしまったようで苦戦。

大いなる山の日々 5.11a (三便・再登)
 まずは自分がヌン掛け。しかし、一便目は核心のハング大ガバを掴んだ右手が甘くて没。二便目はハングから右に移る所で足がスベって没。
 三便目でようやくキッチリとTO。何か今朝はソールが滑るぞ。(自分だけ?)
 後は弟子とまっちゃんが練習するが、TRならまっちゃんも何度目かにTO。弟子も苦手な薄被りながら得意なカチを活かしてハング上のガバ取りに成功。
 何とかムーブは繋がったようなので、次回は行けるかな。ガンバ!

 

  

 帰りはいつもの沢渡温泉共同浴場で〆。

有笠山・偏屈岩&東の石門

2019年06月02日 | フリー(関東)
日程:2019年6月1日(土)-2日(日) 一泊二日
同行:ヒロイ、カワベ(我が社の山岳部)
 
一日目 偏屈岩 天候:
 
 弟子のヒロイ嬢がまたガビガビの痛いガバに打ちのめされたい(?)というので二週間振りに再び有笠。
 今回はカワちゃんも参加し、初有笠。
 西口の偏屈岩に着くと、駐車スペースに車は3台ほどあるにせよ岩場は貸切。
 「これは思い切り騒げるぞ!」と弟子。(^^;)
 
 本日やったのは、
 
ハローミッチェル 5.10a (再登)
 アップで。カワちゃんはMOS。弟子は早くも1テン入れてるぞ。
 
大統領 5.10b (再登・二便)
 以前登っているが、久々にやったら一便目はテンション入ってしまう。核心部、要は思い切って次を取りに行けってことですな。
 皆1テン後、二便目でクリア。

 
 
カプセルホテル 5.10c MRP
 前回の宿題。前半と後半、一か所ずつカチがポイント。しっかり覚えていたので、今日は一便目で済んだ。
 カワちゃん、弟子ともにソツなくクリア。

 
  
なんちゃってチャンピオン 5.10c MOS
 指に力が入らずちょっと負けそうだったが、何とか頑張って一撃。続くカワちゃんはそれほど苦労せずFL。やっぱ強いな。

 
掟破り 5.11a ×(2テンTO)
 既にMOSを決めて、リピートも出来てる課題だが、先の「なんちゃって~」に吸われたか、テラス手前でカチ持ちに耐えられずテンション。
 その後は何とか終了点まで繋ぐが、今日はいつになくハァハァ言っている。スタミナねーなぁ。
 その前にカワちゃんはキッチリMOS。ナイスです。

 
 あとは弟子が苦手の「ねずみ返し(5.10b)」をヨレるまでやって一日目終了。
 出だしのハングも体幹で耐えてパン!と次の棚を取ることができたので、次回はイケるでしょう。

 

 

 岩のコンディションは悪く無かったが、西口の偏屈岩は日当たりがイマイチなせいか湿っぽいことが多く、本日はヒルがお出迎え。
 弟子だけ二匹に食いつかれ流血するも、二人のオヤジは無害。
 弟子曰く「オヤジは血がまずそうだから・・・。」当たっているだけに反論できず。orz 
 
 夕方、中之条の大型スーパーで買い出し。いつものやすらぎスポットに移動し、今宵も弟子が腕を奮ってエスニック山飯を作ってくれた。(感謝!)

 
  
二日目 東の石門 天候:

朝はウドンを食べてからスタート
 
 
 
有笠中央岩稜 5.9 (再登)
 アップで。もう散々登っているが、なぜか今日は身体が重く、ホールドが痛いぞ。
 
謎の女 5.10a (再登)
 こちらも皆クリア。
 
はし休め 5.10c (再登)
 弟子だけ最後の凹角で手順を間違え、一回ハマる。
 
大いなる山の日々 5.11a (再登・二便)
 皆、一便目は薄被りに吸われてしまって×。
 自分は既に何回も登っているのに、なぜか今日は気持ちも力も入らず。
 元々難しい課題ではないのだが、トライ中のオバちゃんにさらに簡単になる中継ホールドや隠れガバを教えてもらい、二便目で何とかクリア。
 カワちゃんもその後クリアするが、被りものが苦手な弟子は、あと5年かかるとか・・・。(5年後は自分はたぶん引退してるだろうなぁ。)
 
?ルート 5.10c (再登)
 一番右にあるハング課題。特に問題なく弟子も一撃。やればできるじゃないの。

 
モーテル有笠 5.11c ×(2テンTO)
 クールダウンで。
 こちらも既にOS済みの課題だが、途中の掛かりの良いカチを見逃してしまいテンション。
 カワちゃんもヨレてしまったかOSは為らず。弟子は初トライながら1テンでクリア。あ~、もったいない。(だけどグレードをそのまま鵜呑みにしないように。)

 
 
 今回、自分はなぜかヨレが早くてダメだった。
 歳と共に回復力が遅くなっているのはしかたないが、以前サクッと登れた課題でジタバタするのはやはり悔しい。
 もう少し気合入れないと!

