「クレイマー、クレイマー」 D・ホフマン主演 ☆☆☆☆★
アカデミー作品賞受賞の名作。
昔、ぼんやり見ていた時はラストがいまいちわからなかったが、(奥さんが反省して家に戻り、また三人で暮らすのか。それとも子どもだけ夫に返すのか。)改めて後者の方だとわかって納得。
そして当時の女性の社会への進出というテーマを絡めているんだろうけど、改めて奥さんの身勝手さに男としては少々腹が立つ。(たぶん女性側はまた違う見方をするでしょう。そこがまたこの作品の評価となっていると思う。)
ウチは何とか維持しているが、ずっと共働きだし、状況は似ているところが多い。まぁ少なくともこの旦那よりは家事をしてきた自負はあるので、裁判になったら勝てる気もするが。
そしてこういう夫婦の図式はそのまま、あのドラマ「北の国から」の夫婦像にも繋がるわけで、まぁ永遠のテーマなのでしょう。
最後に気になる「あの人(子役)は今」で検索したら、やはりありました!(皆さん、何となく気になるのでしょう)
← いいオッサンになったな。(人のこと言えないけど)
「ジャンゴ・アンチェインド」 Q・タランティーノ監督 ☆☆☆☆
往年の名作(邦題「続・荒野の用心棒」)のタランティーノによるリメイク版で、復讐というテーマは一緒だが、ストーリーはかなり違う。
2時間45分の長編だが、さすがタランティーノで飽きさせない。
デカプリオやS・L・ジャクソン(あの「ダイ・ハード3」での役柄とまったく違って見事!)など悪の脇役陣も良く、また例のごとく監督自身もチョイ役で顔を出している。
オリジナルの世界観を尊重しつつ、(若干、残虐シーンが多いが)血しぶきやスローモーションなどいかにも「遊び心」満載で楽しめる。
「ザ・ディープ」 ★
アイスランド漁師の海難もの。
事実を基にした作品だが、画面全体が暗く、ストーリーもめりはり無く、映画としては正直あまり面白くなかった。
山の遭難モノでも事実を基にした作品は、やはりその事実を過剰に演出できないのがネックになってしまうのだろう。