【由緒書】（１）九里清左衛門政直 ☆孫の政方が記す。

 

 

九里清左衛門が祖父という事は、九里八郎右衛門政方。

 

九里八郎右衛門先祖書

祖父　　九里清左衛門（政直）

徳源院様和州宇陀郡御拝領被遊候、以後

　被　召出御代官役被　仰付知行百石

　被下置　御判物

徳源院様御在世之内、寛永四丁卯年

瑞泉院様より被成下候、

同御代正保元甲申年迄右之御役儀相勤

病死仕候、清左衛門儀、前方福嶋掃部頭殿ニ

相勤罷有、宇陀郡之様子案内ニ付被

召出御代官被　仰付之由承伝候、

 

註：徳源院様（初代（織田家）宇陀松山藩主織田信雄）

　　この判物は織田信雄が存命の寛永四年（一六二七）、

　　瑞泉院様（宇陀松山藩二代目当主織田高長）より下された。