 
 〆はいつもの沢渡温泉共同浴場。
 一応、自分が決めたルールで二つあるうちの熱い方の湯舟に60秒でクリア、90秒でマスターということにしているが、本日は先客が水で埋めることなく推定50度近い厳しいコンディション!
 岩ではOS連発だったカワちゃんもこの熱湯は一撃できませんでした。(^^;)

榛名山黒岩&有笠山

2019年05月19日 | フリー(関東)
日程:2019年5月18日(土)-19日(日) 一泊二日
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 GWの剱が終わって中一週間。
 凍傷による足の痺れはまだ残っているものの、そろそろクライミングに復帰しないと、・・・ということで相方と共に上州クライミングトリップ。
 
一日目 榛名山黒岩 天候:
 
 まずはリハビリ目的で易しいグレードの課題がある榛名山の黒岩へ。
 これまで有笠へ行くと、「黒岩もいいよ。」とよそのクライマーさんから聞いていたので、一度訪れてみたかった岩場だ。
 関越道を高崎ICで降り、カーナビに従ってカーブの多い峠道を登っていくと、樹林の陰に大きな岩壁が見えた所で道路脇に車を停める。
 黒岩に来たのは初めてだが、特に迷うことなく岩場にチェックイン。
 
 
 
 本日やったのは、
 
ピラミッドフェイス 5.6 MOS
 アップで。凍傷の名残りで、まだ爪先が痺れ感覚はイマイチ。まずはこの辺りで様子を見るが、登れて良かった。(ホッ!)
 

夏子 5.8 RP(二便)
 次に簡単なグレードということで選んだ一本。だが、意外と辛め。
 一便目は力が入り過ぎて2テンTO。二便目でどうにかRP。このグレードでテンション入ってしまうとは、剱の後遺症は思ったより深い。相方はすぐにRPさえならず。orz
 
 
 
岳友会ルート 5.9 MOS
 下部のピラミッドフェイスから延長整備されている。ボルト11~12本の長くスッキリしたラインで、気持ちよく登れる一本。
 こちらは相方も問題なくFL。
 
 
ラーコンナ 5.10b MOS
 ボルト3本の短いルート。一本目が少々高い位置にあるので慎重に。
 右の階段状も少し使ってしまったが、もしかしたら「ライン限定」なのかも?
 右面も使えば簡単だが、もし正面限定にするとけっこう細かく10bではないと思う。相方もFL。
 
 
オケラ 5.8 ×(A0TO)
 スラブ系。終了点手前のスローパーが核心で、このグレードにしてはけっこうバランシー。
 後から思えば手首返してプッシュで上がるのだろうけど、たまらずテンション。このグレードで土が付いてしまうとは。
 
 
  全体的にグレードは甘いのか辛いのか微妙だが、本日はたまたま居合わせた地元ガイドさんにルートの位置関係を教えてもらったりして、なかなかフレンドリーな岩場だった。
 何となく三ッ峠を小さくした昔からのアルパインゲレンデ的雰囲気。初心者の講習にはいい環境だと思った。
 
 とりあえず一日目終了。コンビニで買い出しをし、いつもの場所(某「道の駅」)へ移動し、テン泊。
 
 
 
 
二日目 有笠山・偏屈岩 天候:
 
 まだ触っていない課題がたくさんあるので、本日も黒岩の続きと思い車を走らせると、榛名湖周辺で自転車のヒルクライムレースが開催されるということでアクセスできず。しかたなく行先を勝手知ったる有笠・偏屈岩へ変更。
 しかし、この季節けっこう草が生い茂り、林道から1分というアクセスなのに、ちょっと迷ってしまった。こんなの初めて。
 
 本日やったのは、
 
5本指フット 5.9 (再登)
 フロントウォールは陽が当たらないせいなのか、ちょっと湿った感じがして岩もあまり美しくない。
 ホールド豊富なフェースだが、やや立っていて、このグレードにしては力が入る。
 
ミトンフット 5.9 MRP
 こちらもアップ課題だが、たぶんノーテンで登れたのは初めて。
 見た目ホールド豊富で簡単そうだが、こちらも意外と力が入り、さらに終了点のビナ1つが開かず、けっこうアセった。
 
 
ねずみ返し 5.10b  (再登・二便)
 相方の宿題。自分はもう何度も登っているので甘く見ていたら、出だしのハングで踏ん張りが効かない。二便目で何とか。
 
全国平均の男 5.10c MRP
 前回登れず、自分が全国平均以下であることを認識したが、本日は一便で片付けることができた。
 これで自分も「全国平均」レベルになれたかな?
 
