やわらかな日々~の

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知らないこと 知っていること

2024-07-09 13:30:26 | 日々のこと

「この水は飲めません」

という注意書きが読めませんw

 

 

空気が重すぎて息が苦しいほどの湿度。雨が降る前の眠気は猫と同じ。 

日曜日に比べれば気温だけはましだった月曜日。 

夫が・・・・夫の本は片付けられないと言っていた本が!(主に雑誌)玄関に積みあがっておりました。(驚)

ひもでくくって、1メートル以上に積み重なったそれらは 最近流行のスーパーの資源ごみ回収場所でポイントに変換されまして

重さが31キロ! なんと 金曜日に捨てた粗大ごみ以上の重さ。

紙を侮るなかれ(A4サイズの上質紙) 

すっきりした本棚にはPが集めた本類が入る予定

結局また本なのだけど、私がただ「捨てろ!片付けろ!」と口酸っぱく言ってもだめなのに

「Pの置いてった本を入れたいのよ~」と言ったとたんに夫 動きました。 むむー。

 

回収に出して、その足で「アジサイ」を見に行こう!と 信州の鎌倉「あじさい小径」へ 今が見頃~。

独鈷山の北側のふもとには鎌倉時代に建立された寺社が点在しており その中の「龍光院」は塩田北条氏の菩提寺で

今回初めて行ってみました。(参道を登るのを躊躇して今まで遠慮してたけど門前に駐車場があった!)

 

こんな地元でも、まだ知らないところあるんだなあ。 

もう知らないことだらけで61年も過ごしてるよ。 

飲めないけど手は洗える。冷たくて気持ちのいいお水。

 

うちは夫婦で趣味も思考も全く違うので、夫の本棚に私の読みたいものなどないと思ってたけど、案外流行りものも入ってたりして

重松清を見つけたときは「え?」ってちょっとびっくりした。

 

わたしもそれも読んだことは無くて、ちょっとラッキー♪な気分で読み始めたけど

うーん。 なんというか。作者は私と同じ年の生まれなので、子供時代の話だと時代背景とかすごくわかりすぎて

その時に流行ったこととか、子供同士の関係とか 忘れてたことをどんどこ掘り起こされるような感覚。

でも、それを懐かしむ気持ちは無くて、 むしろ、もういいよと

同窓会を断るときと同じ感覚になっている。

 

まあ、この本の内容が同窓会から始まっていて(40歳手前)自分もその齢の時に同窓会があって行ってみたものの

「行かなければよかった」という後悔しかなかったので、その時の気分を思い出したせいもある。

あれ以来、地元に残った人たちだけの小さな同級会に誘われたりもしたけど、一度も参加したことは無い。

最近じゃ、この年齢ってむしろ子育て時期より忙しい人が多いせいか、かけらもそんな話は無いし

いつも声がけしてくれた友人も、親の介護と孫の子守で忙しくてそれどころじゃない様子。

仕事だって、どこも定年延長で、まだまだ現役ばりばりだろうしね。

 

夫とお寺見つけて「こんなとこにあったんだ~~!!」なんて喜んでる自分。呑気なものよ。

 

二十歳の頃、自分の進みたい方向に向かって都会に出るひとを見送りながら、自分は方向を見失い

歯がゆく、悔しく、悲しく  あの頃の流行の都会っぽい歌が嫌いで

そのキラキラしたものと正反対に 田舎の どん底のような生活を垣間見ながら、泥だらけで動けなくなる自分を比較し。

 本当は、ただ羨ましかった  それだけなんだろうけど。  うらやましいなんて 絶対に、言えるはずがなかった。

思ったら 負けだと  

自分はこれを(このどん底を)知っていなかったら ただのバカな大人になるだけだと。 言い聞かせてないとやってられなかった。

 

 

二十歳の自分に 教えてあげたいのは  

「未来はけして悪くない」

 

うらやましいだなんて ひとつも思わない心の自由を 今知っている。

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