Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

埼玉の中学校も修学旅行中止!~埼玉にも新型インフルエンザがしのびよってきている!

2009-05-20 | 日本生活雑感
今週のニュースは、毎日新型インフルエンザの日本での増殖力の速さをリポートしている。いったん国内にでてしまうと、せまい日本なので、あっという間に広がってしまう。新聞報道によると、大阪市の中学校の生徒たちは、朝7時、JR新大阪駅で、修学旅行の中止を校長先生から知らされたという。目的地のディズニーランドには、初めて行く子もいたかもしれず、そのショックは計り知れない。

うちの息子の中学は、修学旅行に出ている間、神戸でインフルエンザの国内感染者がでたというニュースが流れたので、間一髪で行くことができた最後の集団かもしれない。本当にラッキーとしかいいようがない。息子は、シカゴ日本人学校の中学部の修学旅行がボストンだったので、行きたくてかなりくやしがっていた。小学6年生のときのワシントンDCのみんなの生き生きした写真の姿の記憶もまだ鮮烈に残っている。それほど、級友とともに行く最後の学年の旅行というのは、忘れがたいものだろう。今回のことで、京都奈良でも息子にとって記憶に残るものになったに違いない。

そして、今週の始めに、うちの近所の友達も多い中学校の関西方面への修学旅行の中止または延期が決まった。前述の大阪の中学校といい、今回の騒ぎで修学旅行にいけなくなった中学生たちの心情を思うと、やりきれなくなる。インフルエンザは、薬で治っても、生徒たちの学生生活における一生の思い出は、もどってこない。社会全体に波及し、経済活動が滞るのをおそれた上での処置であろうが、同じ中学生を持つ親として、彼らが犠牲になるのは、やはり納得がいかない。

今日、下の息子が小学校から帰ってくるなり、「埼玉でも新型インフルエンザがでるかもしれないんだって!そうしたら、学校は休校になるんだって!」と興奮して話す。昨日まで関西での学校の休校騒ぎを人事だと思って見ていたけど、明日はわが身。でも、私の大事な仕事である小学校の英会話の授業も遅れてしまうし、1日中外にも出れない息子たちは・・・そして親たちは・・・