 
カプセルホテル 5.10c ×(1テンTO)
 こちらは初トライ。中間の穴倉テラス(ここがカプセル)を挟んで上下に二箇所カチがあり、ここが核心か。
 二便出すが、残念ながらヨレてしまい、本日はRPならず。次回は必ず!
 
 新緑が気持ちいい有笠を後にし、アフタークライムはいつもの沢渡温泉共同浴場。
 この熱さがクセになります。(^^)v
 

湯河原幕岩 桃源郷

2019年03月25日 | フリー(関東)
日時:2019年3月25日(月) 日帰り
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 この土・日は引越の手伝いで横浜-栃木-宮城をハイエースで行ったり来たり。(走行距離は880km
 さすがに少しボーッとしているが、消化し切れない年次休暇を少しでも使っておこうと、平日の幕岩へ。
 それでも上の駐車場はそこそこボルダー用マット持参の車で埋まっており、ほんとこのロクでもない世界の住人たちは・・・と思わせる。
 
 しかし、さすがにガラ空き。
 通常だったらトップロープでスダレ状態の桃源郷も最初はウチらのみ。後からやってきた組も含めて本日のロープは計4組。これはやりたい放題だ。w
 年金クライマーらしき男女のお二人に聞くと、平日の中でもやはり月曜が一番空いていて、水曜などはそこそこ混み合うとのこと。
 これだけ空いていると湯河原に土・日に来るのがホント馬鹿らしくなる。
 
 で、本日やったのは、
 
シルクロード 5.7 〇
 アップで。これまで使っていた旧ロープの傷んだ部分を切って40mにしたのだが、この高さならロワーダウンまでいけるのを確認。

 
サンセット(直上ver.)5.10a 〇
 ここもアップで。

 
ダイヤモンドヒップ 5.11a ×
 相変わらずダメ。あの斜めの棚がまずしっかり保持できないし、左手のガバカチ?も力が入らず、ヒールはかかっても掻き込むことができない。
 以前はテンション付きでトップアウトまで行けた時もあったはずだが、今は忘却の彼方。
 最近サボっているので、保持力&柔軟性ガタ落ちだし。封印かなぁ。

 
憧れのハワイ航路 5.11a ×
 こちらも相変わらずダメ。
 そんな中、前回TRでノーテンクリアした相方が数便出した後、午後になってついにRP!いやぁ、おめでとう!
 最近、ジムでも細かい課題やクセのある課題でも完全に負け越しているのでいつかやられると思っていたが、ついに外岩でも下剋上が始まってしまったか。orz

 

 自分もTRで何とか引っ張り上げてもらって、とりあえずテン山でTO。ホールドと手順は確認しておいたが、まぁ気が向いたらまたそのうち。
 本日はここまで。

 
 
 ヒップとハワイ、2本に絞ったせいか、それほどやっていないようにも思えたが、相方に言わせればとにかく待ち時間が無いのでけっこう二人でヘビロテで回したそう。w
 自分は成果無しでちょっと悔しい思いをしたが、最高に嬉しい時もあれば大いに凹む時もあるのがクライミングの面白さ。
 とりあえず誕生日のプレゼントをくれたので、今日のところは許す!(しかし、中身が「防寒テムレス」とは・・・色気ねーな。)

 

湯河原幕岩 桃源郷ほか

2019年03月17日 | フリー(関東)
日時:2019年3月17日(日) 日帰り
同行:キタムラ、ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 本日は女子部員メインにやさしい課題で練習。
 これまで何度か参加してもらったが、基本的なことはできているので、そろそろリードしてもらってもいいでしょう。
 梅まつりは終わったと言え、湯河原駅9時発のバスだとあっという間に手前の桃源郷付近は人出で埋まってしまうので、朝8時に湯河原集合。
 バスは手前の「鍛冶屋」までで幕山公園まで少し歩くことになるが、せいぜい15分ほどでそれほど辛くはなかった。今度からバスで行く時はこうしよう。

