KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

アフター利尻-大人の遠足

2015年05月05日 | 旅行

 一週間取った日程も最初の三日間で利尻岳が終わってしまい、後は消化試合で道北の旅。

四日目(5/2)
 この日は予報どおり強風。利尻山の上部は不気味な笠雲に覆われ、相当な強風に見舞われていることがわかる。
 今日も山の上にいたら強烈な「利尻の風」を受けていたことだろう。
 リーダーの的確な天気予想、そして積極的な行動判断に感謝である。

 午前中はキャンプ場にほど近い「利尻山神社」参拝。
 無事下山の礼を述べ、健康祈願の御守りを買う。
 実はここ最近、左ヒザの調子が悪く、今回も直前になってよほど棄権しようかと思ったほど。幸い、山を登っている最中はアドレナリンが出ていたせいか、何とか頑張れたが。

  

 
 港の近くにあるペシ岬を散策。利尻を訪れる人は利尻山に登れなくとも大抵はこの小高い岬を登っているようだ。しかしながら、ここも風が強い!
 午後はキャンプ場に戻り、読書や洗濯などしながらまったり休養。
 利尻はヒグマもいなくて安心できる良い島だが、油断ならない敵は何といってもカラスと風である。

  

五日目(5/3)
 本日はレンタサイクル(ママチャリ)で利尻島一周(約55km)へ。
 強い海風に若干喘ぎながら利尻岳を東西南北、観察する。

 少し前に「北のカナリアたち」という映画で吉永小百合さんなどが来たようで、至る所に直筆サイン色紙が飾ってあった。
 しかし、寒い季節にこんな遠い所までロケに来るとは、女優の仕事も思う以上にタフな仕事だとつくづく思った。
 島の西側にある沓形で「利尻ラーメン」を味わいつつ、島一周完遂。

  

 すっかり親しくなった「マイショップとしま」で酒と食材購入し、海の幸を堪能する。
 ホタテが馬鹿安っ!
 蛸のささめ、エイリアンみたいで気色悪いけど美味!

  

 
六日目(5/4)のち
 強風によるフェリー欠航を恐れ、早めに稚内へ移動。さらば、利尻!

 稚内ではレンタカーを借り、日本最北端の宗谷岬、白鳥が多く生息する大沼などを見学。
 自分は宗谷岬は大学最後の冬に来て以来だから、実に33年振り。まさかもう一度来る機会があるとは思わなかった。
 この日は天気があまり良くなく、空も鈍色に曇っていたが、むしろその方が北の果ての旅情が増すというもの。
 前来た時はそれらしい演歌が辺りに流れていたような気がするが、基本的に三十年以上経ってもあまり変わり映えしていないのが、変化が激しい日本にあってある意味凄い。

  

 その後、温泉に入ったり買い出しをして、市街裏山にある森林公園キャンプ場へ。北海道、最後の一晩を過ごす。
 森林公園は市街からほんの少し高台にあるのだが、野生のエゾジカが多くたむろしている。
 カラスと違って悪さはせず、おとなしいもんだ。
 その夜はシーズンオフのせいか貸し切りで、東屋を借りてのザコ寝だったが、夜半から強い風と雨で、けっこうキツいビバークとなってしまった。(まぁ山岳部らしいと言えば、らしいけど)

  

七日目(5/5)
 利尻昆布など土産をいっぱい携えて横浜へ。
 帰りの便は稚内-羽田の直行便ではなく、千歳まではANAの中型プロペラ機。
 飛行機好き?の私は楽しく乗れたが、隣に座っていたリーダーはこれまでの心労も重なったのか、大型機に無い揺れに気分が悪くなったご様子。
 北海道はさすがこの時期でも吹く風は冷たかったが、一週間ぶりに帰ってきた羽田は暑かった! 

 
 皆さん、お疲れさまでした。



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