Kukuna'okala Essay&Diary

Kukunaokala Nakamura official blog

手術の日

2006-04-01 | アキレス物語
去年の「今日」はアキレス腱を繋ぐ手術の日だった。ちょうどこの時間手術室に入ったと思う。ひんやりと殺風景な手術室をよく覚えている。心細かったなぁ・・いつもたくさんの人に囲まれて毎日を過ごしているのにこの日は一人だった下半身麻酔だからその時は痛くはなかったけど、その後は結構辛かった。
アキレス腱を切ってから自分で歩けるようになるまでいつも考えていた事がある・・それは「来年の今頃はどうしているだろう」という事。永遠に歩けない気がして、何の希望も持てなかった。「もうどこへも行けない」「もう踊る事はできない」そして「来年の今頃は・・」と続く。辛くて悲しい春から初夏へ向かう時期だった。それが今こんなにアクティブに過ごしている<アキレス腱断裂1周年>と題してプチ旅行に出かけ、去年は見られなかった桜の下をくぐり、何時間もの運転もできる、マイ&クウを引っ張り(引っ張られ)1時間も歩き続ける、そして何より踊ってる去年を思うとこの現状が信じられない。もし去年の今頃この様子が分かればあんなに泣かなかったのに・・。けれどあの時期があり、今があるのだと自分では分かっているけど。たくさんの生徒に励まされ、たくさんの人の助けを借りた。それを忘れずに過ごしていこう(私の性格は喉元過ぎれば・・なんだけど)
今は多忙の中に身を置けるだけでも幸せだと感じている。

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