 以下、本日の彼女の成果。
 
【桃源郷】
蟻さんルート 5.8
 私がまず登った後、彼女がTRでトライ。トップアウトした後、続けて今度はリードでRP。上出来。
 
いんちきするな 5.8
 こちらも同じ方式で。出だしのちょっとした乗越しとその後の細かい部分がやや不安ということで、こちらはTRトライのみだがノーテンでトップアウト。
 
シルクロード 5.7
 こちらも同じ方式で。問題なくRP。

 
 
 そろそろ混んできたので上部へ移動。
 
【シンデレラフェイス】
シンデレラ 5.7
 そろそろ慣れてきただろうとそのまま送り出す。で、まったく問題なくマスターOS。
 他の組のおじさんたちがTRでも四苦八苦している中で、これはお見事。まだ岩を登るのはほんの数回ということだから、これだけ登れたら本日のノルマは達成したといっていいでしょう。
 
トムソーヤ 5.8
 続けてこちらもMOS。けっこうイケますねぇ。

 
 
【ピーターパンロック】
ピノキオ 5.10a
 少なくとも垂直以下のアンダー10は問題なさそうなので、少しグレードアップ。
 まず私が登った後、ここはひとまずTRトライしてもらうが、出だしのチョイ被りの乗越しがやや厳しいようでけっこう粘って取付いたものの、あえなくギブ。
 ちょっと耐えて足を上げればガバが待っているんですけどね。まぁここはウチの他の女子部員も苦戦しているので、またいずれ。
 
 最後にクールダウンでもと思い下へ降りてみると、何だか見覚えのある後ろ姿が。休日出勤だった部員ヒロイが遅れて登場。
 LINEで後から来る旨連絡していたらしいが、こちらはまったくチェックしてなかった。で、しばらく一人でその辺の岩の裾を延々とトラバースしていたらしい。間違いなく周りからは哀れな目でみられていただろう。何て不憫な。
 
 で、せっかくなので、懸案の憧れのハワイ航路(5.11a)をTRトライしてもらうが、何とノーテンでトップアウト!
 残念ながら時間が無くこの日のうちにRPはできなかったが、次はイケちゃいそう。マジか!

 
  後輩の男に出し抜かれるのはちょっと悔しく哀しいものがあるが、女子部員が育っていくのを見るのはなかなか楽しい。
 本日はこれにて終了。

 

修行!正面壁@湯河原幕岩

2018年12月09日 | フリー(関東)
日程:2018年12月9日(日)
天候:
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 昨夜のテン泊はなかなか良い場所が見つからず、危うくビバーク難民になるところだったが、何とか湯河原の某所でテン泊。
 朝はヒロイ・シェフの定番メスティン炊き込み御飯をいただき、湯河原へと出勤。

  朝メシ食ったら出勤です!

 先週から桃源郷や喜望峰、アリババ方面は渋谷・原宿状態らしいので、本日は正面壁へ。(しかしメインエリアはこちらも混んでいた。)


 今日やったのは、

ゲ3 5.10a/b MOS
 短めのスラブ系。出だしのデッドを決めれば後は何とか。前回、テンション入ったという相方は今回はRP。


ゲ3の右 5.8~9? MOS
 トポ(「日本100岩場」)に記載無し。まぁお手頃。相方も〇。

ジムシー 5.10c ×(テン山TO)
 以前やって歯が立たなかった課題。このところ調子は悪くないのでもしかしたらイケるんじゃないのと甘く考えていたが、やはりこのグレードにしては厳しいし、けっこう怖い。
 とりあえずホールドと手順はわかったので、今シーズンにはきっちりケリをつけたい。相方もテン山ながらもTO。
 後から取り付いたクライミングスクールのキッズたちが軽く登ってしまったらどうしようと見ていたが、彼らも「神の子」ではなくやはり「人の子」。
 このルートにはそれなりに苦労していて、おじさんたちは内心ホっ!
 
 
  
まかしょ 5.10c RP(三便)
 クラック課題。クリップの体勢、スメアをしっかり決めるなど核心は短いが意外と面白かった。相方も最後は1テンTO。


リフレクション 5.10d ×(テン山TO)
 以前、右側から抜ける5.9バージョンは登っているが、今回は正面からトライ。
 一つ目のボルトが妙に高い位置にあるので、簡単だけど慎重に。
 台風などの影響か、岩の継ぎ目にやたら黒土が埋まっていて、ソールに土を着けないよう登っていくようにすると、そこそこ疲れる。
 で、上部核心。のっぺりとしたヌリカベ状のスラブフェースは一見取り付くシマがないように見えるが、何とか左カンテの出っ張りに足を載せ極小カチを保持れたら解決できそう。
 回収便はどうしようと心配だったが、相方も頑張り、テン山しながらどうにかTO。
 ここもそのうち片づけたい。

 
 久々の正面壁はやはり厳しく、グレードも辛め。
 今回も宿題もらって、そろそろ年の瀬。来年も要修行だ。


晩秋の有笠3days

2018年11月25日 | フリー(関東)
日程:2018年11月23日(祝)~25日(日)二泊三日
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 当初の計画ではこの連休は、一人で台湾・玉山(新高山)弾丸登山の予定で、現地の山小屋まで確保済みだったのだが、仕事の関係もあってやむなく断念。
 結局、暦通りの休みとなり、いつもの相方の希望で有笠で被りモノ修行とする。

一日目 天候:のち
 朝、茅ヶ崎駅集合。圏央道、関越は多少渋滞だったが、何とか昼には現地に到着。(しかし草津方面に明らかな雪雲が発生しているのが気にかかる。)
 有笠山東口には先客の車が二台あり。連休だが、さすがにこの時期になると寒くてクライマーは南下しているのだろう。

【東の石門】
 とりあえず、まずはここから。前回(今年のGW)に来た時は混んでいてルートごとに順番待ちだったが、本日は我々二人で貸切。

有笠中央岩稜 5.9 (再登)
 アップで。二人とも問題なし。

 

はし休め 5.10c (再登)
 前回の相方の宿題。まずは私がヌン掛け。
 で、ヒロイ嬢。またしても核心で手順を間違え、あえなくテンション。少し休んでから本日二便目で無事RP。

謎の女 5.10a (再登・二本)
 10aだが、出だし核心。2つ目クリップの前に落ちるとグラウンドしそうなメンタルを求められる課題。
 まずは私がヌン掛け。
 続いて相方。やはりビビリが入り、2つ目のクリップができずに沈。数便出すが思い切りが足りず、またしても宿題となる。

 

大いなる山の日々 5.11a (再登)
 今回の相方の目標課題の一つだったが・・・。
 まずは自分が再登。少し前から左肘を軽く故障中だが、ムーブ的には特に問題無し。
 続いて相方。5.10aの「謎の女」で躓いてしまったため、目標を下方修正し今回は練習モードで数回トライ。
 ここも上の大ガバを取る時は思い切りが大事。まぁ来シーズンにはグータッチできるでしょう。

モーテル有笠 5.11c (再登)
 自分だけトライ。以前マスターでOS済だが、久々にやってみる。
 モーテルから出て左に飛ばす所が思い切りが足りず届かなったが、すぐに足のポジションを変えて対応。
 そのまま繋いでTO。うーん、やはり皆が言うようにこのグレードはお買い得を越えて疑惑過ぎる。ま、いいけどね。

祝30万km 5.11d TR×
 調子に乗って、TRながらやってみる。
 出だしの被りはわかりやすいホールドで何とかこなせるが、その上の薄被りクラックまでとても手が出せず。
 リアル11d、要修行!

 夕方5時。すっかり暗くなってからヘッデン点けて撤収。
 登山口には他に2台あったが、結局、この日は近接のエリアからもクライマーの声は聞こえず。一体どこへ行ってしまったのか。

 今宵は近場の「霊山たけやま・道の駅」でテン泊。
 これまでいろいろな道の駅を利用させてもらったが、夜中になると走り屋兄ちゃんの溜まり場となったり、長距離ダンプが一晩中アイドリングしていたり、安眠できる所はなかなか無い。
 そんな中でここはメイン街道から少し外れ、いたって静か。
 ヒロイ嬢がいつものようにメスティン料理をふるまってくれ、感謝!

 

二日目 天候:一時
 さすがにこの時期、朝は気温0度近くまで下がり、テントや車は霜がビッシリ。
 

 西側の偏屈岩は日陰で寒かろうということで、今日も東口。一番陽の当たる「南国エリア」へ。
 本日は我々を含め三組ほど。


【南国エリア】
旅館有笠 5.10a (再登・二本)
 このグレードにしては厳しいという声が多いアップ課題。
 まずは自分がヌン掛け。核心のチェックアウトはいろいろなやり方があるが、自分の場合は先に左手でハング上の斜め甘ガバをガストン気味に取り、バランスが崩れ足が切れる前にサッと右手を鍵穴ポケットに差し入れる方法。
 この辺は微妙に各自の体型の差が出るので、どれが一番楽なのか何とも言えない。
 で、相方はやはりハマる。いや、けっしてハメようとしたわけじゃないけど。以後、明日まで引きずることに・・・。

足を開いていけいけ 5/10d RP(本日二便)
 自分の宿題。
 これまで有笠へ来るたびにちょこっとトライし、一応テンション付きでTOはしているが、今回こそは何とか綺麗に片づけたい。
 核心は右側のカンテ側からだとボルト1本飛ばすことになり、けっこうリスキー。
 トポで見る限り、やはり左側へ足を開いていくしかない。(一見して、とても足が届く距離には見えないが・・・。)

 一便目、ムーブ&ホールド確認しながら途中でテンション入れつつTO。ん?何とか行けそう予感。
 で、少し時間を置いてから二便目。
 足を開いて左側の棚に移った直後で勝利を確信し、その上で少しジタバタしてしまったが、無事RP。
 最後の方は終わって嬉しいというより、またチャレンジ課題が一つ無くなってしまうという一抹の寂しさも感じてしまった。
 相方もTRで途中までお試し。

 

とおりゃんせ 5.10c ×
 グレード的には「足を開いて~」より楽なはずだが、一つ目のボルトからして高い位置にあって油断できない。
 で、二つ目クリップしてから上が核心。特にフットホールドが磨かれていて、スメアで耐えてデッドで次のホールドを取りに行くところが、取る前に滑る!
 結局、そのパートだけをああでもないこうでもないとジタバタするが突破できず。もちろんTOもできず。
 情けないが、要修行。しかし、翌日登った人の話ではあの核心部分だけなら隣のイレブンよりよほど悪いとのこと。うーん、これはどうしたものか。

 その後は暗くなるまで相方の「旅館有笠」修行とする。
 残念ながらヨレてしまい、本日中の解決はできなかったが、その根性は見上げたもの。最終トライは明日へ持ち越す。


 本日も夕方5時に撤収。「霊山たけやま」へ移動し、テン泊とする。
 今宵のメインディッシュは特製ポークシチューとオイルサーディンほか諸々が入った炊き込み御飯。これまでの最高傑作かも。美味!

 

三日目 天候:
 
 いよいよ最終日。一日目が終わった時点で二人ともかなり肩甲骨回りがバキバキだったが、日が経つにつれヨレてはいるものの身体の節々は馴染んでくる。
 本日も暖を求めて東口。できる限り宿題を残さず帰ろう。
 南国エリアへ着くと、連休最終日だというのにけっこうクライマーが出勤してくる。


【南国エリア】
旅館有笠 5.10a 
 例によってアップを兼ねて自分がヌン掛け。
 で、相方の番。一便目、考え過ぎて1テン入ってしまう。考えるな!感じろ!
 で二便目。昨日からのマシンガントライでさすがにヨレている筈だが、最後はやや強引にパワーでねじ伏せ、無事RP。
 その後、他グループの女性や外人さんもかなり苦戦していたので、やはりそれなりに敷居の高い旅館なのだろう。

 

【アドベンチャーランド】
やもめの日々 5.10d (再登・二本)
 以前やってみて意外と面白く感じ、一撃できた課題なので相方にリコメンド。
 まずは自分がヌン掛け。下から見ると有笠にあって傾斜も緩く、アルパインぽくて簡単そうに見える。
 が、取付いてみると下部はけっこう外傾しており、ボルトの位置も絶妙でなかなか気が抜けない。
 TO後、相方もリードトライするが、2つ目クリップの体勢がうまく取れず、早々と断念。
 その後、自分が回収便を兼ね、TRセットのため再度登る。TRならば相方もノーテンクリア。次回はリードで決めましょう。

 

【東の石門】
謎の女 5.10a 
 相方の宿題片づけ。自分が先にヌン掛けのため登る。
 相方は一便目でまたしてもリキんでしまい下部でテンション。すぐに下りて気を取り直し本日二便目で無事RP。良かったです。

【フェアリーロック】
パスファインダー 5.11b/c ×
 帰りがてら寄ってみると、先にヌン掛けしてあったので、とりあえず触るだけでも思い、やらせてもらう。
 久々のパスはやはりホールドごとに指に刺さり何とも痛いが、それでもしっかり持てる。
 持久力が無く、核心手前で力尽きたが、来シーズンはきちんと身体を作って臨んでみよう。たぶん行けるはず。

 

 〆はお約束の「沢渡共同浴場」。300円也
 推定40度後半の源泉に60秒×3セット。この熱さがクセになる。(^^)
 有笠もシーズン終了。春になったらまた行きましょう。

 

祝シャイン@湯河原幕岩

2018年11月20日 | フリー(関東)
日程:2018年11月20日(火) 日帰り
天候:晴のち
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
 
 本日は火曜日だが、二人とも休日出勤の振替休で、いざ湯河原へ。
 シャクシャインが宿題となっているヒロイ嬢。このままでは寝ても覚めても年を越せないということで、お付き合い。
 平日だし当然自分たちで貸切だよなと思ったら、駐車場はけっこうな賑わい。いつもの桃源郷には既にクライマーの姿がチラホラと見える。
 そろそろ湯河原も本格的にシーズンインですね。
 で、面倒なのでアップもせずに本命のシャクへ。
 
シャクシャイン 5.10d (再登)
 まずは私がヌン掛け。既に身体が覚えてしまったようで、まったく問題なくリピート。
 続いてヒロイ嬢。
 下部は自動化、3つ目のボルトクリップ。で、核心に入るが、さすがにこれまで20便以上のトライで迷いが吹っ切れたかポイントとなる左足スメアもバシッと決まる。
 テラスで一休みした後、残りは後半。
 将棋の羽生名人が勝利を確信した時点で手が震えるという話を以前したが、彼女もゴール手前で足が若干プルプルしていたような。
 まぁこれは勝利を確信したというより、今ここで落ちてもう一度最初からやり直したくないという気持ちだったのでしょう。
 で、見事RP!
 ロワーダウンしてからのグータッチが本気で痛い!(笑)。お疲れさまでした。


 

 とりあえず本日のノルマが終わってしまったので、後はまったり。
 
憧れのハワイ航路 5.11a ×(TR3便)
 まずはリード。細かいスラブに全然貼り付けず、相方が裏から回ってトップロープをセット。
 二人で交互にやるが、テン山でTOするのがやっと。特に下部が細かく、多くの人がトライしているせいか、ホールドもかなり磨かれ、前より滑り易いような。
 以前は1~2テンぐらいでTOできた気がするが・・・このまま封印かなぁ。

 
 
サンセット(直上ver.) 5.10a/b? MRP
 ダイアモンドヒップのTRセットで。
 
ダイアモンドヒップ 5.11a ×
 これも長い間やっていないが、股関節の固い自分には苦手課題。
 核心部、右足ヒールを掛けたがいいが、そこで固まってしまい、次のムーブに移れない。
 相方はさすがの吸収力でTRならトップアウト。足上げの柔軟性と中継カチの保持力は自分にない強さを持っている。やりますなぁ。
 自分も酒ばっか飲んでいないで、まずは柔軟、あと腹筋トレもちゃんとしないと。

 
 
シルクロード(半分) 5.7 
 ダイアモンドヒップTR回収便。
 
 とりあえず相方がシャクシャインを終了。無事に年を越せそうで良かった。お疲れさま。(^^)v


 

お初の柴崎ロック

2018年11月17日 | フリー(関東)
日程:2018年11月17日(土) 日帰り
天候:
同行:M田師匠
 
 さて、今回は久々にM田師匠と。諸事情により四月の古賀志以来、実に7か月振り。
 自分のリクエストで以前より少し気になっていた柴崎ロックへ。
 圏央道経由で行ったが、やはり横浜からだとけっこう距離がある。
 オンサイトが難しいというアプローチだが、多少回り道をしたものの核心の集会所からのトリッキ-な鋭角カーブは見逃さずに何とかクリア。

 着いたのが11時近くで車が停められるか不安だったが、まさかの貸切!
 林道脇のマッターホルン状の岩から谷側へ下っていくと、ものの5分で到着した。
  
 まずはトポと突き合わせてルートの照合。
 M田師匠はこの間ジムにもほとんど行けてないので、今日はリハビリ・モードで。
 トライしたルートは次の通り。

 
うまいぞギンナン 5.8
 M田氏MOS、私がFL
 アップで。特に特徴の無いフェース。
 5.8だが、ボルト2つ目のクリップ体勢をとるのが、ややバランス悪かった。


エントツ 5.9
 まさに煙突を縦に割ったような自然の造形の不思議さを感じる溝ルート。
 M田氏MOS、私がFL
 本当はステミングを駆使して美しく登りたいが、見た目よりポケットホールドが豊富で股関節の固い自分でもそれほどステミングを使わずに登ることができた。「うまいぞギンナン」より簡単快適。


ウォーミングフック 5.10a
 立った(やや薄被り?)の見栄えのするカンテ。
 私がMOS、M田氏はTO。
 ホールドは豊富だが、上部はやや向きが悪くピンチ持ちになるので身体の向きを変えるかジャミングするなりで工夫したい。
 これも快適。

 

初心者マーク 5.9
 M田氏MOS、私がFL
 スタートの右足がツルツル、さらに私は中間部で持ったホ-ルドがパキッと欠けてもう少しで落ちそうになる。アブネー。
 やはり石灰岩。初心忘るべからずということで。

スーパークリップ 5.10c RP(二便)
 一便目。トポにある中間部のスローパーをどうこなすか処理に迷ってテンション。
 二便目。右側のサイドガバを使って両足を安定した位置に固めてから、左手をスローパー下のアンダー、クロス気味に右手人差し指を左上の「輪っか」に引っ掛ける。結局、スローパーは飛ばして解決。
 上部はガバガバで快適だが、浮いている岩もあるので要注意。

宮崎ホイホイ 5.10b ×(3テンTO)
 下部のハングは問題無し。暗いとわかりづらいが、ハング下に逆さにハンガーが打ってあるのでクリップを忘れずに。
 ところが上部のスベスベしたオープンブックが足が滑りそうでビビってしまい、ここだけで3回もテンション入れてしまう。
 クラック苦手じゃ~。まぁ、今日はこの辺で勘弁してやろう、いや、もらおう。

 柴崎ロックは横浜からだとちょっと距離を感じるので、今後通うかは微妙。
 思ったよりは広かったが、岩も埃を被ったような色をしていてあまり美しくはないかなぁ。でもたまには石灰岩をやらないとダメですね。
 
 帰りはM田師匠とは定番となる「相模原大勝軒・金太郎」。
 食べ切った感あり!

 

シャクシャイン明暗@湯河原幕岩

2018年11月10日 | フリー(関東)
日程:2018年11月10日(土) 日帰り
天候:
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)


 さて宿題のシャクシャイン。
 前日金曜にまとまった雨が降り、半ば諦めモードだったが、ダメ元で出かけてみる。

 午前11時と遅番出勤したら、既にけっこうな賑わい。
 いやぁ、皆さん気合入っていらっしゃる。(^^;)

 これまでの経過としては、二人ともTRでは問題無し。
 ヒロイ嬢はムーブは固まり今回ほぼ当確なのに対し、師匠である私は依然として核心部で一か所不安要素が残っている。
 とにかくあの狭い体勢から左足をカンテに出すことさえできれば・・・。

 前回貸切だった喜望峰エリアはも今日は先客あり。
 シャクシャインにもヌンチャクが掛かっている。
 これは喜んでいいのか悪いのか。

 とりあえず先客さんにお断りして、自分からスタート。
 昨日の雨が嘘のように岩は乾いて良いコンディション。
 前回から一か月も間が空いてしまったが、イメトレを十分重ねてきたせいで、手順にそれほど迷いは無い。

 で、核心パート。
 ここで一瞬また同じ過ちを犯しそうになるが、落ち着いてムーブを決め直し、上の三角オニギリを確保!
 後は頭に叩き込んだ手順でそのままテラスへ。さらに一呼吸置いてから後半部分をこなし、本日一便で解決。

 何事もそうだが、できてしまえば何てことない。
 左肘を痛めているのでやや不安だったが、前回遠く思えたホールドもやたら近く、本日は体感的に5.10c程度に感じた。

 で、お次はヒロイ嬢。
 まずRPは当確と思えたが、こちらが一便で片づけてしまったのが余計なプレッシャーとなってしまったか、核心部でまさかのスッポ抜け。
 気を取り直して、その後、次々とトライを重ねるが、なぜか核心を越えられず。
 これがシャクシャインの呪いというやつか。

 

 その後、先客さんがヌンチャクを回収されたので、自分が再度ヌン掛けのためマスターで行き、これまたノーテンでTO。
 おー、なんか身体が覚えちゃったよ。

 結局、ヒロイ嬢はハマりまくり、TRも含めて都合8便以上出したと思うが、本日はシャクシャイン様に許してもらえず。

ハマってしまった例
 
シャクシャイン-傾向と対策 (※OS狙いの方は見ないようお願いします。)

 帰りは以前から気になっていた根府川の「サラ」という名のカレー屋。 
 本当は二人同時に完登し、ここで気分よく祝勝会の予定だったが、まぁこの悲喜こもごもがクライミング。
 次は絶対行けますよ!